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2024年12月14日土曜日

ビンゴ

ビンゴは、ドミノを使った2人用のトリックテイキングゲームです。
W6・28枚を使います。
このゲームは66というトリックテイキングゲームがベースになっています。
7ゲームポイント以上先取すると勝利になります。

手札の配り方

適当な方法で最初のディラーを決めます。以降は持ち回りになります。
全ての牌を裏返しにシャッフルし裏向きのまま1枚ずつ配ります。
各プレイヤーの手札は7枚になります。
残りの牌は山札として、裏向きのまま場に残します。
ディーラーは山札のうち1枚を表にします。表向きにした牌が1つでも「0」が含まれている場合は、必ず「0」が切り札になります。そうでない場合は大きい目の方が切り札になります。
例えば表向きにした牌が🁨の場合は切り札は「0」、表向きにした牌が🁶の場合は切り札が「5」になります

牌の強さ

このゲームでは、切り札に関係なく、🁣が最も強い牌になります。
それ以外の牌は、スートでない方の目で一番大きい目ほど強い牌になります。
例えば「4」の目がスートの場合、4のスートの強さは
🁣>🂅>🂄>🂃>🂂>🂁>🂀>🁿
になります。

牌の得点

このゲームでは「0」の目は「7」として計算します。得点は下記の通りです。
・切り札のダブル牌:28点。例えば切り札が「3」の時、🁻は28点になります。
・ダブル牌以外の切り札:両目の合計。
・切り札以外の合計が10になる牌つまり🁦、🂑:各10点。
・切り札以外のダブル牌:両目の合計。
・上記以外の牌:0点
全合計点は、切り札により下記表の通り変動します。
山札がなくなるまでプレイした時のみ、最後のトリックに勝ったプレイヤーは追加で10点獲得します。

プレイ

勝利宣言がされていない、または山札から補充ができるうちは、メイフォローのトリックテイキングゲームになります。
つまりリードプレイヤーが出したスートを必ず出す必要はありません。
リードプレイヤーが手札から1枚場に出します。場に出した牌のうち、大きい目の方がスートになります。ただし切り札の目は強制的にその目がスートになります。
例えばリードプレイヤーが🂁を出した場合、「4」の目がスートになります。
もう一方のプレイヤーは、手札から1枚場に出します。このときリードプレイヤーが出したスートをフォローする必要はありません。
2人とも牌を出したら、次の通りトリックの勝者を決めます。
👉🁣が出ている場合は、🁣を出したプレイヤーが勝ちます。
👉切り札が出ていて🁣が出ていない場合は、切り札を出したプレイヤーが勝ちます。切り札が2枚出ている場合、スートではない方の目でより大きい目を出したプレイヤーが勝ちます。
👉上記以外でリードプレイヤーが出したスートをフォローしなかった場合は、リードプレイヤーがそのトリックを取ります。
👉上記以外でリードプレイヤーが出したスートをフォローした場合は、より強い牌を出したプレイヤーがそのトリックを取ります。

トリックで取った牌は裏向きにして自分の脇に置きます。取った牌は以降見ることはできません。
トリック終了後、トリックの勝者は、山札から補充します。または自分が合計70点以上取っていると思えば、勝利宣言します。
勝利宣言をすると以降山札から補充ができなくなります。
👉トリックを取ったプレイヤーが次のリードプレイヤーになります。
🙆山札から補充する場合は、まず直前の勝者が1枚補充し、次に敗者が残りの山札から1枚補充します。
切り札表示の牌は、残りが切り札表示1枚だけになった時点で取ります。
補充
🙅勝利宣言した場合は、切り札表示の牌を裏向きにします。以降ゲームが終わるまで、山札からの補充ができなくなります。
切り札表示の牌が裏向きになりますが、切り札が無効になったり、変わることはありません。
勝利宣言した場合、または山札がなくなった場合、次のトリックからフォローの規則が以下のように変わります。
👉リードプレイヤーが出したスートがあれば必ずそのスートを出さなければなりません。
👉リードプレイヤーが切り札を出した場合、切り札でそれより強い牌があれば、その牌をださなければなりません。該当する牌が複数ある場合は、そのうちの好きな牌を出すことができます。強い牌がない場合は、それより弱い切り札を出します。
👉リードプレイヤーが切り札を出した場合で、切り札が1枚もなく🁣がある場合は、🁣を出さなければなりません。切り札も🁣もない場合は、好きな牌を出すことができます。
トリックの勝者の決め方は、前述と同様になります。
取った牌は裏向きにして脇に置きます。トリックを取ったプレイヤーが次のリードプレイヤーになります。
👉手札がなくなれば、1ディール終了します。

ダブル

手札にダブル牌が2枚以上ある場合、「ダブル」を宣言することで追加点を得る可能性があります。
「ダブル」を宣言するには:
  • 宣言する前に少なくとも1トリック以上取っている必要があります。
  • リードでプレイする前に、取りたいダブル数を宣言します。このとき宣言した数以上のダブル牌を持っている必要があります。
  • ダブル牌でリードした後、宣言した残りのダブル数分ダブル牌を公開します。例えば「3」ダブルと宣言した場合、ダブル牌をリードした後、他のダブル牌2枚を公開します。
  • リードしたダブル牌でトリックに勝つ必要があります。勝った場合、公開したダブル牌のうち1枚をリードでプレイする必要があります。
宣言と得点は下記表の通りになります。
🁣でトリックに勝った場合は、上記の得点に加え追加で10点獲得します。
宣言したダブル数分トリックを取れば成功となり、追加点を獲得します。
リードの際手札にダブル牌が7枚ある場合は、公開することで無敵が成功したことになります。その時点で1ディール終了します
ダブル牌7枚持っているプレイヤーは3ゲームポイント獲得します。
宣言したダブル数に達する前にトリックに負けてしまった場合は、失敗になります。
失敗した場合は、追加点は一切獲得できません。
失敗した場合、公開した残りのダブル牌を手札に戻します。
ダブル牌7枚持っていて自分がリードではない場合、そのうちの1枚をトリックで取った後、残りの6枚を公開します。その時点で1ディール終了し、公開したプレイヤーは1ゲームポイント獲得します。

ディールの終了

ダブルによるディール終了も、勝利宣言が起きなかった場合は、山札もなくなった後お互いの手札がなくなれば、1ディール終了となります。
1ディール終了後、ダブルの宣言でゲームポイント獲得した場合以外は、次の通りゲームポイントを計算します。
  • 合計70点以上獲得し、相手プレイヤーが30点以上70点未満の場合:70点以上獲得したプレイヤーが1ゲームポイント獲得
  • 合計70点以上獲得し、相手プレイヤーが30点未満の場合:70点以上獲得したプレイヤーが2ゲームポイント獲得
  • 合計70点以上獲得し、相手プレイヤーが1トリックも取っていない場合:70点以上獲得したプレイヤーが2ゲームポイント獲得
  • 勝利宣言をしたプレイヤーの合計点が70点未満の場合:相手プレイヤーは2ゲームポイント獲得
合計で7ゲームポイント以上獲得したプレイヤーがいた場合、ゲーム終了となります。
合計で7ゲームポイント以上獲得したプレイヤーの勝利になります。

ゲームポイントの獲得方法については、かなり意見が分かれているようです。
このブログでは下記の参考サイトを参考にゲームポイントを掲載しました。

参考サイト

2024年1月15日月曜日

Domino Cribbage

ドミノクリベッジ(クリベッジドミノ)は、ドミノW6を使った2人用ゲームです。
Sir John Suckingが1600年代にトランプのクリベッジを考案し、第2次世界大戦中にイギリスの空軍でドミノクリベッジが遊ばれたそうです。
トランプを使ったクリベッジとほぼ同じルールですが、ドミノ牌ならではの状況が生まれ面白いゲームです。
👉プレイ人数:2人
👉使用するドミノ:ドミノW6・28枚。
👉ゲームの目的:61点以上先取
あらかじめクリベッジボードをご用意ください。ない場合はチップやスコアシートで代用してください。


ドミノ牌の構成

ドミノのW6は次の28枚の牌からなります。
🁣🁤🁥🁦🁧🁨🁩
🁫🁬🁭🁮🁯🁰
🁳🁴🁵🁶🁷
🁻🁼🁽🁾
🂃🂄🂅
🂋🂌
🂓
🁣のようなブランクは0と見なします。
つまり上記の牌は、左上から:
[0-0]、[0-1]、[0-2]、[0-3]、[0-4]、[0-5]、[0-6]、
[1-1]、[1-2]、[1-3]、[1-4]、[1-5]、[1-6]、
[2-2]、[2-3]、[2-4]、[2-5]、[2-6]、
[3-3]、[3-4]、[3-5]、[3-6]、
[4-4]、[4-5]、[4-6]、
[5-5]、[5-6]、
[6-6]
となります。
上記の通り、ドミノ牌では1つの牌の真ん中に境界線が引かれており、境界線を挟んで2つの目がかかれています。
ドミノクリベッジでは、2つの目を合計した値を使ってゲームをします。

ディール

シャッフルし裏向きにしたドミノ牌を各自1枚ずつ引きます。
両目の合計が一番高いプレイヤーが最初のディーラーになります。
同じ値の場合は、決着が着くまで引き続けます。
ディーラーは使用する牌をシャッフルした後、各プレイヤーの手札が6枚になるよう、裏向きにして牌を1枚ずつ配ります。
各プレイヤーの手札は6枚です。
配り残りの牌は裏向きのまま一カ所集めておきます。これを山札と呼びます。
以降のディーラーは持ち回りで交互に交代します。

クリブ

同時進行で行います。
各プレイヤーは配られた牌を見た後、6枚の中から2枚を裏向きにして脇に置きます。
ノンディーラーは脇に置いた2枚を裏向きのままディーラーに渡します。
ディーラーは渡された2枚を自分が脇に置いた2枚と一緒にします。これがクリブになります。
クリブはプレイが終了するまで見ることはできません。


プレイ

プレイ開始する前にノンディーラーは、山札のうち1枚の牌を表向きにします。
山札の表向きにした牌のことを「スターター」と呼びます。
ノンディーラーが最初にプレイします。ノンディーラーは手牌から好きな牌を1枚表向きにプレイします。
その後ノンディーラーは、プレイした牌の合計を宣言します。例えば🁷は「8」、🁥は「2」と宣言しますこの宣言した値を「場の値」と呼びます。
ノンディーラーがプレイした後、ディーラーは手牌から好きな牌を1枚表向きにプレイします。
その後ディーラーは、すでにプレイされた牌と今プレイした牌の合計して、場の値を宣言します。
例えば🁷が出されていて、🁾をプレイした場合、場の値は「17」になります。
以降場の値が31になるまで交互にプレイします。
場の値が31を超えるような牌を出すことはできません。
場の値が32以上になる手牌ばかりであれば、「ゴー」を宣言します。
「ゴー」を宣言した後、相手が「ゴー」を宣言するまで手牌を出すことはできません。
2人とも「ゴー」を宣言したら、お互いに出した牌を脇によけます。
場の値を「0」にリセットし、最初に「ゴー」を宣言したプレイヤーから牌をプレイします。
プレイの途中で手牌がなくなった場合、その時点で自動的に「ゴー」宣言をしたことになります。
プレイの途中でいずれか1人の手牌がなくなったとしても、相手に手牌がある場合はプレイを続けます。

プレイ中の得点

プレイの途中に以下のいずれか1つに該当した場合、該当の牌を出したプレイヤーが即座に得点を獲得します。
  • 場の値がぴったり「15」になる(フィフティーン):2点
  • 直前の牌の合計と今プレイした牌、2枚の合計が同じ場合(ペア):2点
  • 1枚目、2枚目の合計が同じで、3枚目の合計が同じ場合(トリプレット):6点
  • 1枚目、2枚目、3枚目の合計が同じで、4枚目の合計が同じ場合(フォース):12点
  • 牌の合計が3枚以上のシークエンスになる場合(ラン)。3枚以上のシークエンスになっていれば、[4-6-5]、「6-4-5」等と順番になっていなくてもかまいません。:ランになっている牌1枚につき1点
  • 場の値がぴったり「31」になる(サーティワン):2点
  • 場の値が31になる前に相手が「ゴー」を宣言した:もう一方のプレイヤーは1点
  • 相手に手牌がなく、場の値が31になる前に手牌から最後の牌をプレイした:1点
フィフティーンの例
🁧の後に🂌を出せばフィフティーン(2点獲得)になります。
🁬の後に🂓を出せばフィフティーン(2点獲得)になります。
ペア、トリプレット、フォースの例
🁵の後に🁩🁻🁵🁯のいずれかを出せばペア(2点獲得)になります。
🁵🁩の後に、🁻🁵🁯のいずれかを出せばトリプレット(6点獲得)になります。
🁵🁩🁻の後に、🁵🁯のいずれかを出せばフォース(12点獲得)になります。
🁵🁩🁻🁵の後に、🁣を出してもフォースの得点は獲得できません。
ランの例
🁳🁯の後に牌の合計が「5」になる牌(🁨🁮🁴)を出せば3点獲得します。さらにフィフティーンの得点2点を獲得し、合計5点獲得します。
🁳🁯🁮の後に🁣を出してもランの得点は獲得できませんが、フィフティーンの得点は獲得します。
相手がフィフティーン、サーティワンを獲得した後、🁣を出せばフィフティーンまたはサーティワンの得点を獲得します*。
*31の後にW0を出された場合に限り、31を成立したプレイヤーに1点、W0を出したプレイヤーに1点でも良いかと存じます。

プレイの終了

2人とも手牌がなくなったらプレイ終了です。


プレイ終了後の得点

最初にノンディーラーから手牌の得点を計算します。
手牌の得点はスターターの牌を含めて、次の条件に該当すれば得点を獲得します。
複数の条件に該当する場合、該当する条件を全て含めて得点計算します。
また複数の組み合わせで成立する場合は、その組み合わせ全てを得点にします。
  • 2枚以上の牌の合計がぴったり「15」:2点
  • 2枚の牌の合計が同じ場合(ペア):2点
  • 3枚の牌の合計が同じ場合(トリプレット):6点
  • 4枚の牌の合計が同じ場合(フォース):12点
  • 牌の合計が3枚以上のシークエンスになる場合(ラン):ランになっている牌1枚につき1点

フィフティーンの例
スターター🁮、手牌🁴🂋🂅🁼の場合:🁮🂅🁮🂋🁴🂅🁴🂋がフィフティーンになります(合計8点、さらにペアの合計点4点、合計12点)。
ペア、トリプレット、フォースの例
スターター🁮、手牌🁴🂋🂅🁼の場合:🁮🁴🂅🂋がそれぞれペアになります(ペアの合計4点、さらにフィフティーンの合計点8点、合計12点
スターター🁮、手牌🁴🁨🂅🁼の場合:🁮🁴🁨がトリプレットになります。(トリプレットの点数6点、さらにフィフティーンの合計点6点、合計12点
スターター🁩、手牌🁵🁻🁯🁼の場合:🁩🁵🁻🁯がフォースになります。(フォースの点数12点
ランの例
スターター🁮、手牌🁴🂋🁯🁼の場合:🁮🁯🁼🁴🁯🁼がランになります(ランの合計6点、さらにフィフティーンの合計点4点、ペアの合計点2点、合計12点)。

その後ディーラーも同様に手牌の得点を集計します。集計後さらにディーラーはクリブの得点を集計します。
手牌とクリブの得点計算は別々に行います。

ゲーム終了

得点計算中にいずれか1人の合計点が61点以上になった時点でゲーム終了となります。
61点以上になったプレイヤーの勝利です。
ノンディーラーの得点計算中に61点以上になった場合は、ディーラーの得点計算は行わずにゲーム終了となります。
プレイ中に得点が発生し、いずれか1人の合計点61点以上になった場合、その瞬間にゲーム終了となります。
61点以上になったプレイヤーの勝利です。

参考サイト


2020年12月19日土曜日

シグナルの話

 シグナルのあるトリックテイキングゲーム・よもやま話

今回はシグナルのあるトリックテイキングゲームに関する記事になります。
かなりとりとめもない内容になりますが、読んでいただけると幸いです。
シグナルとは、パートナーに自分の手札を知らせる行為です。
ほとんどのトリックテイキングゲームでは、カードの情報をしゃべることは禁止されています。
その代わり、手や口などを使って相手に自分のカードの情報を知らせることを許容するゲームがいくつかあります。
シグナルがOKなゲームはペア戦がほとんどなのですが、個人戦でシグナル、またはシグナルに近い行為をするゲームがあります。

ツーペン(Toepen)

ツーペンの特定の行為がシグナルにあたるかどうかは、意見が分かれるかもしれません。
私の中ではシグナルになるかなと思いましたので紹介します。
ツーペンでは「10」が最も強いカードになります。
  • 手札に「10」が3枚ある場合、口笛を吹かねばなりません。
逆に「J」は最も弱いカードになります。
  • 手札に「J」が3枚ある場合、口笛を吹いてもかまいません。
口笛が吹けない場合は、大声で歌います。
  • 手札に「10」が4枚ある場合、必ず立ち上がります。
  • 手札に「J」が4枚ある場合、立ち上がってもかまいません。
シグナルとは関係ありませんが、カードの交換の際、相手の交換カードに「チャレンジ」をかけられるのが、他のトリックテイキングゲームと変わっていて面白いです。
この記事を書くに当たり、ツーペンのルールを確認しましたが、異質なトリックテイキングゲームだと改めて感じました。
参考サイト


動作を伴うシグナルを使うトリックテイキングゲーム

先日紹介しましたバッテンのように、何かのしぐさで自分のカードの情報を伝える、この手段が一番多いように感じました。
例えばバーバリア地方のバッテンでは、唇をとがらせたり(Kを持っている)、指を使ったシグナルがあります。
またアリュエットでは親指を立てる(9を持っている)、小指を立てる(9を持っている)など、というシグナルがあります。
アリュエットはルール自体はシンプルなのですが、かなりカードの強さが複雑なゲームです。
シグナルを覚えるのにも苦労しそうですし、アリュエットを遊ぶにはちょっと大変かもしれません。
アリュエットで個人的に面白いシグナルだと感じたのは、
  • 手を心臓に当てる:3を持っている
  • 書くまねをする:♠2を持っている
でしょうか。
参考サイト
アリュエット
またトリュックでは、7を持っているシグナルで「にやりと」します。
トリュックを遊んでいるとき、うかつに笑顔を浮かばせないように気をつけないといけません(苦笑)。
参考サイト
トリュック
それ以外に面白いシグナルとしては、サタットというトリックテイキングゲームで、そのスートが最後の1枚を表すために使うシグナルでしょうか。
プレイする際、そのカードでテーブルを擦ることで、そのスートが最後の1枚だと言うシグナルになります。

ちょっとテーブルが汚いところでは、あまりしたくないシグナルですね。
参考サイト
サタット
またマラフォンで似たような意味のシグナルに、「カードを投げてゆっくりテーブルに着地させる」があります。
このシグナルはリードで出したスートが最後の1枚であることを表します。
投げて、テーブルから落ちてとんでもないところにカードが言ってしまいそうですが。。。
またリードしたカード以外に低いカードが1枚以上表すシグナル:「カードをすばやくテーブルにすべらせる」も変わっていて面白いです。
参考サイト
マラフォン
カードを投げるシグナルと言えば、タロットを使ったトリックテイキングゲームの「オットーチェント」があります。
このゲームでもリードで出したスートが最後の1枚であることを表すシグナルとして:
リードするカードを軽く空中に投げ出して、カードがすこし飛ぶようにする
があります。
うっかり飛ばしすぎて、カードが取れないところに落ちなければ良いのですが・・・。
参考サイト
オットーチェント

プレイするカードでシグナルを表すトリックテイキングゲーム

動作やしぐさではなく、プレイで特定のカードを出すことでシグナルにするトリックテイキングゲームもあります。
クラフェルヤスでは、弱いカード(7,8,9)を出した時、そのスートのAを持っているというシグナルになります。
また出したカードと同じ色で異なるスートを持っていることを示すシグナルプレイをすることもできます。
ただ意図を読み取るにも、プレイで示すのも至難の業に思えます。
参考サイト
クラフェルヤス
マドラッソでは:
最初下のランクの数札を捨札し、次に同じスートのそれより上を捨札すると、そのスートをリードしてほしいというシグナルになる。

などというように、特定の条件下で出すことでシグナルにしています。

その通りに出せる手札であれば、これはこれで思い通りに出せない気がします。

参考サイト
マドラッソ
ドミノのトリックテイキングゲーム「42」では、事前に協議する必要がありますが、特定の牌
だすことでシグナルにするようにできるようです。
参考サイト
42

トリックテイキングゲーム以外にもシグナルがあるゲームがあります。
ムスやDavid Parlettのコンチェルトもシグナルがあります。
シグナルは覚えるのに一苦労しますし、せっかくシグナルを送ったとしてもパートナーがその意図に気づくかは怪しいところですが、それでもプレイの幅を広げる手段であることは間違いありません。
私もせめて1ゲームぐらいはシグナルを覚えておきたいところです。

2019年6月12日水曜日

3位狙ってだいたい失敗するやつ

「3位狙ってだいたい失敗するやつ」は、
すづきさんの創作ドミノ本「ドミノオリジナルルール集」収録されているゲームの1つになります。
2回ほど遊んでみた感想を書きます。

概要

使用するドミノ:W9(ブランク牌10枚は使用しません)
プレイ人数:3~5人
このゲームではW9のうち、ブランク牌10枚をゲームから除外します。
さらに4人の場合は、ランダムで1枚取り除きます。
ランダムで除かれた牌は全員に公開します。
使用する牌を写真のようにピラミッド状に積んみます。
ジャンケンなど任意の方法でスタートプレイヤーを決めてゲームを開始します。

プレイ方法

スタートプレイヤーから時計回りで牌を必ず1枚取ります。
取らずにパスすることはできません。
取れる牌は、に牌が1枚も乗っていない牌であれば、どれでも取れます。
取った牌は奇数枚目(1枚目、3枚目、5枚目・・・)であれば、裏向きにして自分の目の前に置きます。
裏向きに置いた牌は、ゲーム終了するまで自分を含め誰も見ることは出来ません。
偶数枚目(2枚目、4枚目、6枚目・・・)の場合は表向きにして重ねます。

ゲーム終了

全ての牌がなくなったらゲーム終了です。
ゲーム終了後得点計算します。
得点は牌の目1~9ごとに行います。つまり9回決算をします。
各目ごとに最も多く取ったプレイヤーごとに順位をつけます。
1位は取った枚数に関係なく、その目そのものが得点になります。
つまり1の目であれば1点、6の目であれば6点、9の目であれば9点になります。
2位は取った枚数に関係なく、その目そのものが失点になります。
つまり1の目であれば-1点、6の目であれば-6点、9の目であれば-9点になります。
3位は取った枚数、目にかかわらず10点になります。
もし同数だった場合は、該当のプレイヤー全員がその順位になります。
例えば8の目で、1人が4枚、2人が3枚でタイだった場合、4枚のプレイヤーは8点、3枚のプレイヤーは全員-8点になります。
得失点を集計し、得点が多いプレイヤーの勝利になります。

なかなか面白いゲームでした。
取った牌の約半分を非公開にしているところや、得点配分がこのゲームの良いスパイスになっています。
どの牌を取るべきか悩ましく、1位を狙うあまりうっかり他の目で2位になってしまい、失点を食らうことも。
また3位狙いのつもりが2位になってしまうなど、作者のつけた狙い通りのゲームになっています。
ただ難を言うと、ゲームの中盤で1位が確定するプレイヤーがわかってしまう場合が多く、そうなると途端に消極的なプレーになり、プレイ感もちょっと重苦しく感じました。
2位になると何枚取っても失点が変わらないので、どうしてもあきらめムードになります。
好みが分かれるゲームですが、遊んでみることをお勧めします。
また3人だと必ず全員得失点にからむため、4、5人の方がいいかもしれません
何より貴重なドミノの創作ゲームを考案いただいた、すづきさんにお礼を申し上げたいと思います。
創作ドミノを考案いただき、有り難うございました。

2017年6月19日月曜日

ブキ(Buki)

オーストリアでプレイされている、「オーストリア・ドミノ」のバリエーションゲームです。
4人用のゲームです。
本来はW8のドミノを使いますが、市販されていませんので、W9を使います。
W9を使う場合:9の目を持つ牌10枚を除きます。
その後ダブル牌を全て除きます。全部で36枚になります。
このゲームではチップを使います。
またこのゲームではゲーム終了に関して、明記されておりません。
ゲーム前にプレイする参加者同士で、ゲーム数を事前に決めておくと良いでしょう。

準備

各プレイヤーにチップを均等に配ります。
初期のチップ数はゲーム開始前に相談して決めてください。
最初の親は、賭けるチップの最低数と最高数を決めます。
通常の最高額は最低額の3倍です。
最初の親の決め方は後述します。

ディール

使うドミノ全てを裏向きにシャッフルし、各プレイヤーに6枚配ります。
各プレイヤーの手札は6枚になります。
残ったドミノは裏向きのまま脇に置きます。
残ったドミノはゲーム中使うことはありません。

プレイ

最初の親は、手札に両目の合計が最も大きい牌を持っているプレイヤーです(最大は[8-7]の15になります)。
もし複数いる場合は、対象の牌の目で大きい方の目を持っているプレイヤーになります。
親が最初のスタートプレイヤーになります。時計回りに進行します。
最初に出す牌はどれでもかまいません。
以降は両端の目と同じ目の牌があれば、必ず出さなくてはなりません。
複数ある場合は、そのうちのどれか1枚を出します。
ない場合は、パスをします。
このゲームではドミノの伸びる方向は、2方向のみです。途中で分岐しません。

賭け

親以外のプレイヤーは、自分の3回目のプレイの前までに、賭けを行わなければなりません。
賭ける額は最低額以上、最高額以下です。賭けないことはできません。
また途中で賭けるチップを増やすこともできません。
賭けたチップは自分の目の前に置きます。

プレイの終了

誰かの手札が全て出し切ったらその時点でプレイ終了になり、そのプレイヤーが勝者になります。
または全員が手札がある状態でパスが一周した場合もゲーム終了となります。
この場合は、手札のドミノの目を全て合計し、最も合計数が少ないプレイヤーが勝者になります。
もし最も合計数が少ないプレイヤーが複数いる場合は、引き分けになります。
プレイ終了後、親以外のプレイヤーが新たな親になった場合は、1回めのプレイの前に賭けを行います。

チップの精算

勝ったプレイヤーは自分の賭けたチップを戻し、賭けた額の2.5倍を親からもらいます。
負けたプレイヤーの賭けたチップは、全て親がもらいます。
親が勝った時は、他のプレイヤーの賭けたチップ全てをもらいます。

次のゲーム

次のゲームの親は前回の勝者になります。
もし引き分けの場合は、賭けたチップは次回のゲームへと持ち越しになります。
引き分けであっても、次のゲームの賭けは通常通り行います。

観戦者の賭け

このゲームでは、プレイ参加しない観戦者も賭けをすることができます。
観戦者はどのプレイヤー勝つかを賭けます。
ただし親は観戦者の賭けを断ることもできます。
観戦者ごとに賭けを承諾してもかまいません(観戦者Aは賭けOK、観戦者Bは断る)。
観戦者はゲーム中、アドバイスなど口をはさむことはできません。
賭けが当たった場合に観戦者が得るチップ数は明記されておりません。
観察者とプレイヤー同士で、予め決めておくと良いと思います。

別のルール

・各プレイヤーの手札を7枚にします。
・プレイヤーは4回目のプレイの前に賭けをするというルールもあるようです。
このルールの場合、親がそのルールを断ることもできます。
このゲームでは下の写真のように交互に重ねて置いてプレイするようです。
慣れないとわかりづらいだけですので、普通においてプレイした方が良いと思います。



1度プレイしましたが結構面白かったです。
Pagatでは似たようなゲームで「プレ」、このゲームの元のゲーム「オーストリア・ドミノ」も紹介されています。
「プレ」に関しては、また別途紹介したいと思います。
参考サイト
Pagat
Wikipedia(ドイツ語)

2016年12月22日木曜日

レバリ(Reveille)


レバリはドミノW6を使った2人用のトリックテイキングゲームです。
W6・28枚を使います。
このゲームは42とジャーマンホイストを足して2で割ったようなゲームです。
ゲームの目的は、前半戦で手札を整え、後半戦で得点を獲得します。
このゲームの説明の前に、ドミノのトリックテイキングゲームについて、簡単に説明します。

ドミノのスートと牌の強さ

ドミノ牌には本来スートを識別するマークがありません。そこでドミノでトリックテイキングゲームをするときは、2つの目のうち片方をスート、もう片方をランクにします。
例えば[5-3]の牌では、
  • [3]がスートの時はランクが[5]
  • [5]がスートの時はランクが[3]
になります。
スートの決まりかたは後述します。
各スートで一番強い牌はダブル牌になります。
切り札
このゲームでは切り札が存在します。
切り札になった目は、強制的にその目がスートになります。
例えば切り札が[4]の場合、[4-0]、[4-1]、[4-2]、[4-3]、[4-5]、[4-6]、[4-4]は全て[4]のスートに属します。
さらにリードプレイヤーが「1」のスートとして[1-3]を出し、[1-0]、[1-4]を持っていたとします。
この時、[1-4]は切り札[4]扱いになるため、[1-0]を出さなくてはなりません。

点数

このゲームでは後半戦のみ得点が獲得できます
前半戦では点数は全くつきませんので、気をつけてください。
トリック中、目の合計が「5」になる牌、[0-5]、[1-4]、[2-3]を取ると、1枚につき各5点獲得できます。
合計で15点になります。
トリック中、目の合計が「10」になる牌、[4-6]、[5-5]を取ると、1枚につき各10点獲得できます。
合計で20点になります。
1トリックにつき1点つきます。合計で7点になります。
得点の合計は全部で42点になります。
もし前半で得点になる牌を取った場合は、表向きにして脇に置くことをお勧めします。


ディール

最初のディラーはじゃんけんなど適当な方法で決めます。以降は1ゲームごとに交代します。
シャッフルした後、各プレイヤーに裏向きに7枚ずつ配ります。
残った牌は裏向きのまま「山札」として、場に置きます。
ディラーは山札のうち、1枚を表向きにします。
ディラーでないプレイヤーが最初のリードプレイヤーになります。
ゲームは前半戦と後半戦に分かれます。

前半戦

前半は後半戦に向けて、うまく手札を整えるのが目的です。
前半戦では得点は全く入りません。
前半戦はメイフォローのトリックテイキングゲームになります。
切り札はありません。
リードプレイヤーが出したスートをフォローする必要はありません。
リードプレイヤーはどの牌でも出すことができますが、大きい目の方がスートになります。
例えばリードの時に[2-4]の牌を出した場合は、[4]がスートになります。
フォローする必要はありませんが、フォローしないと勝つことはできません。
フォローした場合は、より強い牌を出したプレイヤーがトリックを取ります。
出した牌は、1ゲームが終わるまで使いませんので、裏向きにして脇に寄せておきます。
このゲームに慣れるまでは、得点になる牌を取った場合は、表向きにして脇に置くことをお勧めします。
トリックを取ったプレイヤーは、表向きになっている牌を手札に加えます
負けたプレイヤーは、裏向きの牌を相手に見せず手札に加えます(自分だけ見ます)。
その後、ディラーは山札のうち1枚を表向きします。
トリックに勝ったプレイヤーが次のリードプレイヤーになります。
山札が全てなくなったら前半戦終了です。

後半戦

後半戦をプレイする前にビッドをします。
前半戦で最後に勝ったプレイヤーが最初にビッドするか、パスをします。
ビッドは最低4です。
最高ビッドは通常は42です。
もし前半戦で得点になる牌が出た場合は、その牌の目の合計を差し引いた値が最高ビッドになります。
例えば前半戦で[1-4]、[4-6]が出された場合は、42-15(5+10)=27が最高ビッドになります。
もう一方のプレイヤーがビッドする場合、直前のプレイヤーがビッドした値より高い数を宣言します。
どちらかがパスをするか、最高ビッドをすればビッドは終了します。
より高いビッドをしたプレイヤーが「デックレアラー」になります。
デクレアラーは切り札を決めることができます。
切り札は「0」~「6」の目のいずれか1つを宣言するか、または切り札なしを宣言することもできます。
また最高ビッドを宣言した時のみ「ネロ」を宣言できます。
「ネロ」は1トリックもとらない宣言になります。
「ネロ」を宣言した場合は、切り札はありません。
デクレアラーが最初のリードプレイヤーになります。
リードプレイヤーはどの牌でも出すことができますが、大きい目の方がスートになります。
後半戦はマストフォローのトリックテイキングゲームになります。
リードプレイヤーが出した目の牌を持っていれば、必ずその牌を出さなくてはなりません。
ない場合に限り、好きな牌を出すことができます。
トリックに勝ったプレイヤーは、出ている牌を自分の脇に置きます。
トリックに勝ったプレイヤーが次のリードプレイヤーになります。
7トリック終了後、1ゲーム終了です。


得点

デクレアラーがビッド以上の点数を取っていれば、デクレアラーが1点獲得します。
デクレアラーがビッドより少ない点数の場合は、相手が1点獲得します。
どちらかのプレイヤーが7点獲得したら、そのプレイヤーの勝利です。