2020年12月22日火曜日

Sloppy Seconds

スロッピー・セコンドは、Peter Schell氏が創作したトリックテイキングゲームです。
3、4人いずれも個人戦になります。 
4人の場合は、通常のトランプよりジョーカーを除いた52枚を使います。 
3人の場合は、通常のトランプより♣2とジョーカーを除いた51枚を使います。 
各スートのカードの強さは:A>K>Q>J>10>9>8>7>6>5>4>3>2です。
このゲームは時計回りに進行します。
ゲームの目的:各スートのカードの得点合計で、2位になること。
ゲームの終了:300点以上または364点以上先取。


カードの得点

各カードには下記表のとおり得点ついています。











ディール

最初のディーラーをじゃんけんなど適当な方法で決めます。
以降は時計回りに持ち回りに交代します。
ディーラーはシャッフルした後、各プレイヤーに裏向きのまま1枚ずつ配ります。
3人の場合は各プレイヤーの手札が17枚、4人の場合は各プレイヤーの手札が13枚になります。
配り残りはありません。


プレイ

プレイ開始時点では切り札はありません。
ディーラーの左隣が最初のリードプレイヤーになります。
リードプレイヤーは手札から好きなカードを1枚、表向きにして場に出します。
以降リードプレイヤーが出したスートがあれば、必ずそのスートを表向きにして場に出します。
該当のスートが複数枚ある場合は、その中から好きな1枚を表向きにして場に出します。
ない場合は、何を出してもかまいません。
まだ切り札が決まっていないトリック中に、リードしたスート以外のカードが出て、さらに異なるスートが出た場合、そのカードのスートがその瞬間切り札になります。
もしそのトリックでリードしたスートと異なるスートが1種類しか出なかった場合、次のトリック以降に持ち越されます。
次のトリックで異なるスートの2種類目が出た瞬間、そのスートが切り札になります。
例えば:
リードで♠が出した後、いずれかのプレイヤーがが出し、その後が出た場合、が切り札になります。
そのトリックで4人とも異なるスートを出した場合は、2番目に出たスートが切り札になります。
リードで♠が出した後、いずれかのプレイヤーがが出し、以降のプレイヤーが♦または♠を出した場合、切り札の決定は次のトリック持ち越されます。
次のトリック以降でリードしたスートがが出た場合、が切り札になります。
一度切り札が決まった場合、以降切り札はプレイが終了するまで変わることはありません。
(原文では明記されていませんが、そのように解釈しました)
全員出し終わった後、このトリックの勝者を決めます。
  • 切り札が出ていない場合は、リードプレイヤーが出したスートで、一番強いランクを出したプレイヤーが勝ちます。
  • 切り札が出ている場合は、切り札スートで一番強いランクを出したプレイヤーが勝ちます。
勝ったプレイヤーは場に出ている全てのカードを裏向きにして、自分の脇に集めておきます。
勝ったプレイヤーが次のリードプレイヤーになります。
全員の手札がなくなるまでプレイを続けます。
手札がなくなったら、1ディール終了です。


得点計算

1ディール終了後、トリックで取ったカードをスートごとに分けます。
分けた後、各スートごとにカードの得点を集計します。
下記のいずれかに該当するプレイヤーのみが得点を獲得します。
  • 各スートのカードの合計点が2位のプレイヤー。2位が複数いた場合は、該当のプレイヤー全員が得点を獲得します。
  • 取ったカードの合計点(全てのスートの合計点)が4点以下の場合、該当のプレイヤーは5点獲得します。
※そのスートが1枚も取れていない状態で2位なった場合、5点獲得できるかどうかは、原文では明記されておりません。
プレイする前に事前に決めておいた置くことをお勧めします。
上記の得点が入るとすると、0トリックで2位の場合、20点入ることになります。


ゲーム終了

いずれか1人のプレイヤーの合計点数が300点以上(364点以上)になったらゲーム終了です。
ゲーム終了後合計点の高いプレイヤーの勝利になります。

参考サイト

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