2017年8月13日日曜日

タマロー(Tamalou)

タマローは中近東で遊ばれているトランプゲームです。
フランスなどのヨーロッパでも遊ばれているようです。
「ビンゴ」、「ラスプーチン」、「Kabou(Cabo)」,「サボテン(Cactus)」などと色々な名前で呼ばれているみたいです。
2~8人まで遊べるようですが、適正人数は2~5人ぐらいまでではないかと思います。
通常のトランプ52枚を使います。
オプションでジョーカー2枚を加えることもできます。
個人的にはジョーカー1枚か2枚を入れることをお勧めします。
このゲームはトランプゲームの「ゴルフ」に非常に似ています。

ディール

このゲームでは反時計回りにゲームが進行します。
最初のディラーをジャンケンなどの適当な方法で決めます。
以降は反時計回りに持ち回りで交代します。
このゲームでは各プレイヤーに4枚配ります。
残ったカードは裏向きのまま山札として場に置きます。
配られた4枚は裏向きのまま、2x2の長方形のレイアウトになるよう配置します。
使うトランプ全てをシャッフルし、各プレイヤーにまず2枚ずつ配ります。
配られた2枚のカードは、各自自分だけ見ます。
見た後裏向きのまま配られた2枚を自分の前に置きます。
ディーラーはさらに各プレイヤーに2枚ずつ配ります。
この2枚については見ることはできません。
各プレイヤーは2x2の長方形のレイアウトになるように配置します。

プレイ

ディーラーの右隣がスタートプレイヤーです。
自分の手番になったら、次の1)、2)のどちらか1つをプレイします。
1)山札の一番上のカードを取る。
取ったカードは自分だけが見ます。
取ったカードはそのまま捨て札にしてもかまいません。
捨て札にしない場合は、自分の配置済みの4枚のいずれか1枚と交換します。
交換後裏向きにして配置します。
交換するときも配置済みのカード見ることはできません。
また交換後の配置したカードも見ることはできません、
交換したカードは捨て札になります。
捨て札は表向きにして、場の中央に重ねて置きます。
2)捨て札の一番上のカードを取る。
捨て札を取った場合、そのまま捨て札に捨てることはできません。
取ったカードは自分だけが見ます。
自分の配置済みの4枚のいずれか1枚と交換します。
交換後裏向きにして配置します。
交換するときも配置済みのカード見ることはできません。
また交換後の配置したカードも見ることはできません、
交換したカードは捨て札になります。
捨て札は表向きにして、場の中央に重ねて置きます。

カードの特殊効果

山札から取りそのまま捨て札にすることにより、特殊効果を発動するカードがあります。
特殊効果を使わずにそのまま捨て札にすることもできます。
・7,8(のぞき見):自分のレイアウトのカードを1枚自分だけ見て、元に戻すことができます。
・9,10(スパイ):他のプレイヤーのレイアウトのカードを1枚自分だけ見て、元に戻すことができます。
・J,Q(交換):他のプレイヤーのレイアウトのカードを1枚と、自分のレイアウトのカード1枚と交換することができます。カードを見ることはできません。
・K:他のプレイヤーのレイアウトのカードを1枚を見た後に、自分のレイアウトのカード1枚と交換することができます。見るだけで交換しなくてもかまいません。

カードの点数

カードの点数は以下の通りです。

タマロー宣言

自分のプレイが終わった後、自分のレイアウトのカードの合計が5点以下のプレイヤーは、タマロー宣言をすることができます。
この宣言後、ゲームは即座に終了します。
タマロー宣言し、カードの合計が5点以下の場合、得点は0点になります。
ただし、タマロー宣言したプレイヤーの合計点と同じかそれより少ない合計点だったプレイヤーがいる場合は、対象のプレイヤー全員が0点になります。
またタマロー宣言したプレイヤーは、カードの合計点のままになります。
もしタマロー宣言したプレイヤーのカードの合計点が6点以上だった場合、タマロー宣言は失敗になります。
失敗した場合、カードの合計点に加え5点のペナルティを受けます。
タマロー宣言が失敗したときも、タマロー宣言したプレイヤーの合計点と同じかそれより少ない合計点だったプレイヤーがいる場合は、対象のプレイヤー全員が0点になります。

神風

タマロー宣言後、自分のレイアウトのカードがQ2枚、K2枚だった場合、
対象のプレイヤーの得点は0点になり、他のプレイヤーの得点は50点になります。
この神風はゲームに好みで入れても入れなくても良いと思います。

ゲーム終了

いずれかのプレイヤーの得点が100点以上になったら、ゲーム終了です。
最も得点が低いプレイヤーの勝ちになります。
また得点が100点ぴったりだった場合は、得点が50点になります。
もしくは適当なゲーム数をプレイして終了でも良いと思います。

バリエーション

いくつかのバリエーションルールがあります。

・カードの交換
J,Qのカードの特集効果を使った時、交換は2人のプレイヤーに対して使うことができます。つまり2枚交換できます。

・ゲーム終了条件
100点ぴったりにだった場合、ゲーム終了ではなくします。
100点を50点にしてゲームを続行します。
ぴったり100点になった場合は何度でも50点になります。
また50点ではなく70点にするオプションもあります。

・2人プレイ時
2人プレイでは4枚ではなく6枚でプレイすることにします。
配置は3x2の配置にします。
最初に3枚配りその3枚は見て裏向きのままにします。
さらに3枚配ります。この3枚のカードは見れません。

「神風」のルールを抜いてプレイしました。
若干単調になりがちでしたが、なかなか楽しめました。
展開によって長引いてしまい冗長に感じてしまうと思います。
4人以上で遊ぶ場合は、ジョーカーは1枚か2枚を加えることをお勧めします。

参考サイト
ウィキペディア(フランス語)
CABO(PDF) ※Escale à jeux

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