4人専用になります。ペア戦になります。
百人一首のカルタでは、文字だけが書いてある取り札と、イラストと文字が書いてある読み札の2種類があります。
そのうち読み札だけを使います。全部で100枚使います。
準備
色冠を遊ぶには、まず最初に読み札を種類ごとにする必要があります。絵を見て識別するのが至難の業ですので、種類ごとにシールを貼ることをお勧めします。
各種類ごとに分類したら、それぞれの枚数をメモしておくことをお勧めします。
100枚の読み札から、最初に「持統天皇」、「天武天皇」を取り除きます。読み札には名前が書いてありますので、この2枚は容易にわかります。
残りを「黒冠(青冠)」、「坊主」、「姫」、「矢五郎」、「立烏帽子」、「横烏帽子」の6種類に分けます。
各種類ごとの数は、百人一首の時期などにより違います。
まずはわかりやすい「坊主」と「姫」を分類しましょう。
「姫」は華やかな十二単を着ていることではっきりわかります。
中には後ろ姿しか描かれていない場合もありますので、気をつけてください。
「坊主」も僧衣を着ているのでこれもはっきりとわかります。
さてここから難易度が上がります(笑)。
「矢五郎」は、写真でわかるとおり、必ずしも矢が描かれていません。
「矢」だけで探すと見落とします。
「矢吾郎」の見分け方は、冠の緌(おいかけ)の有無で見分けます。
残りは「横烏帽子」、「立烏帽子」、「黒冠」です。
もはや冠だけで区別するしかありません。
「立烏帽子」は、真ん中の写真のように、丸みを帯びて立っている帽子で区別します。
「横烏帽子」は、烏帽子が横に折れ曲がっている絵で区別します。
それ以外の札は「黒冠」とします、
プレイ
このゲームは、2人1組ペアを組みます。ペア同士は向き合うよう座ります。
100枚の読み札を裏向きにシャッフルし、一人25枚になるよう、配ります。
適当にスタートプレイヤーを決めます。このゲームの進行は、反時計回りです。
スタートプレイヤーは、手札から1枚表向きに出します。
次のプレイヤーは、直前に出された札と同じ札があれば、出すことができます。
これを「受け」と言います。
同じ札を出した場合は、さらに手札から1枚表向きに出します。
これを「攻め」と言います。
つまり、直前の札と同じ札を出すことを「受け」、
さらに1枚、次の相手に対して出すことを「攻め」と言います。
同じ札がない場合は、「パス」をします。
同じ札を持っていたとしても、「パス」をしてかまいません。
「パス」をした場合は、手札から出すことはできません。
例外として「持統天皇」、「天智天皇」はいわばジョーカーです。
「持統天皇」は、直前の札が「天智天皇」以外ならなんでも受けることができます。
「天智天皇」は、「持統天皇」を含めなんでも受けることができます。
直前のプレイヤーが「天智天皇」で攻めた場合は、「パス」をするしかありません。
直前のプレイヤーがパスをした場合は、「攻め」として手札から1枚プレイします。
いずれか1人のプレイヤーが手札をなくしたら、ゲーム終了です。
手札をなくした方が勝利します。
ゲーム終了
いずれかのペアが3勝したら、そのペアの勝利です。かなり大味なゲームなのですが、なんとなく妙な味のあるゲームです。