2019年6月12日水曜日

3位狙ってだいたい失敗するやつ

「3位狙ってだいたい失敗するやつ」は、
すづきさんの創作ドミノ本「ドミノオリジナルルール集」収録されているゲームの1つになります。
2回ほど遊んでみた感想を書きます。

概要

使用するドミノ:W9(ブランク牌10枚は使用しません)
プレイ人数:3~5人
このゲームではW9のうち、ブランク牌10枚をゲームから除外します。
さらに4人の場合は、ランダムで1枚取り除きます。
ランダムで除かれた牌は全員に公開します。
使用する牌を写真のようにピラミッド状に積んみます。
ジャンケンなど任意の方法でスタートプレイヤーを決めてゲームを開始します。

プレイ方法

スタートプレイヤーから時計回りで牌を必ず1枚取ります。
取らずにパスすることはできません。
取れる牌は、に牌が1枚も乗っていない牌であれば、どれでも取れます。
取った牌は奇数枚目(1枚目、3枚目、5枚目・・・)であれば、裏向きにして自分の目の前に置きます。
裏向きに置いた牌は、ゲーム終了するまで自分を含め誰も見ることは出来ません。
偶数枚目(2枚目、4枚目、6枚目・・・)の場合は表向きにして重ねます。

ゲーム終了

全ての牌がなくなったらゲーム終了です。
ゲーム終了後得点計算します。
得点は牌の目1~9ごとに行います。つまり9回決算をします。
各目ごとに最も多く取ったプレイヤーごとに順位をつけます。
1位は取った枚数に関係なく、その目そのものが得点になります。
つまり1の目であれば1点、6の目であれば6点、9の目であれば9点になります。
2位は取った枚数に関係なく、その目そのものが失点になります。
つまり1の目であれば-1点、6の目であれば-6点、9の目であれば-9点になります。
3位は取った枚数、目にかかわらず10点になります。
もし同数だった場合は、該当のプレイヤー全員がその順位になります。
例えば8の目で、1人が4枚、2人が3枚でタイだった場合、4枚のプレイヤーは8点、3枚のプレイヤーは全員-8点になります。
得失点を集計し、得点が多いプレイヤーの勝利になります。

なかなか面白いゲームでした。
取った牌の約半分を非公開にしているところや、得点配分がこのゲームの良いスパイスになっています。
どの牌を取るべきか悩ましく、1位を狙うあまりうっかり他の目で2位になってしまい、失点を食らうことも。
また3位狙いのつもりが2位になってしまうなど、作者のつけた狙い通りのゲームになっています。
ただ難を言うと、ゲームの中盤で1位が確定するプレイヤーがわかってしまう場合が多く、そうなると途端に消極的なプレーになり、プレイ感もちょっと重苦しく感じました。
2位になると何枚取っても失点が変わらないので、どうしてもあきらめムードになります。
好みが分かれるゲームですが、遊んでみることをお勧めします。
また3人だと必ず全員得失点にからむため、4、5人の方がいいかもしれません
何より貴重なドミノの創作ゲームを考案いただいた、すづきさんにお礼を申し上げたいと思います。
創作ドミノを考案いただき、有り難うございました。

2019年6月1日土曜日

Pagat解析結果ーPart3 年度集計(Analysis Report of Pagat.com)

年度による集計結果です。
年度の集計は表記にばらつきがあるため、世紀で丸めて集計しました。
20世紀が最も多く、次いで19世紀、18世紀の順でした。


地域別にしました。

カテゴリ別にしました。

トランプは14世紀が起源と言われています。
それよりも前のゲームが存在していることがわかりました。

  • Fan Tan(3世紀)
  • Mattis(8世紀)
  • Pishe Pasha(12世紀)
  • Pontoon(12世紀)
上記の年代が本当かどうかはわかりません。
もし本当だとすると、トランプではないものを使い、それが廃れ、あるいは今のトランプになったと思われます。

pagat以外の参考サイト
Wikipedia
Fan Tan https://en.wikipedia.org/wiki/Fan-Tan