参ったな……急な仕事の電話から戻ったら、全部の卓がプレイ中だ。
しかもどの卓もそれなりに時間がかかるやつだ。うわ! あそこの卓はヘゲモニーか。
スイッチはさすがに持ってきてないな。
さっきの電話で思ったより通話が長引いてスマホのバッテリも心許ない。
おまけにトランプも忘れてしまった。
……お、前にゲムマで買ったタロットならある。出る前に気まぐれに入れた俺、ナイス。
よし。タロットでソリティアを遊ぶか。
第2話「フレンチタロット・ソロ」
「フレンチタロット・ソロ(French Tarot for Three solo variant)」はMs.Karen Robinsonがフレンチタロット・3人用ルールから考案したバリアントゲームになります。
ゲームの終了条件は特に決まっていません。プレイする前にあらかじめディール数を決めておきましょう。
👉プレイ人数:1人
👉使用するカード:タロットデッキ78枚を使用します。
👉カードの強さ:それぞれの強さは次の通りです。
キング(R)>クイーン(D)>カバロ(C)>ジャック(V)>10>9>8>7>6>5>4>3>2>1
他に21枚の切り札スートと、エクスキューズがあります。カードの隅に黒い星印がかかれたカードになります。
切り札スートの強さは数字の大きい順になります。つまり切り札の中で21が最強で1が最弱です。
エクスキューズは特別なカードになります。
エクスキューズがない場合は、愚者(0)のカードで代用します。
カードの得点
各カードの得点は次の通りです。
切り札の21、切り札の1、エクスキューズの3枚を「ウドレ」と呼びます。
このゲームでは常にプレイヤーがビッドに勝利しデクレアラーになります。
プレイして成功するためには、決められた点数以上のカードを取らなければなりませんが、 その点数は取ったウドレの数により変わります。
ディール
フレンチタロット・ソロでは、プレイヤー以外に2人の仮想プレイヤーがいます。仮想プレイヤー含めてカードを配ります。
使用するタロットを裏向きのままシャッフルした後、自分と2人の仮想プレイヤーに4枚ずつ6回配ります。1回配った後、中央に裏向きのまま1枚配ります。
各プレイヤーの手札は24枚、中央のカードは6枚になります。中央弐配られたカードを「キティ」と呼びます。
なおプレイヤーの左隣の仮想プレイヤーを「AI」、もう一方の仮想プレイヤーを「ダミー」と呼びます。
プレイヤーの手札に切り札の1が配られ、それ以外エクスキューズも他の切り札もない場合は、配り直しをすることができます。
ビッド
通常のフレンチタロットとは異なり、プレイヤーが常にデクレアラーになります。つまり常にビッドに勝った前提になります。
AIとダミーは常にディフェンダーになります。
最初のディールでは一番弱いビッドで行いますが、以降のディールでは直前のディールよりできるだけ得点が上回ることを目指します。
ビッドには次の種類があります。
- プリーズ:ビッドのあと、キティの6枚を公開したあと手札に入れて、6枚捨て札することができます。 捨て札したカードは、プレイが終わったあとに、デクレアラーのものになります。後で詳しく説明しますが、プリーズのビッドでプレイに成功した場合には、25点に必要点数よりオーバーしている点数を加えたものがもらえます。
- ガルド:ブリーズと同じですが、プリーズの2倍の得失点になります。
- ガルド・サン:キティの6枚は誰でも見ることができず、交換は行いません。 キティは、プレイが終わったあとに、デクレアラーのものになります。プリーズの4倍の得失点になります。
- ガルド・コントレル:キティの6枚は誰も見ることができず、交換も行いません。 キティは、デクレアラーのものにはなりません。ディフェンダーのものになります。プリーズの6倍の得失点になります。
カードの交換
ビッド終了後、プリーズやガルドを行う場合には、カードの交換を行います。
デクレアラーは、まずキティの6枚を表向きにして、全員が見えるようにします。
そのあとキティ6枚を手札に入れ、キティを含めた手札の中から6枚のカードを他のプレイヤーには見せずに捨て札します。
ウドレやキングを捨て札してはいけません。
ウドレ以外の切札は、手札に切札やキングがありすぎて捨てざるを得ない場合だけ捨て札できます。この場合、捨て札した切札は公開します。
スラム宣言
カードの交換(またはビッド)終了後、プレイヤーはスラム宣言をすることができます。
スラム宣言は、全トリックを取る千件になります。
成功すると400点獲得できますが、失敗すると200失点になります。
スラム宣言をせずに全トリックを取ると200点獲得できます。
手役の宣言
プレイヤーの最初のプレイの直前に手役の宣言を行うことができます。
手札に10枚以上の切札があるときに宣言できます。
エクスキューズは、手役の宣言の時のみ切札とみなすことができますが、宣言する枚数に足りないときのみにだけになります。
手役は次の種類があります。
手役の点数は、宣言した側ではなく、プレイに成功した側につきます。 例えば、デクレアラーが手役を宣言して、プレイに失敗した場合には、ディフェンダーがこの点数をもらえます。
手役の宣言は義務ではなく、可能な宣言より小さい枚数の宣言を行ってもかまいません。
プレイ
最初のトリックのプレイ前に、ダミーの手札のうち3枚を表向きにします。それ以外のダミーの手札、AIの手札は裏向きのままにします。
プレイヤーの勝敗に関係なく、リードは常にAIが行います。AIの手札から1枚表向きにして場に出します。
その後ダミー表向きの3枚のうちから1枚を場に出します。
場に出した後、裏向きのカードのうち1枚を表向きにします。
最後にプレイヤーが出します。
ダミー、プレイヤーが出すカードは次の通りになります。
👉切り札以外がリードされたとき:
- リードされたスートを持っていれば、その中の1枚を出します。
- リードされたスートを持っていなければ、切札を出します。
- リードされたスートを持っていなくて、誰かが既に切札を出している場合には、今まで出ている最強の切札より強い切札を出します。 そういう切札を持っていなければ、他の切札を出します。
- リードされたスートも切札も持っていなければ、好きなカードを出します。
切り札がリードされたとき:
- 今まで出ている最強の切札より強い切札を出します。より強い切札を持っていなければ、他の切札を出します。
- 切札を持っていなければ、好きなカードを出します。
切札がプレイされていれば、最も強い切札を出したプレイヤー、またはディフェンダーのうちの1人になります。
切札がプレイされていなければ、リードされたスートで最も強いカードを出したプレイヤー、またはディフェンダーのうちの1人です。
エクスキューズ
エクスキューズは、上記のフォローの規則をすべて無視して、いつでもプレイすることができます。
エクスキューズがリードされた場合には、ダミーの表向きの3枚から好きなカードを出すことができます。このカードのスートが、リードされたスートとして扱われます。
エクスキューズをプレイしたプレイヤーは、そのトリックには勝つことができません。
しかし、相手側が勝った場合でも、エクスキューズは自分側の取ったカードとして扱い、自分の側に置きます。 その代わり、自分の側がそれまでに取っていた0.5点のカードを相手側に渡さなければなりません。
自分の側にまだ渡すカードがなければ、0.5点のカードが手に入ったときに相手側に渡しますが、それまではエクスキューズを表向きにしておきます。
最後まで渡すカードがなければ、自分側の合計点数を0.5点少なくし、相手側は合計点に0.5点を加えます。 エクスキューズがあればスラムされても4点を確保できることになります。
ただし、最後のトリックでエクスキューズを使った場合には、エクスキューズは勝った側のものになります。
例外として、それまで全トリックを片方の側が勝っていて、勝っている側が最後のトリックでエクスキューズを出したときは、エクスキューズがトリックに勝ちます。
プチ・オ・ブ
最後のトリックで切札1がプレイされた場合は、トリックに勝った側が10点を得点します。 ディフェンダーの1人が切札1を出して、他のディフェンダーが勝った場合も、ディフェンダー側の得点となります。
最後のトリックでエクスキューズを出してスラムを達成した場合、最後より1つ前のトリックで切札1を出して勝っていたら、 プチ・オ・ブに成功したことになります。
プチ・オ・ブの10点の得失点はゲームの種類により1倍、2倍、4倍、6倍されます。
得点計算
1点未満の端数がでることがありますが、デクレアラーが必要点数以上取った場合には切り上げ、取れなかった場合には切り下げます。
もちろん、0.5点でも必要点数より下ならプレイ失敗です
- デクレアラーの取ったウドレの数と点数を数えます。点数が下記の必要点数に達しているかどうかチェックします
- 必要点数以上取った場合には、取った点数から必要点数を引き、それに25点を加えます。そうでない場合には、必要点数から取った点数を引き、25点を加えます。この点数が失点となります。なお、スラムの宣言に失敗していた場合でも、この計算は変わりません。 スラムの成功/失敗と必要点数獲得の成功/失敗は無関係です。
- プチ・オ・ブの成功/失敗があれば、これに10点を加えるか引くかします。
- プレイに成功した場合のデクレアラーの得点は、計算した点数の2倍になります。ディフェンダーは計算した点数分それぞれ失点になります。失敗した場合はこの逆です。
ゲームの終了
ゲームの終了条件は特に決まっていません。
あらかじめディール数などを決めておいてください。
参考URL
BoardGameGeek
参ったな……急な仕事の電話から戻ったら、全部の卓がプレイ中だ。
しかもどの卓もそれなりに時間がかかるやつだ。うわ! あそこの卓はヘゲモニーか。
スイッチはさすがに持ってきてないな。
さっきの電話で思ったより通話が長引いてスマホのバッテリも心許ない。
おまけにトランプも忘れてしまった。
……お、前にゲムマで買ったタロットならある。出る前に気まぐれに入れた俺、ナイス。
よし。タロットでソリティアを遊ぶか。
第2話「フレンチタロット・ソロ」
「フレンチタロット・ソロ(French Tarot for Three solo variant)」はMs.Karen Robinsonがフレンチタロット・3人用ルールから考案したバリアントゲームになります。
ゲームの終了条件は特に決まっていません。プレイする前にあらかじめディール数を決めておきましょう。
👉プレイ人数:1人
👉使用するカード:タロットデッキ78枚を使用します。
👉カードの強さ:それぞれの強さは次の通りです。
キング(R)>クイーン(D)>カバロ(C)>ジャック(V)>10>9>8>7>6>5>4>3>2>1
他に21枚の切り札スートと、エクスキューズがあります。カードの隅に黒い星印がかかれたカードになります。
切り札スートの強さは数字の大きい順になります。つまり切り札の中で21が最強で1が最弱です。
エクスキューズは特別なカードになります。
エクスキューズがない場合は、愚者(0)のカードで代用します。
カードの得点
各カードの得点は次の通りです。

合計91点になります。
切り札の21、切り札の1、エクスキューズの3枚を「ウドレ」と呼びます。
このゲームでは常にプレイヤーがビッドに勝利しデクレアラーになります。
プレイして成功するためには、決められた点数以上のカードを取らなければなりませんが、 その点数は取ったウドレの数により変わります。

ディール
フレンチタロット・ソロでは、プレイヤー以外に2人の仮想プレイヤーがいます。仮想プレイヤー含めてカードを配ります。
使用するタロットを裏向きのままシャッフルした後、自分と2人の仮想プレイヤーに4枚ずつ6回配ります。1回配った後、中央に裏向きのまま1枚配ります。
各プレイヤーの手札は24枚、中央のカードは6枚になります。中央弐配られたカードを「キティ」と呼びます。
なおプレイヤーの左隣の仮想プレイヤーを「AI」、もう一方の仮想プレイヤーを「ダミー」と呼びます。
プレイヤーの手札に切り札の1が配られ、それ以外エクスキューズも他の切り札もない場合は、配り直しをすることができます。
ビッド
通常のフレンチタロットとは異なり、プレイヤーが常にデクレアラーになります。つまり常にビッドに勝った前提になります。
AIとダミーは常にディフェンダーになります。
最初のディールでは一番弱いビッドで行いますが、以降のディールでは直前のディールよりできるだけ得点が上回ることを目指します。
ビッドには次の種類があります。
プリーズ:ビッドのあと、キティの6枚を公開したあと手札に入れて、6枚捨て札することができます。 捨て札したカードは、プレイが終わったあとに、デクレアラーのものになります。後で詳しく説明しますが、プリーズのビッドでプレイに成功した場合には、25点に必要点数よりオーバーしている点数を加えたものがもらえます。
ガルド:ブリーズと同じですが、プリーズの2倍の得失点になります。
ガルド・サン:キティの6枚は誰でも見ることができず、交換は行いません。 キティは、プレイが終わったあとに、デクレアラーのものになります。プリーズの4倍の得失点になります。
ガルド・コントレル:キティの6枚は誰も見ることができず、交換も行いません。 キティは、デクレアラーのものにはなりません。ディフェンダーのものになります。プリーズの6倍の得失点になります。
カードの交換
ビッド終了後、プリーズやガルドを行う場合には、カードの交換を行います。
デクレアラーは、まずキティの6枚を表向きにして、全員が見えるようにします。
そのあとキティ6枚を手札に入れ、キティを含めた手札の中から6枚のカードを他のプレイヤーには見せずに捨て札します。
ウドレやキングを捨て札してはいけません。
ウドレ以外の切札は、手札に切札やキングがありすぎて捨てざるを得ない場合だけ捨て札できます。この場合、捨て札した切札は公開します。
スラム宣言
カードの交換(またはビッド)終了後、プレイヤーはスラム宣言をすることができます。
スラム宣言は、全トリックを取る千件になります。
成功すると400点獲得できますが、失敗すると200失点になります。
スラム宣言をせずに全トリックを取ると200点獲得できます。
手役の宣言
プレイヤーの最初のプレイの直前に手役の宣言を行うことができます。
手札に10枚以上の切札があるときに宣言できます。
エクスキューズは、手役の宣言の時のみ切札とみなすことができますが、宣言する枚数に足りないときのみにだけになります。
手役は次の種類があります。

手役の点数は、宣言した側ではなく、プレイに成功した側につきます。 例えば、デクレアラーが手役を宣言して、プレイに失敗した場合には、ディフェンダーがこの点数をもらえます。
手役の宣言は義務ではなく、可能な宣言より小さい枚数の宣言を行ってもかまいません。
プレイ
最初のトリックのプレイ前に、ダミーの手札のうち3枚を表向きにします。それ以外のダミーの手札、AIの手札は裏向きのままにします。
プレイヤーの勝敗に関係なく、リードは常にAIが行います。AIの手札から1枚表向きにして場に出します。
その後ダミー表向きの3枚のうちから1枚を場に出します。
場に出した後、裏向きのカードのうち1枚を表向きにします。
最後にプレイヤーが出します。
ダミー、プレイヤーが出すカードは次の通りになります。
👉切り札以外がリードされたとき:
リードされたスートを持っていれば、その中の1枚を出します。
リードされたスートを持っていなければ、切札を出します。
リードされたスートを持っていなくて、誰かが既に切札を出している場合には、今まで出ている最強の切札より強い切札を出します。 そういう切札を持っていなければ、他の切札を出します。
リードされたスートも切札も持っていなければ、好きなカードを出します。
👉切り札がリードされたとき:
今まで出ている最強の切札より強い切札を出します。より強い切札を持っていなければ、他の切札を出します。
切札を持っていなければ、好きなカードを出します。
※ダミーから出す場合、上記のルールに沿っていれば、表向きの3枚からプレイヤーの都合が良いカードを出してかまいません。
3人出し終わったらトリックの勝敗を決めます。
👻トリックに勝つのは:
切札がプレイされていれば、最も強い切札を出したプレイヤー、またはディフェンダーのうちの1人になります。
切札がプレイされていなければ、リードされたスートで最も強いカードを出したプレイヤー、またはディフェンダーのうちの1人です。
エクスキューズ
エクスキューズは、上記のフォローの規則をすべて無視して、いつでもプレイすることができます。
エクスキューズがリードされた場合には、ダミーの表向きの3枚から好きなカードを出すことができます。このカードのスートが、リードされたスートとして扱われます。
エクスキューズをプレイしたプレイヤーは、そのトリックには勝つことができません。
しかし、相手側が勝った場合でも、エクスキューズは自分側の取ったカードとして扱い、自分の側に置きます。 その代わり、自分の側がそれまでに取っていた0.5点のカードを相手側に渡さなければなりません。
自分の側にまだ渡すカードがなければ、0.5点のカードが手に入ったときに相手側に渡しますが、それまではエクスキューズを表向きにしておきます。
最後まで渡すカードがなければ、自分側の合計点数を0.5点少なくし、相手側は合計点に0.5点を加えます。 エクスキューズがあればスラムされても4点を確保できることになります。
ただし、最後のトリックでエクスキューズを使った場合には、エクスキューズは勝った側のものになります。
例外として、それまで全トリックを片方の側が勝っていて、勝っている側が最後のトリックでエクスキューズを出したときは、エクスキューズがトリックに勝ちます。
プチ・オ・ブ
最後のトリックで切札1がプレイされた場合は、トリックに勝った側が10点を得点します。 ディフェンダーの1人が切札1を出して、他のディフェンダーが勝った場合も、ディフェンダー側の得点となります。
最後のトリックでエクスキューズを出してスラムを達成した場合、最後より1つ前のトリックで切札1を出して勝っていたら、 プチ・オ・ブに成功したことになります。
プチ・オ・ブの10点の得失点はゲームの種類により1倍、2倍、4倍、6倍されます。
得点計算
全員の手札がなくなるまでプレイを続けます。全員の手札がなくなったら1ディール終了します。 1ディール終了後、得点計算をします。
1点未満の端数がでることがありますが、デクレアラーが必要点数以上取った場合には切り上げ、取れなかった場合には切り下げます。
もちろん、0.5点でも必要点数より下ならプレイ失敗です
デクレアラーの取ったウドレの数と点数を数えます。点数が下記の必要点数に達しているかどうかチェックします

必要点数以上取った場合には、取った点数から必要点数を引き、それに25点を加えます。そうでない場合には、必要点数から取った点数を引き、25点を加えます。この点数が失点となります。なお、スラムの宣言に失敗していた場合でも、この計算は変わりません。 スラムの成功/失敗と必要点数獲得の成功/失敗は無関係です。
プチ・オ・ブの成功/失敗があれば、これに10点を加えるか引くかします。
上記の合計をゲームの種類により、次のように何倍かします。

手役があれば、これに手役の点数を加えます。

スラム(全トリック達成)があれば、次のスラムボーナスを加えます。

プレイに成功した場合のデクレアラーの得点は、計算した点数の2倍になります。ディフェンダーは計算した点数分それぞれ失点になります。失敗した場合はこの逆です。
ゲームの終了
ゲームの終了条件は特に決まっていません。
あらかじめディール数などを決めておいてください。
参考URL
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