2018年12月5日水曜日

アップルズ(Apples)

科学者が生み出したトリックテイキングゲーム

アップルズはハーツ系のトリックテイキングゲームです。
4人用のゲームで個人戦になります。
のゲームは2009年イギリスのケンブリッジで開催された、第41回国際科学オリンピックにおいて、参加したアメリカチームのメンバーのうちの2人によって創作されました。
通常のトランプよりジョーカーを除いた52枚を使います。
強さは
A>K>Q>J>10>9>8>7>6>5>4>3>2
です。
このゲームは時計回りに進行します。



ディール

じゃんけんなど適当な方法で最初のディラーを決めます。
以降時計回りに持ち回りでディーラーを交代します。
ディーラーはシャッフルした後、各プレイヤーにカードを1枚ずつ裏向きのまま配ります。
各プレイヤーの手札は13枚になります。配り残りはありません。

ビッド

ディラーの左隣のプレイヤーから時計回りにビッドするかパスをします。
ビッドの時のみスートの強さが存在します。
ビッドのスートの強さ:
>>♣>♠
です。
ビッドする場合は切り札にしたいスートの後に交換する手札の枚数を宣言します。
ビッドする場合は直前のビッドより強い宣言をする必要があります。
つまり直前のプレイヤーより強いスートを宣言するか、交換する枚数を多く宣言します。
例えば直前のプレイヤーが「2」とビッドした場合は、「2」または「3」とビッドすればより強いビッドを宣言したことになります。
もし直前のプレイヤーが「♠3」とした場合、ビッドする時は交換する枚数を多く宣言しなければなりません。
宣言したスートがビッドした枚数以上手札になければなりません。
例えば「3」と宣言した場合は、手札にが3枚以上なければなりません。
が2枚しかない場合は、「3」と宣言することはできません。
ビッドしたくないまたはビッド出来ない場合はパスをします。
ルール上明記されていませんが、パスをした後でもビッドはできると思われます。
1人を除いて全員パスした場合はビッド終了となります。
最も強いビッドをしたプレイヤーがデクレアラーになります。
デクレアラーが宣言したスートが切り札になります。
もし一度もビッドがなく全員パスした場合は、ディラ-を交代せずに配り直しになります。

カードの交換

デクレアラーはビッドした数だけ切り札を裏向きに場に伏せます
以降各プレイヤーは時計回りにデクレアラーがビッドした数分、手札から任意のカードをと裏向きに場に伏せます。
つまりデクレアラー以外のプレイヤーは切り札以外でも場に出すことができます。
各プレイヤーが手札を裏向きに場に伏せた後、ディラーは場に伏せたカードを全て集めてシャッフルします。ディラ-は再度各プレイヤーが手札13枚になるようカードを配ります。


プレイ

プレイ開始前に各プレイヤーは手札から1枚裏向きに伏せます。
このカードを「ターゲットカード」と呼びます。
「ターゲットカード」と同じランクを2枚以上取った場合、より高い得点を獲得できます。
「ターゲットカード」はプレイ中使うことはありません。
「ターゲットカード」については後述します。
デクレアラーが最初のリードプレイヤーになります。
プレイはマストフォローのトリックテイキングになります。
つまり:
  1. リードで出されたスートがある場合は、必ずそのスートを出します。複数ある場合は、任意の1枚を出します。
  2. ない場合は、切り札を含め何を出してもかまいません。
切り札が出た場合は、切り札の中で一番強いカードを出したプレイヤーが勝ちます。
切り札が出ていない場合は、リードで出されたスートの中で一番強いカードを出したプレイヤーが勝ちます。
勝ったプレイヤーが次のリードプレイヤーになります。
全員の手札がなくなったら、1ディール終了です。

得点

1ディール終了後、取ったカードを集めランクごとに分けます。
取ったランクが1枚しかない場合は、得点にも失点にもなりません。
トリックで取ったカードの中で同じランクを2枚以上取った時のみ得点になります。
得点は下記の通りです。
「ターゲットカード」と同じランクのカードを1枚取った場合は、上記の得点を獲得します
「ターゲットカード」と同じランクのカードを2枚取った場合は、40点獲得します。上記のカードの得点は無視します。
「ターゲットカード」と同じランクのカードを3枚取った場合は、80点獲得します。上記のカードの得点は無視します。

ゲーム終了

ディール終了後いずれかのプレイヤーが250点以上達していればゲーム終了です。
最も得点が高いプレイヤーの勝利になります。

まだプレイはしていません。
読んだ第一印象は、良い意味で意地の悪いゲームだと感じました。
失点制のバリエーションのようですが、ターゲットカードとかみ合えば高得点が望めるゲーだと思います。
機会があれば一度遊んでみようと思います。

参考サイト
Wikipedia(Apples)

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