2019年4月8日月曜日

Pagat解析結果ーPart2 カテゴリ集計(Analysis Report of Pagat.com))

Pagatの集計結果Part2は、カテゴリの集計結果です。
カテゴリについては、Pagatに設定されているカテゴリ、グループを採用しました。
Pagatのカテゴリ、グループの説明は、「Pagat.comを集計にあたり」をご参照ください。


カテゴリ別の集計


Outplay Gamesが6割以上を占め、次いでHand Comparison Game、Card Exchange Gamesでした。



Outplay Gamesの中ではTrick Taking Gamesが最も多く、次いでMatching Games、Fishing Games、Beating Gamesの順でした。



Hand Comparison Gameの中ではBanking Gamesが圧倒的に多い結果となりました。




Card Exchange Gamesの中ではラミーゲームが6割以上を占め、次いでQuartret Group、Draw and Discard Gamesの順でした。



全体ではトリックテイキングゲームが一番多い結果となりました。


2019年3月23日土曜日

Pagat解析結果ーPart1 大陸・国別集計(Analysis Report of Pagat.com))

Pagatの集計結果Part1は、大陸・国別の集計結果です。
大陸の区分は、「ウィキペディア国連による世界地理区分」を参考にしました。

Pagatトランプゲーム大陸別

ヨーロッパが44%と一番多く、次にアメリカ33%、アジア12%でした。








ヨーロッパでの割合は、イギリスが最も多く、次にイタリア、ドイツ、フランス、スペインの順でした。










アジアでは中国が最も多く、次に日本、インド、インドネシア、タイの順でした。






世界全体での各国のトランプゲーム数・トップ10です。
アメリカが非常に多く、次にイギリス、イタリア、ドイツ、フランスの順です。
日本は全体の12位でした。

2019年3月18日月曜日

Pagat.comを集計にあたり(Above Analysis Report of Pagat.com)

トランプ、ドミノ、タロットなどのゲームを数多く載せているPagat.com
以前より参考にさせていただいていたのですが、今回データを集計してみることにしました。
集計は以下の通り行いました。
  • 2019年1月時点のPagatのサイトを使い、集計をおこなった。
  • アルファベット・インデックスよりトランプゲームを抽出した。
  • 同名ゲーム(表記違い)や異名同ゲームは除外した(地域違いを除く)。
  • 国、年、ゲームのカテゴリはPagat以外のサイトを参考にした。
  • 複数のカテゴリに属しているゲームは、カテゴリにおいて先に述べられている方をつけた。
創作ゲーム、ソリティア・商用化ゲームなどを除き、Pagat.comに1381ゲームが収録されています。
そのうちトランプゲームは1203ゲームあります。
同名ゲームや異名同ゲームを除いた811ゲームを母数としました。

      カテゴリについて

      Pagatでは以下のように大きな5つのカテゴリで区分けされています。
      1. Outplay Games:各プレイヤーは手札を持ち、なんらかの結果を得るのに1枚以上プレイするゲーム。手札の全てまたは一部を使った時点でゲームが終了する。
      2. Card Exchange Games:各プレイヤーは手札を持ち、カードを1枚または複数枚交換する。カードの交換は他のプレイヤー、表向きまたは裏向きの場札と行う。目的は特定のカードを集めるか、カードの組み合わせを作るゲーム。
      3. Hand Comparison Games:実際にカードをプレイすることはせず、配られた絵札を比較して 、どちらがいい手かを決める。またはプレイヤーが勝ったか負けたかをカードの順番で決定するゲーム。 
      4. Patience Games:特定の規則に従ってレイアウト上でカードを移動することによって、カードのパックを順番に並べ替えるゲーム。※本集計では該当なしとしました。
      5. Other Games:上記以外のゲーム。
      また各カテゴリは、いくつかのグループに区分けされています。本集計では以下のように区分けしました。
      Outplay Games
      • Trick taking Games:トリックテイキングゲーム
      • Inflaction Games:トリックテイキングゲームに似ているが、ゲーム中で手札が増えることがあり、各プレイヤーの手札が均等にならないゲーム。(例)ページワン
      • Beating Games:既に出されているカードより強いカードを出すか、出されているカードを手札に加えるかどちらかを行う、手札をなくすことが目的のゲーム。(例)デュラック
      • Climbing Games:既に出されているカードより強いカードを出すか、パスをするゲーム。(例)大富豪
      • Adding Games:特定の値にするか、またはそれを避けるために出されたカードは累積され、その値を加算していくゲーム。(例)クリベッジ
      • Fishing Games:場に出ているカードと同じ値のカードをプレイすることによって、カードを獲得するゲーム。(例)スコポーネ
      • Matching Games:直前のプレイと合ったカードをプレイするか、あるルールに従ってレイアウトに適合するカードをプレイする必要があるゲーム。このゲームの目的のほとんどは、手札をなくすこと。(例)ニューマーケット
      • War Games:プレイヤーは自分のカードを裏向きで山にして置き、一番上のカードを裏返してそれをプレイする。 ある状況では、プレイされたカードは一人のプレイヤーによって奪われ、そのプレイヤーのストックに追加される。※本集計では該当なしとしました。
      Card Exchange Games
      • Draw and Discard Games:ストック(山札)から1枚引いた後、手札から1枚捨てるゲーム。(例)ゴルフ
      • Rummy Games:ラミー。※ラミーは、Draw and Discard Gamesに属しますが、本集計では別のカテゴリにしました。
      • Commerce group:場に共通のカードプールがあり、自分の手番でプールと1枚以上のカードを交換するゲーム。(例)ケンプス、51
      • Quartet group:自分の手番で、望むカードを他のプレイヤーに要求することができ、そのプレイヤーがそれを持っているなら、そのカードを渡さなければいけないゲーム。(例)オーサーズ
      • Card passing games:隣のプレイヤーにカード渡す、または隣からカードを渡されるゲーム。※本集計では該当なしとしました。
      Hand Comparison Games
      • Showdown Games:各プレイヤーの手がお互いに比較され、最高のハンドを持つプレイヤーが勝つゲーム。(例)チョボリ、オープンフェイス・チャイニーズ・ポーカー
      • Vying games:各プレイヤーの手がお互いに比較される前に、掛け金を上げるか、それを望まない場合は脱落するゲーム。(例)ブラグ、ムス
      • Banking games:プレイヤーはお互いに対戦するのではなく、それぞれが特別なプレイヤー、つまりバンカーに対して対戦するゲーム。(例)ポーカー
      Other Games
      • Combat games:各プレイヤーはカードで表される戦闘力を持ち、他のプレイヤーの力を攻撃するために、カードを使用することができる。※本集計では該当なしとしました。
      • Compendium games:2つ以上の異なる種類のプレイメカニズムを連続または交互に使用するゲーム。(例)カナディアン・サラダ
      • Race games:レースゲーム。(例)ホースレース
      • Role Games:カードはプレイヤーに秘密の招待を割り当てるために使用されるゲーム。(例)キャンディマン
      • Miscellaneous games:上記のいずれにも属していないゲーム。

      年の集計について

      年が不明確なゲームを除外して集計をしました。
      年が明確なゲームは全体で39%ほどでした。


      本集計を行うにあたり、サイト管理者であるJohn McLeod氏に快く許可をいただきました。
      この場を借りてお礼申し上げます。




      2018年12月25日火曜日

      ブリスコラ(Briscola)

      さらなるブリスコラ

      本記事は非常に長い記事になります。
      お菓子と飲み物などを事前に用意してお読みください。
      サイトや書籍でルールが大きく異なる点、補足は※印にて記載しました。
      「ブリスコラ・ブジャルダ(Briscola bugiarda)」については、キリン時々遊戯をお読みください。
      ブリスコラの親戚の「スエカ(Sueca)」についても、キリン時々遊戯をお読みください。

      概要

      ブリスコラはイタリアで最も有名なトランプゲームの1つです。
      2~6人まで遊べます。
      本来はトランプ・イタリアデッキ40枚を使います。
      しかし日本では入手が難しく、トランプとはデザインが異なるため慣れが必要です。
      本ブログではトランプで説明します。
      使うトランプ:通常のトランプより、ジョーカー、各スートの8,9,10を除きます。
      全部で40枚になります。
      カードの強さ:A>3>K>Q>J>7>6>5>4>2
      目的:61点以上取ること
      ゲームを始める前にプレイするディール数や目標点数などを決めておきます。
      このゲームは反時計回りに進行します。

      ディール

      じゃんけんなど適当な方法で最初のディラーを決めます。
      以降ディーラーは、反時計回りに持ち回りで交代します。

      カードの得点

      各カードには下記表の通り得点が付いています。
      合計で120点になります。

      コンクイスタまたはブラックハンド(Conquista or Black Hand)
      イタリアのブリスコラではよく加えられるバリエーションルールです。
      適用できるプレイ人数は、はっきりと記載されていません。
      1人のプレイヤーが切り札のA,3,Kの3枚をトリックで取った時、その3枚のカードを全員に公開します。
      その時点で該当プレイヤーの自動的勝利になります。
      この条件が同じトリック中に3枚なのか、それとも1ディール中に3枚集めれば良いのかは明記されていません。
      ※以前はPAGATに上記の記載があったようですが、現在はこのバリエーションの記載はありません。

      インデックス

      長い文章になりますので、インデックスを作りました。
      ・インデックスはこちら
      <2人用ゲーム>


      2人用ゲーム

      2人用ゲームでは事前にプレイするディール数を決めておきます。
      通常は3ディールか5ディールプレイするそうです。
      ディラーは3枚ずつ交互に配ります。
      配り残りは「山札」として、裏向きのままテーブルの置きます。
      ディラーは山札の一番上のカードを表向きにします。
      表向きのカードのスートが切り札になります。
      各プレイヤーの手札は3枚になります。
      切り札はスートがわかるよう、山札の下に90度回転させて表向きに置きます(写真参照)。
      プレイ
      ディラーでないプレイヤーが最初のリードプレイヤーになります。
      リードプレイヤーは手札から任意の1枚を表向きにプレイします。
      もう一方のプレイヤーは、リードプレイヤーが出したスートに関係なく、何を出してもかまいません。
      リードプレイヤーと同じスート出してもかまいませんし、他のスートを出してもかまいません。勿論切り札を出してもかまいません。
      切り札が出た場合は、切り札の中で一番強いカードを出したプレイヤーが勝ちます。
      切り札が出ていない場合は、リードで出されたスートの中で一番強いカードを出したプレイヤーが勝ちます。
      勝ったプレイヤーが次のリードプレイヤーになります。
      勝ったプレイヤーは山札の一番上のカードを手札に加えます。その次に負けたプレイヤーが山札の一番上のカードを手札に加えます。
      切り札表示のカードは、直前のトリックで負けたプレイヤーが取ることになります。
      山札と手札がなくなったら1ディール終了になります。
      勝敗
      各自取ったカードの得点を合計します。
      どちらかが61点以上取っていれば、そのプレイヤーの1勝になります。
      もし2人とも60点の場合は引き分けになります。
      事前に決めたディール数の過半数以上総理すれば、そのプレイヤーの勝利になります。
      例えば3ディールの場合は2勝、5ディールの場合は3勝になります。
      切り札表示のバリエーション
      山札から1枚表向きにしたカードがAか3の場合、山札の中央あたりに戻して、もう一度山札の一番上を表向きにして切り札にするというバリエーションがあります。
      勝敗のバリエーション
      120点以上先取にします。


      3人用ゲーム

      ゲームを始める前に40枚のカードから2のカード1枚を除きます。
      のぞく2のスートは無作為に選びます。
      明記されていませんが、除いたカードは各プレイヤーに公開します。
      使うカードは39枚になります。
      ディラーは3枚ずつ反時計回りに配ります。各プレイヤーの手札は3枚です。
      ディラーの右隣のプレイヤーが最初のリードプレイヤーになります。
      山札を取る順番は直前にトリックを取ったプレイヤー、以降反時計回りになります。
      また3人では最も得点が高いプレイヤーが1勝します。61点以上取る必要はありません。
      上記以外は2人用ゲームと同様です。

      ※カードの得点へ戻る


      4人用ゲーム

      4人の場合はペア戦になります。
      ディラーは3枚ずつ反時計回りに配ります。各プレイヤーの手札は3枚です。
      ディラーの右隣のプレイヤーが最初のリードプレイヤーになります。
      山札を取る順番は直前にトリックを取ったプレイヤー、以降反時計回りになります。
      山札がなくなった時、パートナー同士で手札を見せ合い、自由に交換しあうことができます。
      4人用ゲームでは、基本的にパートナー同士でこのゲームに関する会話は認められていません。
      その代わりに以下のシグナルを出すことができます。
      • 切り札のAが手札にある:歯の上に唇を引き伸ばす
      • 切り札の3が手札にある:口を片側に歪ませる
      • 切り札のKかQが手札にある:舌を出す。
      • 切り札のJが手札にある:肩をすくめる
      ローマではシグナルの代わりに限定的な会話が認められています。
      1トリック目までは会話はできませんが、2トリック目以降は以下にの会話ができます。
      1. パートナーに(切り札以外の)弱いカードがあるかどうか
      2. パートナーがどんな切り札を持っているかをランクを特定せずに確認する(切り札の7以外)
        • 弱い切り札があるかどうか(2~6)
        • 強い切り札があるかどうか(J,Q,K,3,A)
        • 切り札の7があるか
        1. パートナーが切り札をプレイしなくてもこのトリックに勝てるかどうか
        2. パートナーが切り札以外のAか3を持っているかどうか
          これはパートナーに次の要求をしているのと同様になります。
          1. 弱いカードをパートナーに出して欲しい
          2. 弱い切り札(または強い切り札)をパートナーに出して欲しい
          3. 切り札をプレイせずにパートナーにこのトリックを取って欲しい
          4. パートナーに切り札以外のAか3を出して欲しい
          上記以外は2人用ゲームと同様です。

          ※カードの得点へ戻る


            6人用ゲーム

            6人の場合は3人1組のペア戦になります。
            ゲームを始める前に40枚のカードから各スートの2を除きます。
            全部で36枚になります。
            ディラーは3枚ずつ反時計回りに配ります。各プレイヤーの手札は3枚です。
            ディラーの右隣のプレイヤーが最初のリードプレイヤーになります。
            山札を取る順番は直前にトリックを取ったプレイヤー、以降反時計回りになります。
            上記以外は4人用ゲームと同じです。

            ※カードの得点へ戻る


            ブリスコラ・キアマタ(Briscola Chiamata)

            ブリスコラ・キアマタは、ブリスコラのバリエーションゲームです。
            4、5人で遊べますが、5人推奨です。
            今までのブリスコラとカードの得点以外違う点が多いため、詳しく説明します。
            このゲームを始める前に予めチップなどを準備しておいてください。
            また予めプレイするディール数や目標点数(獲得チップ数)を決めておきます。
            また各プレイヤーの所有チュップ数を決めておきます。
            ディーラー
            じゃんけんなど適当な方法で最初のディラーを決めます。
            以降ディーラーは、反時計回りに持ち回りで交代します。
            ディラーは以下の通り、人数に応じて反時計回りに配ります。
            • 4人場合:各プレイヤーに4枚ずつ2回、2枚ずつ1回配ります。各プレイヤーの手札は10枚になります。
            • 5人の場合:各プレイヤーに4枚ずつ2回配ります。各プレイヤーの手札は8枚になります。
            ビッド
            ディラーの右隣のプレイヤーから反時計回りにビッドします。
            ビッドはパスをするまで、何度でもできます。
            ただし一度パスをしたプレイヤーは、再びビットすることはできません。
            ビッドする場合は、ランクを宣言します。
            最も強いランクがビッドでは最弱になり、最も弱いランクがビッドでは最強になります。
            カードの強さ:A>3>K>Q>J>7>6>5>4>2です。
            つまりビッドではAが最弱で2が最強になります。また自分の手札にないランクでも、手札にあるランクでも宣言できます。
            次のプレイヤーはパスをするか、前のプレイヤーが宣言したランクより弱いランクを宣言します。
            1人以外パスをするまでビットを続けます。
            ※Italian Card Games for All Agesでは、ビッドは1周のみ行うと記載されています。
            1人残ったプレイヤーがデクレアラーになります。
            デクレアラーは切り札を宣言します。切り札とデクレアラーが宣言したランクを持っているプレイヤーがデクレアラーのパートナーになります。
            例えばデクレアラーが「J」と宣言し、切り札を♣と宣言したときは、♣Jを持っているプレイヤーがデクレアラーのパートナーになります。
            デクレアラーのパートナーになったプレイヤーは、自分がパートナーであることは黙っておきます。
            もしデクレアラー自身の手札にある場合は、パートナーはいません。
            プレイ
            ディラーの右隣のプレイヤーが最初のリードプレイヤーになります。
            リードプレイヤーは手札から任意の1枚を表向きにプレイします。
            もう一方のプレイヤーは、リードプレイヤーが出したスートに関係なく、何を出してもかまいません。
            リードプレイヤーと同じスート出してもかまいませんし、他のスートを出してもかまいません。勿論切り札を出してもかまいません。
            切り札が出た場合は、切り札の中で一番強いカードを出したプレイヤーが勝ちます。
            切り札が出ていない場合は、リードで出されたスートの中で一番強いカードを出したプレイヤーが勝ちます。
            勝ったプレイヤーが次のリードプレイヤーになります。
            手札がなくなったら1ディール終了になります。
            得点
            パートナーがいる場合は、デクレアラーとパートナーが取ったカードの点数を合計します。
            パートナーがいない場合は、デクレアラー自身が取ったカードの点数のみを合計します。
            得点の合計が61点以上であれば、成功。60点以下であれば失敗です。
            成功の場合、パートナーがいない場合:4点、いる場合はデクレアラー:2点、パートナー:1点になります。それ以外のプレイヤーは1点ずつを失います。
            61点以降は、10点刻みでデクレアラーまたはパートナーが得る得点が増えます。
            またデクレアラーまたはパートナーで全トリック取った場合は、点数が倍になります。
            失敗した場合は、逆になります。
            詳細は下記点数表をご参照ください。
            ゲーム終了
            ディール終了後、規定ディール数または目標チップ数以上に達した時点でゲーム終了です。
            最も得点が高いプレイヤーが勝利します。同点は引き分けになります。

            ※カードの得点へ戻る


            5人用ゲーム

            ブリスコラ5人用は、ブリスコラ・キアマタとほぼ同じルールでプレイされているようです。
            点数でビッドする場合もあります。その場合は最低61以上からになります。
            この最低ビッドもカタニアでは70点以上だったり、81点以上でプレイすることもあるようです。
            点数は61点であれば2点、以降10点刻みで獲得点数が倍になります。
            またイタリア北部では自分がパートナーであると嘘を言って良いというルールもあるようです。
            この嘘をつくバリエーションがブリスコラ・ブジャルダと呼ばれているかはわかりません。
            一部のイタリアのサイトでは、ブリスコラ・ブジャルダはブリスコラ・キアマタ・センプリーチェ(Briscola chiamata semplice)とも呼ばれていると記載されています。
            5人用のルールは、多くのバリエーションゲームがあるようです。
            本ブログでは5人用バリエーションのうち1つだけ紹介します。
            ブリスコラ・シンク・コル・モンテ(Briscola a cinque col monte)
            イタリアのシチリア西部でプレイされているバリエーションゲームです。
            各プレイヤーの手札は7枚になります。
            残った5枚は裏向きのままテーブルの中央に置きます。
            ビッドは点数で行います。最低70からです。
            最も多くビッドしたプレイヤーがデクレアラーになります。
            デクレアラーは切り札を宣言した後、裏向きの5枚を手札に加えます。
            その後手札が7枚になるように、裏向きにして捨てます。

            ※概要へ戻る


            ブリスコローネ(Briscolone)

            2人用のブリスコラのバリエーションゲームになります。
            各プレイヤーの手札は5枚になります。切り札はありません。
            配り残りは全て裏向きにして山札にします。
            時々フォローのルールがマストフォローで行う時もあるようです。
            つまり:
            1. リードで出されたスートがある場合は、必ずそのスートを出します。複数ある場合は、任意の1枚を出します。
            2. ない場合は、切り札を含め何を出してもかまいません。
            120点以上先取でプレイされることが多いようですが、お互いが望めばそれ以上の目標点数にすることもできます。
            上記以外は2人用ゲームと同様です。

            ブリュスカンビーユ(Brusquembille)

            2人用のブリスコラのバリエーションゲームになります。
            18世紀フランスの古いゲームで、その当時の役者の芸名が由来だと言われています。
            ブリスコラはエース・テンゲームの分類に入ります。
            ブリュスカンビーユは、その分類の中で最も古いゲームのようです。
            チップを使います。
            使うカードは各スートのA(11点)、10(10点)、K(4点)、Q(3点)、J(2点)、9(0点)、8(0点)、7(0点)の32枚になります。
            カードの強さはA>10>K>Q>J>9>8>7です。
            Aをプレイしトリックに勝った時は相手から2チップ、10をプレイしトリックに勝った時は相手から1チップ獲得します。
            逆にAをプレイしトリックに負けた場合は、相手に2チップ払います。
            10をプレイし負けた場合は、相手に1チップ払います。
            上記以外は2人用ゲームと同様です。
            ※ウィキペディアでは2~5人までプレイできると記載されています。

            ※カードの得点へ戻る


            ブリスコラ・マリッチャ(Briscola Mariccia)

            ブリスコラ・スコペルタ(Briscola Scoperta)とも呼ばれています。
            2人用のブリスコラのバリエーションゲームになります。
            プレイ前にマリッジの得点を決めておきます。
            このゲームでは手札は常に公開してプレイします。山札から手札に1枚補充した時も公開します。
            ディラーは5枚ずつ交互に配ります。各プレイヤーの手札は5枚になります。
            配り残りは「山札」として、裏向きのままテーブルの置きます。
            ディラーは山札の一番上のカードを表向きにします。
            表向きのカードのスートが切り札になります。
            切り札のKとQが手札にある場合、そのトリックでプレイする前にマリッジ宣言をし得点を獲得します。
            マリッジ宣言の得点は20点です(ルールによっては40点)。
            マリッジ宣言をしても切り札は変わりません。
            山札がなくなるまでは、2人用ゲーム同様、リードプレイヤーが出したカードに関係なく、どのスートを出してもかまいません。
            リードプレイヤーと同じスートを出しても良いですし、他のスートを出してもかまいません。勿論切り札を出すこともできます。
            山札がなくなった以降は、マストフォローになります。
            つまり:
            1. リードで出されたスートがある場合は、必ずそのスートを出します。複数ある場合は、任意の1枚を出します。
            2. ない場合は、切り札を含め何を出してもかまいません。
            1ディール終了後、取ったカードの得点、マリッジの得点を集計します。
            合計で250点以上であればゲーム終了です。先に250点以上に達したプレイヤーの勝利です。
            2人とも同時に250点以上に達した場合は、最も合計点が高いプレイヤーの勝利です。
            同点は引き分けになります。



            シェムビル(Schembil)

            北アフリカでプレイされている6人用のブリスコラのバリエーションゲームです。
            3人1組のチーム戦になります。
            各チームから1人「キャプテン」を選出します。
            「キャプテン」は通常トリックテイキングゲームに熟練したプレイヤーがなります。
            会話は常にキャプテンがそれ以外のパートナーに対して行います。
            キャプテン以外のプレイヤーがキャプテンに対して会話することはできません。
            会話の方法は、「4人用ゲーム」と同様です。
            上記以外は4人用ゲームと同じです。

            ※カードの得点へ戻る


            マリアンナ(The Marianna)

            マリアンナは、イタリア北部で生まれたブリスコラのバリエーションゲームです。
            シチリア周辺では「シンクエセント(Cinquecento)」として知られています。
            2~4人まで遊べます。
            3人で遊ぶときは、ゲームを始める前に40枚のカードから2のカード1枚を除きます。
            のぞく2のスートは無作為に選びます。
            明記されていませんが、除いたカードは各プレイヤーに公開します。
            4人で遊ぶときはペア戦になります。
            各プレイヤーの手札は5枚になります。
            配られた後残ったカードは山札として裏向きのままテーブルに置きます。
            最初のトリックでは切り札はありません。
            マリッジを宣言する時は、そのトリックのプレイ前に手札から公開します。
            ただし最初トリックと山札がなくなった以降はマリッジ宣言をすることができません。
            マリッジを宣言すると、公開したそのスートが切り札になります。
            他のスートのマリッジが宣言されるまで、そのスートが以降の切り札となります。
            またマリッジは宣言されたタイミングに応じて下記のように得点を獲得できます。
            • 最初のマリッジ:20点
            • 2回目のマリッジ:40点
            • 3回目のマリッジ:60点
            • 4回目のマリッジ:80点
            マリッジ宣言は同一プレイヤーでなくても回数をカウントします。
            ただしマリッジ宣言は1トリックにつき、1組限りになります。
            手札に同じスートのKとQが2組あったとしても、1度に2回マリッジ宣言をすることはできません。
            1組のマリッジ宣言をした次のトリック以降でマリッジ宣言をします。
            1ディール終了後、取ったカードの得点、マリッジの得点を集計します。
            合計で501点以上であればゲーム終了です。先に501点以上に達したプレイヤーの勝利です。
            複数同時に501点以上に達した場合は、最も合計点が高いプレイヤーの勝利です。
            同点は引き分けになります。
            上記以外は人数に応じたブリスコラのルールと同様です。

            ※カードの得点へ戻る


            ビスカ(Bisca)

            ビスカは、ガイアナ共和国在住のインド人がプレイしているトリックテイキングゲームです。
            ブリスコラに関連したゲームになります。
            2~4人まで遊べます。4人で遊ぶときはペア戦になります。
            ビスカではカードの強さが以下のように変わります。
            カードの強さ:A>7>K>Q>J>10>6>5>4>3>2
            カードの得点は下記表の通りになります。
            3人で遊ぶときは、ゲームを始める前に40枚のカードから2のカード1枚を除きます。
            のぞく2のスートは無作為に選びます。
            明記されていませんが、除いたカードは各プレイヤーに公開します。
            ディラーは各プレイヤーに裏向きの3枚ずつ、反時計回りに配ります。
            配られた後残ったカードは山札として裏向きのままテーブルに置きます。
            ディラーは山札の一番上のカードを表向きにします。
            表向きのカードのスートが切り札になります。
            各プレイヤーの手札は3枚になります。
            ディラーの右隣のプレイヤーが最初のリードプレイヤーになります。
            リードプレイヤーが出したカードに関係なく、どのスートを出してもかまいません。
            リードプレイヤーと同じスートを出しても良いですし、他のスートを出してもかまいません。勿論切り札を出すこともできます。
            1トリック終了後、トリックの勝者から反時計回りに山札からカードを1枚補充します。
            山札と手札がなくなったら1ディール終了になります。
            各プレイヤーは取ったカードの得点を集計し、最も高い得点のプレイヤーが勝者となります。
            同点の場合はサドンデスとしてもう1プレイ行います。
            ブラジルでのビスカ
            ブラジルでもビスカはプレイされています。
            ブラジルでは使うカードはジョーカーを除いた52枚になります。
            またカードの強さが変わります。
            A(11点)>10(10点)>K(4点)>J(3点)>Q(2点)>9>8>7>6>5>4>3>2
            9以下は0点です。
            リードプレイヤーが切り札以外を出した場合は、出したカードに関係なくどのスートを出してもかまいません。
            リードプレイヤーと同じスートを出しても良いですし、他のスートを出してもかまいません。勿論切り札を出すこともできます。
            リードプレイヤーが切り札を出した場合はマストフォローになります。
            つまり:
            1. リードで出されたスートがある場合は、必ずそのスートを出します。複数ある場合は、任意の1枚を出します。
            2. ない場合は、切り札を含め何を出してもかまいません。
            上記以外はビスカと同じです。
            サイトによってはビスカは、スエカとして紹介されています。

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            その他バリエーションゲーム

            ボスニアヘルツェゴビナのブリスコラ
            ボスニアヘルツェゴビナのブリスコラは:
            A,10,K,Q,J,9,8,7の32枚を使ってプレイします。
            カードの強さは:A(11点)>10(10点)>K(4点)>Q(3点)>J(2点)>9>8>7です。
            9以下は0点です。
            特にプレイ人数の制限に明記はありません。
            4人の時は個人戦にでもペア戦にでもできます。
            上記以外は人数に応じたブリスコラのルールと同様です。

            クロアチア、ボスニアヘルツェゴビナのバリエーションゲームでは、手札4枚でプレイします。
            また各トリックでは2枚ずつプレイします。
            最初に1枚ずつプレイし、さらに2枚目をプレイします。
            最初にリードされたスートの中で一番強いカード、または切り札がプレイされている場合は切り札の中で一番強いカードを出したプレイヤーが全てのカードを取ります。
            1トリック終了後、各プレイヤーは手札が4枚になるよう山札から補充します。
            上記以外は人数に応じたブリスコラのルールと同様です。

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            閑話休題

            先日のトリテSkypeでブリスコラが話題になっていると聞きましたので、その波にのってみました。
            ブリスコラ・ブジャルダはまだサイトの情報しか見つけられていません。
            実際のイタリアではブリスコラをギャンブルゲームとして遊ばれているようです。
            今もかはわかりませんが、ブリスコラのルールは細かいところでルールが変わってきているようです。
            またバリエーションも多く、本ブログに載せたバリエーションは一部にすぎません。
            下記の参考サイトの他に色々なサイトを見つけることができました。
            中にはブリスコラの概要をよくまとめられたものもありました。
            機会があれば別の機会・別の場で紹介したいと思います。

            ・ブリスコラのプレイ光景
            ・ブリスコラの説明動画

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            イタリアデッキを購入するには

            日本で現在購入できるのはモディアーノぐらいでした。
            他にもいくつかありましたが、在庫切れになっていました。
            それ以外はAmazonUSで購入するしかないようです。
            安いのだと概ね9$ぐらいです。


            参考文献・参考サイト

            ・参考文献
            ・Italian Card Games for All Ages: How to play Briscola, Scopa and many other traditional Italian card games (English Edition) Long Bridge Publishing
            ・The Penguin Book of Card Games  David Parlett

            ・参考サイト
            ➢ゲームファーム
            ➢PAGAT
            ➢Wiki
            ➢SEE YOU IN ITALY
            ➢Word game - Rules and strategy of word games
            ◆ブリスコラ・ブジャルダに関する参考サイト
            盛岡思考遊戯倶楽部(+旧くぼたや日記)
            とりあえずゲームで!
            いものやま。
            ゲームばっかりやってないで
            キリン、時々遊戯

            皆様良いお年を。

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            2018年12月24日月曜日

            ローラー・ダービー(Roller Derby)

            神はサイコロを振らない


            Neal Lyonsが考案したトリックテイキングゲームです。
            4人ペア戦になります。
            通常のトランプよりジョーカーを除いた52枚を使います。
            後述するバリエーションではジョーカーを追加います。
            このゲームは時計回りに進行します。
            強さは
            A>K>Q>J>10>9>8>7>6>5>4>3>2
            です。
            トランプの他に六面体のダイス2個を用意します。色は何色でもかまいません。
            ゲームを始める前にディール数を決めておきます。



            ディール

            ジャンケンなど適当な方法で最初のディーラーを決めます。
            以降は時計回りで持ち回りで交代します。
            ディーラーの左隣のプレイヤーはサイコロ2個を振ります。
            サイコロ2個の出た目の合計がディーラーの左隣のプレイヤーとパートナー(以降「ローラーチーム」と呼びます)が取る目標トリック数になります。
            以降ディラーの左隣のプレイヤーを「ローラー」と呼びます。
            目標トリック数通りぴったり取らないと得点になりません。
            例えばサイコロ2個の目の合計が「8」の場合、ローラーチームの目標トリック数は「8」になります。

            カードの交換

            各チームはパートナーと手札の交換を行います。
            最初にローラーチーム、次にもう一方のチームが手札の交換をします。
            交換する枚数は3枚になります。
            交換するときは手札から裏向きにして相手に渡します。お互い相手から渡されたカードを見ずに交換をします。
            相手に渡した後。相手から渡されたカードを手札に加えます。
            手札交換後、ディラーの左隣のプレイヤーは切り札を宣言します。明記されていませんが、ノートランプ(切り札なし)を指定することもできるかと思われます。
            切り札を指定した後、ローラーは「オール・オア・ナッシング」を宣言することが出来ます。
            「オール・オア・ナッシング」は、全トリックをとるか、または1トリック取らないかのどちらかを達成する宣言になります。

            プレイ

            ローラー(ディラーの左隣のプレイヤー)が最初のリードプレイヤーになります。
            リードプレイヤーは手札から任意の1枚を表向きに出します。
            以降時計回りに以下の通りプレイします。
            1. リードプレイヤーが出したスートがあれば、必ずそのスートを出します。複数ある場合はそのうちから任意の1枚を出します。
            2. リードプレイヤーが出したスートがない場合、切り札があれば必ず切り札を出します。複数切り札がある場合は、そのうちから任意の1枚を出します。
            3. リードプレイヤーが出したスートも、切り札もない場合は何を出してもかまいません。
            切り札が出ていない場合は、リードプレイヤーが出したスートの中で一番強いカードを出したプレイヤーが勝ちます。
            切り札が出ている場合は、切り札の中で一番強いカードを出したプレイヤーが勝ちます。
            勝ったプレイヤーは取ったトリック数がわかるように、1カ所に裏向きにして重ねて置きます。
            勝ったプレイヤーがリードプレーヤーになります。
            全員の手札がなくなったら1ディール終了になります。


            得点

            ローラーチームは取ったトリック数を数えます。
            2つのダイスの目の合計と同じトリック数が取れた場合、ローラーチームは100点獲得します。
            それ以外の場合、ダイスの目の合計より取ったトリック数が多い少ないに関係なく、過不足分1トリックごとに10点を100点から差し引きます。
            例えばダイスの目の合計が8で、5トリックしか取れなかった場合:
            100-10x(8-5)=100-10x3=70点になります。
            上記の差し引きでマイナスになった場合、得点は0点です。
            「オール・オア・ナッシング」で全トリック取った場合、または1トリックも取らなかった場合、ローラーチームは150点獲得します。
            失敗した場合は0点です。
            ローラーチームの成否にかかわらず、相手チームに得点はありません。
            ・得点の凡例
            • ダイスの目の合計どおりのトリック数:100点
            • トリック数がダイスの目より1つ多いまたは少ない:90点
            • トリック数がダイスの目より2つ多いまたは少ない:80点
            • トリック数がダイスの目より3つ多いまたは少ない:70点
            • トリック数がダイスの目より4つ多いまたは少ない:60点
            • トリック数がダイスの目より5つ多いまたは少ない:50点
            • オール・オア・ナッシング達成:150点
            • オール・オア・ナッシング失敗:0点
            • 差し引きの点数が0点以下:0点

            ゲーム終了

            規定ディール数プレイしたらゲーム終了です。得点が多いチームの勝利になります。
            同点は引き分けになります。


            バリエーション

            このゲームにはいくつかバリエーションがあります。
            「ジョーカー・セール」バリエーション
            このバリエーションでは2枚のジョカ-を使います。
            ローラー(ディラーの左隣のプレイヤー)が切り札を決めた後、ローラーはジョーカー1枚につき9点払うことでジョーカーを手札に加えることが出来ます。
            買えるジョーカーは最大2枚までです。1枚も買わなくてもかまいません。
            ジョーカーを買った場合は、買った分だけ手札から裏向きに捨て札にします。
            買ったジョーカーは手札の交換時にパートナーに渡してもかまいません。
            ジョーカーは、プレイのルールを守った上でどのスートの代わりにもなります。またジョーカーは最強にもでき、最弱にもできます。
            ジョーカーはプレイする際、「最強の♦」や「最弱の♣」など強さとスートを指定します。
            ジョーカーを買った場合、得点から買った分だけ点数を差し引きます。
            「12面体」バリエーション
            六面体サイコロ2つの代わりに12面体サイコロ1つを使います。
            「ジョーカー・セール」バリエーションと組み合わせことも可能です。
            「ローラー特権」バリエーション
            手札交換時にローラーは、パートナーから渡された3枚の手札を見てから、パートナーに渡すことが出来ます。
            「ジョーカー・セール」バリエーション、「12面体」バリエーションと組み合わせることが出来ます。

            ※このゲームのルールは誰でも遊ぶことができるように公開されています。
            無断でこのゲームデザインを元にゲームを販売したり、このゲームに対して勝手に商標等を取ることは、作者より禁じられています。

            なんとなく成否のあたりや、得点が甘いような気がしますが、面白そうなゲームです。
            ジョーカー・セールバリエーションは入れた方が良いかもしれません。
            一度遊んでみたいと思います。
            なおこのゲームは遊ぶことを目的に発表されています。
            作者に無断でこのゲームを元にゲームにして売ったり、商用にしたりしないよう、私からもお願い申し上げます。
            アナログゲームデザイナー様達の良心と誇りを私は信じています。

            参考サイト
            PAGAT.COM

            2018年12月22日土曜日

            ノミネーションズ(Nominations)

            短縮して「ノムズ」(Noms)、「ノミー」(Nommie)とも呼ばれています。
            「ノミネーション・ホイスト」とも呼ばれているようですが、オーヘルのバリエーションとして同じ名前のゲームがあります。
            当ブログではノミネーションズと言う名前で紹介します。
            このゲームはイギリス海軍、規模は小さいもののイギリス陸軍でも遊ばれているようです。
            4人個人戦になります。
            通常のトランプよりジョーカーを除いた52枚を使います。
            このゲームは時計回りに進行します。
            強さは
            A>K>Q>J>10>9>8>7>6>5>4>3>2
            です。
            ゲームを始める前にディール数や勝利点数を決めておきます。


            ディール

            ジャンケンなど適当な方法で最初のディーラーを決めます。
            以降は時計回りで持ち回りで交代します。
            ディラーはシャッフルした後、各プレイヤーに3枚ずるつ、残りの4枚を最初、途中または最後に配ります。
            例:3-4-3-3、3-3-3-4、4-3-3-3等
            各プレイヤーの手札は13枚になります。

            ビッド

            ディラーの左隣のプレイヤーからビッドまたはパスします。
            ビッドする場合は後で指名するパートナーと一緒に取れるトリック数を宣言します。
            最低は10からですが、バリエーションルールで最低7からにすることもできます。
            直前のプレイヤーがビッドし、自分もビッドを宣言する場合は、直前のプレイヤーより強いビッドを宣言しなければなりません。
            トリック数の代わりに1トリックも取らない「ミゼール」、手札を公開しかつ1トリックも取らない「さらしミゼール」を宣言することもできます。
            最も強いビッドは「さらしミゼール」、次に強いビッドは「ミゼール」、トリック数の大きい順になります。
            後述しますが、「ミゼール」、「さらしミゼール」を宣言した場合はパートナーを指定することはできません。単独でプレイすることになります。
            ビッドしたくない場合はパスをします。
            パスした後ビッドに参加することもできます。
            3人連続でパスした場合は、一番トリック数の多いビッドを宣言したプレイヤーがデクレアラーになります。
            もし一度もビッドをせず4人全員がパスした場合は、「ダブルハンド」になります。

            ダブルハンド

            一度もビッドをせず4人全員がパスをした場合、以下の手順でカードを配り直します。
            1. 各プレイヤーは手札を左から順に♥、♣、♦、♠の順に並び替える
            2. 各プレイヤーは手札の各スートを強い順(左が最強)に並び替える
            3. ディラーの左隣のプレイヤーから手札裏向きに重ねてる
            4. ディラーは右隣のプレイヤーにカットしてもらい、シャッフルせずにそのままディラーの左隣のプレイヤーから時計回りに配る
            ダブルハンドが起きた場合、得点は倍になります。

            プレイ

            デクレアラーは最初のプレイ前に切り札とパートナーになるカードを宣言します。
            切り札はノートランプ(切り札なし)にすることも出来ます。
            その後パートナーになるカード、スートとランクを宣言します。切り札を宣言することも出来ます。
            そのカードを持っているプレイヤーがパートナーになります。
            例えば♠Aと宣言した場合は、♠Aを持っているプレイヤーがパートナーになります。
            パートナーになったプレイヤーは、自分がパートナーであることを隠しておきます。
            デクレアラーが自分の手札にあるカードを宣言した場合は、パートナーはいません。
            デクレアラー単独になります。
            「ミゼール」、「さらしミゼール」を宣言した場合、切り札はノートランプ(切り札なし)になります。またパートナーはいません。デクレアラー単独になります。
            デクレアラーが最初のリードプレイヤーになります。
            リードプレイヤーは手札から任意の1枚を表向きに出します。
            以降時計回りに以下の通りプレイします。
            1. リードプレイヤーが出したスートがあれば、必ずそのスートを出します。複数ある場合はそのうちから任意の1枚を出します。
            2. リードプレイヤーが出したスートがない場合、切り札があれば必ず切り札を出します。複数切り札がある場合は、そのうちから任意の1枚を出します。
            3. リードプレイヤーが出したスートも、切り札もない場合は何を出してもかまいません。
            切り札が出ていない場合は、リードプレイヤーが出したスートの中で一番強いカードを出したプレイヤーが勝ちます。
            切り札が出ている場合は、切り札の中で一番強いカードを出したプレイヤーが勝ちます。
            勝ったプレイヤーは取ったトリック数がわかるように、1カ所に裏向きにして重ねて置きます。
            勝ったプレイヤーがリードプレーヤーになります。
            1トリック終了後、「さらしミゼール」を宣言したプレイヤーは、手札を全て表向きに公開します。
            公開した手札はスートごとに分け、各カードが見えやすいように配置します。
            全員の手札がなくなったら1ディール終了になります。
            または「ミゼール」、「さらしミゼール」を宣言したプレイヤーが1トリックでもとればその時点で1ディール終了です。


            得点

            デクレアラーの成否で得点が決まります。
            デクレアラーの成否は以下のように決めます。
            成功
            1. ミゼール、さらしミゼールの場合:デクレアラーが1トリックも取ってなければ成功
            2. パートナーがいる場合:パートナーと合わせて取ったトリック数>=ビッド数
            3. パートナーがいない場合:デクレアラーが取ったトリック数>=ビッド数
            上記以外は失敗になります。
            成功した場合、取ったトリック数に関係なくビッドした数が得点になります。
            例えばビッドした数が「10」で取ったトリック数が「12」の場合、得点は10点になります。
            パートナーがいる場合、パートナーもデクレアラーと同じ得点を獲得します。
            デクレアラーが単独の場合、デクレアラーのみが得点を獲得します。
            ミゼールが成功した場合、デクレアラーは13点獲得します。
            さらしミゼールが成功した場合、デクレアラーは26点獲得します。
            デクレアラーが成功した場合は、それ以外のプレイヤーは得点を獲得することはできません。
            失敗した場合は、デクレアラー以外のプレイヤーがビッドした数だけ得点を獲得します。
            デクレアラー及び、デクレアラーのパートナーは得点を獲得できません。
            ミゼールが失敗した場合、デクレアラー以外のプレイヤー3人は13点獲得します。
            さらしミゼールが失敗した場合、デクレアラー以外のプレイヤー3人は26点獲得します。
            ダブルハンドの場合、取った得点は倍になります。
            つまりダブルハンドでデクレアラーがミゼールを成功した場合26点、さらしミゼールを成功した場合52点になります。

            ゲーム終了

            規定ディール数終了後、最も得点の高いプレイヤーの勝利です。
            または規定処理点数以上達したプレイヤーの勝利です。
            同点は引き分けになります。

            バリエーション

            ディール
            各プレイヤーの手札を5枚ずつ2回配ります。残りを3枚ずつ配ります。
            ビッド
            最低ビッドを10から7に変更します。
            ミゼールのビッド
            ミゼールのビッドを10と11の中間の強さに変更します。
            つまりミゼールは10のビッドより強く、11のびっどより弱くなります。
            さらしミゼールは最強のビッドのままになります。
            ミゼールの得点は10点、さらしミゼールの得点は26点になります。
            得点
            ビッドの成否にかかわらず。デクレアラー、デクレアラーのパートナー以外のプレイヤーは取ったトリック数分の得点を獲得します。
            デクレアラーがミゼールを失敗した場合、それ以外のプレイヤーはミゼールの得点に加え、取ったトリック数分の得点を獲得します。
            またビッドで13を宣言した場合、デクレアラーまたはデクレアラーのパートナーの得点を26点に変更します。
            デクレアラーが失敗した場合、デクレアラーまたはデクレアラーのパートナーは26点獲得します。

            面白そうなトリックテイキングゲームです。
            さらしミゼールはなかなか緊張感がありそうです。
            一度遊んでみたいと思います。
            参考サイト
            PAGAT.COM
            archive copy of Jim Buckley's website

            2018年12月15日土曜日

            パーラッケン(Perlaggen)

            ワイルドだぜ

            パーラッケンは、オーストリアのチロル地方で遊ばれているトリックテイキングゲームです。
            ワイルドカードがある珍しいトリックテイキングゲームです。
            4人ペア戦になります。
            通常のトランプのうち、♦6~K,A、それ以外は7~K,Aだけを使います。
            つまりジョーカー、♦2~5、♠2~6、♣2~6、♥2~6を除きます。
            使うトランプは全部で33枚になります。
            このゲームは時計回りに進行します。
            ゲームの目的:ペアで合計18点以上とること。
            このゲームではプレイ中でのパートナー同士の会話は自由です。ただし手札を見せ合うことは出来ません。

            カードの強さ

            各スートの強さは
            A>K>Q>J>10>9>8>7>6
            です。
            またこのゲームには他のどのカードの代わりとして使えるワイルドカードがあります。
            ワイルドカードは以下のカードです。
            1. ♥K(マクシ)
            2. ♦6(ベリ)
            3. ♦7(シェル・スピッツ)
            4. ♣7(アイヒェル・スピッツ)
            5. 切り札の7(♥か♠の時のみ)
            6. 切り札のJ
            7. 切り札のQ
            上記1~4のカードを「恒久ワイルドカード」と呼びます。
            番号が小さいほど強いカードになります。
            ワイルドカードは、どのカードの代わりにもなります。手札に同じカードがあっても、既に出たカードであっても、場に同じカードがあってもかまいません。

            ディール

            じゃんけんなど適当な方法で最初のディラーを決めます。
            以降ディーラーは時計回りに持ち回りで交代します。
            カードをシャッフルした後、右隣のプレイヤーがカットします。
            右隣のプレイヤーは、カットした上半分のカードの一番下のカードを自分で見ます。
            そのカードが恒久ワイルドカードだった場合、そのカードを全員に見せて自分の手札にします。
            その後カードを元の状態に戻して、再びカットをします。
            これを上半分のカードの一番下のカードが恒久ワイルドカードでなくなるまで続けます。
            カットして一番下のカードが恒久ワイルドカードでない場合は、カットしたカードが一番下になるようにしてカットを終了します。
            ディラーはまず2枚ずつ、次に3枚ずつ、ディーラーの左隣のプレイヤーから時計回りに配ります。
            このときすでに恒久ワイルドカードを手にしているプレイヤーがいれば、該当プレイヤーに配るときは、その分枚数を減らします。
            各プレイヤーの手札は5枚になります。

            切り札の決定

            配り残りのカードから1枚を表向きにします。そのカードのスートが切り札になります。
            それ以外のカードは裏向きのままにします。
            もし切り札表示のカードが恒久ワイルドカードの場合でも、そのカードのスートが切り札になります。
            例えば切り札表示のカードが♦6だった場合、切り札は♦になります。
            切り札表示のカードが恒久ワイルドカードの場合、ディラーは恒久ワイルドカード以外で手札に切り札があれば、そのカードと交換することができます。
            もしディーラーに該当のカードがなければ、ディラーのパートナーが交換できれば。交換します。
            例えば切り札表示カードが♦6で、ディラーの手札に♦7以外の♦があればそのカードと交換することができます。


            プレイ

            ディラーの左隣のプレイヤーが最初のリードプレイヤーになります。
            リードプレイヤーから時計回りにプレイします。
            リードプレイヤーは手札から何を出してもかまいません。
            もしワイルドカードをリードでプレイする場合は、スートとランクを指定します。
            指定しなかった場合は出したスートとランクのままになります。
            以降のプレイヤーは以下の通りプレイします。
            1. リードプレイヤーが出したスートが手札にある場合は、そのスートを出すかまたは切り札を出します。
            2. リードプレイヤーが出したスートが手札にない場合は、切り札を含め何を出してもかまいません。
            3. 切り札がリードされた場合、手札に切り札があれば必ず出します。ただいワイルドカードは切り札以外のカードにもなりますので、出す必要はありません。
            プレイで使ったカードは各プレイヤーの前に、左から順番に裏向きに置きます。

            得点要素

            このゲームでは3つの得点要素があります。どの得点要素も1点ですが。後述するビッドにより得点が上がります。
            どの得点要素にもワイルドカードを使うことができます。
            各ワイルドカードは得点要素ごとに別のカードの代わりとして使うことが出来ます。
            トリック中に「あるカード」としてワイルドカードを使ったとしても、得点要素の時には別のカードとして使うことができます。
            例えば例えば♦7をトリック中♥Kとして使っても、グライヒまたはハンガーでは♣Aとして使うことが出来ます。
            1枚のワイルドカードを、グライヒ、ハンガーの時には一度決めたカードとして扱います。
            例えば♦7を♠Aとしてグライヒで使った場合、ハンガーでも♠Aとしてみなします。
            • グライヒ:2枚以上の同じランクがある時、最も強いものを持っているプレイヤーのチームが得点します。強さは次のように決めます。
              • 枚数が多い方が強い
              • 同じ枚数であれば、ランクが強い方
              • ランクの強さは:A>K>Q>J>10>9>8>7>6
            • ハンガー:同じスートの2枚以上のシークエンスがあるとこ、最も強いものを持っているチームが得点します。強さは次のように決めます。
              • 枚数が多い方が強い
              • 同じ枚数であれば、ランクが強い方
              • ランクの強さは:A>K>Q>J>10>9>8>7>6
            • シュピール:プレイで3トリック取ったチームが得点します。

            ベッド

            各得点要素について、ベッドによって得点を1点上げることができます。
            各自手札が配られた後、各プレイヤーは各得点要素について、ベッドすることができます。
            ベッドはプレイ中に行っても構いません。
            ベッドされた相手チームの誰でも、次のどれか1つを答えなくてはなりません。
            1. グッド:その得点要素での負けを認めます。ベッドで上げる前の得点がベッドをしたチームにつきます。
            2. ホールド:提案を受け入れ、その得点要素を1点上げます。
            3. レイズ:提案を受け入れたうえで、さらに1点上げることを提案します。
            レイズが会った場合、相手チームは上記の1~3のいずれか1つを答えます。レイズを行っている間はベッドは終了しません。
            ベッドが出来るのは、各得点要素でまだベッドが行われていないか、自分のチームが前回のベッドでホールドを選択した時です。
            グライヒやハンガーをベッドでする時は、自分の手札に少なくとも1組のグライヒまたはハンガーがなければなりません。
            5トリック目のリードが行われた時は、リードされたスートまたはワイルドカードを持っているプレイヤーのみがベッドを行うことができます。
            各得点要素について、自分のチームの負けを認めることはできます。

            ショーダウン

            シュピールがベッドされ、いずれかのチームが「グッド」を宣言すると、プレイ途中であっても1ディール終了になります。
            シュピールがベッドされていない場合は。5トリック終了後1ディール終了になります。
            1ディール終了後、グライヒとハンガーの勝敗を決めるため、それぞれ次のどれかを行います。
            決めるのはシュピールで得点を獲得したチームまたは、3トリック以上取ったチームになります。
            1. 負けを認める
            2. 手札からカードを出し相手のカードより強いグライヒやハンガーを作る
            3. ベッドを行う
            上記を繰り返して勝敗と点数を決めます。

            ゲーム終了

            合計点が18点になったチームの勝利です。
            同じディールで両チームが18点になった場合は、次の順番で先に18点に達したチームの勝利になります。
            1. 相手が負けを認めた得点要素の点数
            2. ベッドが行われたことのある得点要素の点数
            3. ベッドが全く行われなかった得点要素の点数
            上記はグライヒ、ハンガー、シュピールの順に判定します。

            ゲシュトリッヒェン

            プレイ中でも、相手が負けを認めた点数で合計点が17点に達したチームは、ゲシュトリッヒェン状態になります。
            ゲシュトリッヒェン状態になったチームはベッドを始めることはできません。
            両チームがゲシュトリッヒェン状態で、グライヒまたはハンガーで負けを認めていない場合は、3枚以上のグライヒまたはハンガーを持っているチームが勝ちます。
            どちらも3枚以上の場合は、枚数、カードの強さの順で決めます。

            一度遊びました。
            プレイ途中でもベッドが行われるため、プレイが中断することも時々起こってしまいます。
            トリックテイキングの点数の要素は「シュピール」だけで、残りの2つは手役です。
            そのため、トリックテイキングの要素がかなり薄いゲームに感じます。
            トリックテイキングゲームを楽しむというより、お互いわいわい話し合って、ベッドの駆け引きを楽しむ、そんなゲームに感じました。


            参考サイト