2017年8月16日水曜日

ディンゴ(dingo)

ディンゴはクリーブランド州オハイオにある、ゲームサークルで遊ばれたトランプゲームです。
4人用のゲームで個人戦になります。
使うトランプは、通常のトランプよりジョーカーを抜いた52枚です。
このゲームではカードの呼び名があります。
・ラビット:のカード。♦Aを「エースラビット」と呼びます。
・ディンゴ:のカード。
・オオカミ:♣、♠のカード。

カードの点数

各カードの点数がついています。場合によっては失点になることもあります。
・2~9:1点または-1点
・10,J,Q,K:2点または-2点
ダイヤ以外のA:3点または-3点
♦A:10点または-3点

このゲームでは時計回りに進行します。
最初のディラーをジャンケンなどの適当な方法で決めます。ディラーは時計回りに持ち回りで交代します。
ディーラーはA以外のダイヤを全て除外します。除外した後40枚をシャッフルし、各プレイヤーに手札が10枚になるよう配ります。
除外したダイヤ(2-3-4-5-6-7-8-9-10-J-Q-K)は山札になります。昇順にし表向きにして中央に重ねて置きます。ダイヤの2が一番上になっています。
ゲーム開始時に3回カードの交換と4回の手札の廃棄を行います。
1回目のカードの廃棄
手札から1枚表向きにして捨てます。Aは捨てることはできません。
捨て札は一番上のカードが見えるように重ねて置きます。
1回目のカードの交換
ディラーが最初に手札から1枚選び、裏向きのまま左隣のプレイヤーに渡します。渡されたカードを見た後、左隣に渡します。
交換は1周したら1回目の交換終了です。つまり最後はディーラーが受け取って1回目の交換は終了です。
2回目のカードの廃棄
1回目と同様手札から1枚表向きにして捨てます。Aは捨てることはできません。
捨て札は一番上のカードが見えるように重ねて置きます。
2回目のカードの交換
2回目の交換は正面同士で行います。ディラーが最初にカードの交換を行います。
3回目のカードの廃棄
1回目と同様手札から1枚表向きにして捨てます。Aは捨てることはできません。
捨て札は一番上のカードが見えるように重ねて置きます。
3回目のカードの交換
3回目の交換は反時計回りに行います。ディラーが最初にカードの交換を行います。
4回目のカードの廃棄
1回目と同様手札から1枚表向きにして捨てます。Aは捨てることはできません。
捨て札は一番上のカードが見えるように重ねて置きます。


狩りの開始(プレイ)

ディラーは山札の一番上のランクを宣言します。
ディラーが宣言したランクのハートを持っているプレイヤーは、必ずそのカードを場に出さなくてはなりません。
最初は「2」です。従って♥2を持っているプレイヤーは、手札から♥2を出します。
ディラーが宣言したランクのスペードまたはクラブを持っている場合は、出しても出さなくてもかまいません。原文では明記されていませんが、ここではハードを出したプレイヤーから、時計回りにパスするか、手札から出します。
スペードまたはクラブが1枚しか出なかった場合
ハートを出したプレイヤーは得点として、自分の脇に置きます。
スペードまたはクラブを出したプレイヤーは、山札の一番上のカードを得点として自分の脇に置きます。
スペードまたはクラブが別のプレイヤーから枚ずつ、計2枚出た場合
ハートを出したプレイヤーは、自分が出したカードと、最初に出たスペード(またはクラブ)のカード1枚、計2枚を得点として自分の脇に置きます。
2番目に出したプレイヤーは、自身が出したカードと山札の1番上のカード、計2枚を特典として自分の脇に置きます。
最初にスペードまたはクラブを出したプレイヤーは何ももらえません。
ハートが出たのにそれ以外のプレイヤーがパスした場合
山札の1番上のカードを失点として、得点とは別にして自分のそばに置きます。
ハートが出なかった場合は、誰もプレイできません。山札の1番上のカードを破棄します。
山札の一番上のランクと同じハートを持っているプレイヤーは、同じランクのクラブ、スペードがあったとしてもプレイすることはできません。
例えば山札の一番上が「3」で3,♣3,♠3が手札にある場合、3は必ず場に出さなくてはなりませんが、♣3,♠3はプレイできません。
これをKまで行います。
自身の手札に♠と♣の同じランクがある場合は、両方出すと損をします。どちらか1枚をプレイするかパスすることをお勧めします。

Aの狩りの開始

Kまでプレイが終わったら、Aの「狩り」を行います。Aを持っているプレイヤーは必ず場に出さなくてはなりません。それ以外のプレイヤーはAを出すかは自由です。出さなくても良いです。
Aを出したプレイヤーから時計回りにカードを出すかパスをします。
Kまでプレイが終わったら、Aの「狩り」を行います。Aを持っているプレイヤーは必ず場に出さなくてはなりません。それ以外のプレイヤーはAを出すかは自由です。出さなくても良いです。
♦A1枚と、♣Aまたは♠Aのいずれか1枚を持っていて、♦Aを出したい場合は、まず♣Aまたは♠Aをだし、もう一方のカードが出た後に、♦Aを出します。
Aの得点の処理
♥Aが出ていて、♠Aまたは♣Aが場に出ている場合は、出したプレイヤーのそれぞれの得点になります。
もし♦Aがプレイされている場合は、♦Aも得点になります。
つまり1人で♠A,♣A,♦Aの3枚を持っている場合は、3+3+10=16得点です。
1人で♠A,♣A,♥Aの3枚を持っている場合も16得点になります。
♥Aしか場に出ていない場合(ほかのプレイヤーが出さずにパスした場合)は、♥Aを出したプレイヤーの失点になります。♥Aを失点置き場に置きます。
♦Aが場に出なかった場合、♦Aを持っているプレイヤーの失点になります。♦Aを持っているプレイヤーはそのカードを見せて失点置き場におきます。
もし1人のプレイヤーがA4枚持っている場合は、即座に公開します。そのプレイヤーは19得点を獲得します。全てのAを得点置き場に置きます。
Aの狩りが終わったら1ゲーム終了です。手札を公開し、♦Aを持っているプレイヤー失点になります。
得点置き場の合計点から失点置き場の合計を差し引いた点が最終的な得点になります。

ゲームの終了

ゲーム終了は特に決められていません。5ゲームあたりか、事前に獲得点数を決めておくと良いでしょう。

まだ未プレイです。
最初の手札の捨てる・交換でほとんど方針が決まってしまうゲームです。
機会があれば遊んでみようと思います。

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