2020年9月22日火曜日

Tjak-mat-tchi-ki

 ジャグマイシューギ(짝맏추기)は、天九牌を使った韓国のゲームです。

このゲームは、Stewart Culin氏の”Chinese Games With Dice And Dominoes”に掲載されています。

pagatでは英語表記が”Jjak-mat-chu-gi”となっていますが、本ブログでは氏の英語表記を採用します。

・人数:2~4人

・目的:誰よりも先に手札をなくすこと

予めチップを用意してください。

またゲームを始める前に、各プレイヤーの所持チップ数と、勝者に支払うチップ数を決めておきます。

また事前にプレイするディール数(ゲーム数)を決めておきます。

このゲームは反時計回りに進行します。



ディール

天九牌32枚を裏向きにしてシャッフルした後、各プレイヤーは1枚ずつ引きます。
[2-5]を引いたプレイヤーが最初のスタートプレイヤーになります。
誰も[2-5]を引かなかった場合は、牌の目の合計が一番多いプレイヤーが最初のスタートプレイヤーになります。
牌の目の合計が一番多いプレイヤーが複数いた場合は、そのプレイヤーだけで決着が着くまで牌を1枚ずつ引き直します。
以降のスタートプレイヤーは明記されていませんが、直前の勝者がスタートプレイヤーになると思われます。
スタートプレイヤーの左隣がディーラーになります。
ディーラーは天九牌32枚を裏向きにしてシャッフルし、スタートプレイヤーに6枚、それ以外のプレイヤーに5枚ずつ、裏向きのままくばります。
残った牌は裏向きのまま、山札にします。



ペアになる牌

このゲームでは2枚1組でペアになる牌を1枚、または複数枚出していきます。
ペアになる牌は、次の条件のいずれかに当てはまる組合せになります。
  • 同じ目の2枚1組(市民タイル):[6-6],[1-1],[4-4],[3-1],[5-5],[3-3],[2-2],[5-6],[4-6],[1-6],[1-5]
  • [3-6]と[4-5]、[2-6]と[3-5]、[2-5]と[3-4]、[1-4]と[2-3]
  • [2-4]と[1-2](至尊または、武尊)



プレイ

ディーラーの右隣のプレイヤーが最初にプレイします。
手札にペアがある場合は、必ずペアになる牌を全て出します。
この時点で手札を全て出し切った場合(手札に3組のペアがあった場合)、その瞬間プレイが終了し、手札を全て出したプレイヤーの勝利になります。
場に出したペアの牌は捨て札になります。
捨て札は表向きのまま、プレイの邪魔にならない場所に置きます。
手札にペアになる牌が1枚もない場合は、好きな牌を表向きにして場に出します。
以降反時計回りに、手札からペアになる牌を全て出します。
手札にペアになる牌が1枚もない場合は、最初の1巡は次のうちいずれか1つを行います。
  1. 場に表向きの牌の1枚とペアになる牌を、手札から1枚出す
  2. 山札から1枚手札に加えてパスをする
2巡目以降、手札にペアになる牌が1枚もない場合、次のうちいずれか1つを行います。*
  1. 場に表向きの牌の1枚とペアになる牌を、手札から1枚出し、そのあと1枚表向きに場に出す。
  2. 山札から1枚手札に加えた後1枚表向きに場に出してパスをする
いずれか1人の手札がなくなった瞬間プレイ終了となります。手札をなくしたプレイヤーの勝利になります。
プレイ終了となったら1ディール終了となります。

*2巡目以降のプレイについては明記されていません。ルールより推測しました。


得点計算

基本的には勝者は各プレイヤーから事前に決めたチップ数を受け取ります。
ただし、場に出た1枚でペアを作り、手札をなくした場合、その1枚を出したプレイヤーの責任払いになります。
責任払いになった場合、該当のプレイヤーは勝者に、他のプレイヤーが支払うチップ含めて支払います。
例えば4人プレイで、支払うチップ数を2枚としていた場合、
責任払いになったプレイヤーは6チップを勝者に支払います。

ゲームの終了

事前に決めたディール数プレイしたら、ゲーム終了となります。
所持チップ数が多いプレイヤーの勝利になります。


かなり運の要素が強いゲームです。
シンプルなゲームですので、一度遊んでみたいと思います。

参考サイト

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