2017年8月29日火曜日

シービング・スティンク(THIEVING STINK)

THIEVING STINKは、Steve Zdancewicが創作したトリックテイキングゲームのようです。

4人用のペア戦になります。
使うトランプは、通常のトランプよりジョーカーを除いた52枚です。
各スートの強さは:A>K>Q>J>Q>9>8・・・2です。
スートの強さは♣>♦>♥>♠です。スートの強さはビッド、切り札変更の時にこの強さを適用します。
このゲームは時計回りに進行します。
最初のディーラーをジャンケンなどの適当な方法で決めます。以降ディラーは時計回りに持ち回りで交代します。
ディラーは各プレイヤーの手札が13枚になるように配ります。

カードの点数

下記の点数がついています。
・J,Q,K,A:各10点
・それ以外:0点

ビッド

各プレイヤーは切り札候補のカードを手札から1枚裏向きにして場に出します。
全員場に出したら一斉に表向きにします。
最もランクの高いカード(A>K>Q>J>10・・・2の順)が切り札スートになります。
もし複数同じ強さのランクがある場合は、スートの強さで決めます。
切り札候補のカードは、1つにまとめて、切り札表示として、表向きに最も強いカードを一番上にします。
切り札表示のカードは、最初のリードプレイヤーのそばに置きます。

プレイ

最も強いカードを出したプレイヤーが最初のリードプレイヤーになります。
リードプレイヤーは、以下の2つのどちらか1つを行います、

  1. 通常にプレーをする
  2. 切り札を変更する
リードプレイヤーが手札から1枚出し、通常にプレイした場合は、以降以下のルールに従いプレイします。
1)リードで出されたスートがある場合は、必ずフォローします。複数ある場合は、任意の1枚を出します。
2)ない場合は、切り札スートを必ず出します。切り札スートが複数ある場合は、任意の1枚を出します。
3)リードされたスート、切り札スートもない場合は、何を出してもかまいません。
取ったカードは裏向きにして自分の脇に置きます。
リードプレイヤーが切り札を変更する場合、プレイ前に「切り札変更」の宣言をします。
切り札変更できるのは、切り札表示されているカードのランクより強いランク、または同じランクで強いスートのカードでのみ、切り札を変更できます。
原文では明記されていませんが、切り札表示のカードと同じスートを出すこともできます。
また切り札を変更する時のみ、「2」は最強のカードとして見なします。
例えば切り札表示のカードが♦9の場合は、同じランクで上書きできるのは、♥9か♠9になります。
切り札を変更した場合は、手札から出したカードを表向きにして、切り札表示のカードの上に重ねて置きます。
また切り札表示のカードを、切り札変更したプレイヤーのそばに置きます。
切り札変更をした場合は、リードプレイヤーはプレーできません。
リードプレイヤーの左隣が最初にプレイします。切り札変更が発生した場合だけ、プレイされたカードは3枚になります。
切り札が出なかった場合は、リードプレイヤー(またはその左隣のプレイヤー)が出したスートの中で、一番強いカードを出したプレイヤーがそのトリックを取ります。
切り札が出ている場合は、切り札の中で一番強いカードを出したプレイヤーがそのトリックを取ります。
取ったカードは自分の脇に裏向きにして置きます。
トリックを取ったプレイヤーが次のリードプレイヤーになります。

点数

全員の手札がなくなったら1ディール終了です。
取ったカードに点数がついているカードがあれば、カードの点数を合計します。
さらに切り札表示のカードがそばに置かれているプレイヤーは、切り札表示のカードの枚数を数えます。
切り札表示のカードは、ランクに関係なく1枚につき5点になります。

ゲーム終了

いずれかのペアの合計点が500点に達したらゲーム終了です。
最も合計点が高いペアの勝ちです。
適当なラウンド数を決めて、プレイしても良いと思います。


4人のペア戦というところがミソだなと思いました。
切り札表示のカードは1枚5点つくため、かなり大事な点数です。
初期で20点約束されるのですから。
切り札表示のカードを自分のチームに持ってくためには、リードを取りかつ次の自分のリードで切り札変更をしなければならないのが、悩ましくも面白そうなところです。
機会があれば遊んでみようと思います。

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2017年8月22日火曜日

3,6,9

3,6,9は、Alex Raulliが寄稿したトランプを使ったトリックテイキングゲームになります。
通常のトランプよりジョーカーを除いた52枚を使います。
カードの強さ:A>K>Q>J>10・・・2の順です。
切り札はありません。
4人用のゲームとしてデザインされましたが、3人、5人でも遊べます。
まずは4人のルールを説明します。3人、5人については後述します。

ディール

トランプをシャッフルし、各プレイヤーは裏向きのままトランプを1枚とります。
「3」により近いカードを引いたプレイヤーが最初のディラーになります。
最も「3」に近いカードを引いたプレイヤーが複数いる場合は、決着がつくまで引き直します。
以降ディラーは時計回りに持ち回りで交代します。
ディラーは各プレイヤーの手札が13枚になるように配ります。


プレイ

ディラーの左隣が最初のリードプレイヤーになります。
ゲームはマストフォローのトリックテイキングゲームになります。
つまりリードで出されたスートがある場合は、必ずそのスートを出します。
ない場合に限り、何を出してもかまいません。
リードで出されたスートのうち、一番強いカードを出したプレイヤーがトリックをとります。
プレイしたカードはトリック数がわかるように置きます。
全員の手札がなくなったら1ディール終了です。

得点計算

1トリックにつき1点がつきます。さらに3トリック毎に追加で2点がつきます。
例えば合計5トリックの場合は、1+1+3+1+1=7点になります。
ただし合計トリック数が3トリック,6トリック,9トリックの場合は0点です。
・得点の早見表


ゲームの終了

12ディールプレイしたらゲーム終了です。
各プレイヤーは3回ディラーになります。
合計点数が最も高いプレイヤーの勝ちです。最高得点が複数いる場合は引き分けになります。

3人用ゲーム

♥2を除いた51枚を使います。
各プレイヤーの手札は17枚になります。
9ディールプレイしたらゲーム終了です。
各プレイヤーは3回ディラーになります。
それ以外は4人プレイと同じです。
ただし合計トリック数が3,6,9の場合は0点です。
オプションルールで、さらに合計トリック数が12の場合は0点にします。

5人用ゲーム

♥2、♦2を除いた50枚を使います。
各プレイヤーの手札は10枚になります。
10ディールプレイしたらゲーム終了です。
各プレイヤーは2回ディラーになります。
それ以外は4人プレイと同じです。

ただし合計トリック数が3,6,9の場合は0点です。

非常にシンプルなトリックテイキングゲームです。
手軽で初めてトリックテイキングゲームをする人でも遊べると思います。

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2017年8月16日水曜日

ディンゴ(dingo)

ディンゴはクリーブランド州オハイオにある、ゲームサークルで遊ばれたトランプゲームです。
4人用のゲームで個人戦になります。
使うトランプは、通常のトランプよりジョーカーを抜いた52枚です。
このゲームではカードの呼び名があります。
・ラビット:♦のカード。♦Aを「エースラビット」と呼びます。
・ディンゴ:♥のカード。
・オオカミ:♣、♠のカード。

カードの点数

各カードの点数がついています。場合によっては失点になることもあります。
・2~9:1点または-1点
・10,J,Q,K:2点または-2点
・ダイヤ以外のA:3点または-3点
・♦A:10点または-3点

このゲームでは時計回りに進行します。
最初のディラーをジャンケンなどの適当な方法で決めます。ディラーは時計回りに持ち回りで交代します。
ディーラーはA以外のダイヤを全て除外します。除外した後40枚をシャッフルし、各プレイヤーに手札が10枚になるよう配ります。
除外したダイヤ(2-3-4-5-6-7-8-9-10-J-Q-K)は山札になります。昇順にし表向きにして中央に重ねて置きます。ダイヤの2が一番上になっています。
ゲーム開始時に3回カードの交換と4回の手札の廃棄を行います。
1回目のカードの廃棄
手札から1枚表向きにして捨てます。Aは捨てることはできません。
捨て札は一番上のカードが見えるように重ねて置きます。
1回目のカードの交換
ディラーが最初に手札から1枚選び、裏向きのまま左隣のプレイヤーに渡します。渡されたカードを見た後、左隣に渡します。
交換は1周したら1回目の交換終了です。つまり最後はディーラーが受け取って1回目の交換は終了です。
2回目のカードの廃棄
1回目と同様手札から1枚表向きにして捨てます。Aは捨てることはできません。
捨て札は一番上のカードが見えるように重ねて置きます。
2回目のカードの交換
2回目の交換は正面同士で行います。ディラーが最初にカードの交換を行います。
3回目のカードの廃棄
1回目と同様手札から1枚表向きにして捨てます。Aは捨てることはできません。
捨て札は一番上のカードが見えるように重ねて置きます。
3回目のカードの交換
3回目の交換は反時計回りに行います。ディラーが最初にカードの交換を行います。
4回目のカードの廃棄
1回目と同様手札から1枚表向きにして捨てます。Aは捨てることはできません。
捨て札は一番上のカードが見えるように重ねて置きます。


狩りの開始(プレイ)

ディラーは山札の一番上のランクを宣言します。
ディラーが宣言したランクのハートを持っているプレイヤーは、必ずそのカードを場に出さなくてはなりません。
最初は「2」です。従って♥2を持っているプレイヤーは、手札から♥2を出します。
ディラーが宣言したランクのスペードまたはクラブを持っている場合は、出しても出さなくてもかまいません。原文では明記されていませんが、ここではハードを出したプレイヤーから、時計回りにパスするか、手札から出します。
・スペードまたはクラブが1枚しか出なかった場合:
ハートを出したプレイヤーは得点として、自分の脇に置きます。
スペードまたはクラブを出したプレイヤーは、山札の一番上のカードを得点として自分の脇に置きます。
・スペードまたはクラブが別のプレイヤーから枚ずつ、計2枚出た場合:
ハートを出したプレイヤーは、自分が出したカードと、最初に出たスペード(またはクラブ)のカード1枚、計2枚を得点として自分の脇に置きます。
2番目に出したプレイヤーは、自身が出したカードと山札の1番上のカード、計2枚を特典として自分の脇に置きます。
最初にスペードまたはクラブを出したプレイヤーは何ももらえません。
・ハートが出たのにそれ以外のプレイヤーがパスした場合:
山札の1番上のカードを失点として、得点とは別にして自分のそばに置きます。
ハートが出なかった場合は、誰もプレイできません。山札の1番上のカードを破棄します。
山札の一番上のランクと同じハートを持っているプレイヤーは、同じランクのクラブ、スペードがあったとしてもプレイすることはできません。
例えば山札の一番上が「3」で♥3,♣3,♠3が手札にある場合、♥3は必ず場に出さなくてはなりませんが、♣3,♠3はプレイできません。
これをKまで行います。
自身の手札に♠と♣の同じランクがある場合は、両方出すと損をします。どちらか1枚をプレイするかパスすることをお勧めします。

Aの狩りの開始

Kまでプレイが終わったら、Aの「狩り」を行います。♥Aを持っているプレイヤーは必ず場に出さなくてはなりません。それ以外のプレイヤーはAを出すかは自由です。出さなくても良いです。
♥Aを出したプレイヤーから時計回りにカードを出すかパスをします。
Kまでプレイが終わったら、Aの「狩り」を行います。♥Aを持っているプレイヤーは必ず場に出さなくてはなりません。それ以外のプレイヤーはAを出すかは自由です。出さなくても良いです。
♦A1枚と、♣Aまたは♠Aのいずれか1枚を持っていて、♦Aを出したい場合は、まず♣Aまたは♠Aをだし、もう一方のカードが出た後に、♦Aを出します。
Aの得点の処理
・♥Aが出ていて、♠Aまたは♣Aが場に出ている場合は、出したプレイヤーのそれぞれの得点になります。
もし♦Aがプレイされている場合は、♦Aも得点になります。
つまり1人で♠A,♣A,♦Aの3枚を持っている場合は、3+3+10=16得点です。
1人で♠A,♣A,♥Aの3枚を持っている場合も16得点になります。
・♥Aしか場に出ていない場合(ほかのプレイヤーが出さずにパスした場合)は、♥Aを出したプレイヤーの失点になります。♥Aを失点置き場に置きます。
・♦Aが場に出なかった場合、♦Aを持っているプレイヤーの失点になります。♦Aを持っているプレイヤーはそのカードを見せて失点置き場におきます。
もし1人のプレイヤーがA4枚持っている場合は、即座に公開します。そのプレイヤーは19得点を獲得します。全てのAを得点置き場に置きます。
Aの狩りが終わったら1ゲーム終了です。手札を公開し、♦Aを持っているプレイヤー失点になります。
得点置き場の合計点から失点置き場の合計を差し引いた点が最終的な得点になります。

ゲームの終了

ゲーム終了は特に決められていません。5ゲームあたりか、事前に獲得点数を決めておくと良いでしょう。

まだ未プレイです。
最初の手札の捨てる・交換でほとんど方針が決まってしまうゲームです。
機会があれば遊んでみようと思います。

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Togetterまとめ



2017年8月13日日曜日

タマロー(Tamalou)

タマローは中近東で遊ばれているトランプゲームです。
フランスなどのヨーロッパでも遊ばれているようです。
「ビンゴ」、「ラスプーチン」、「Kabou(Cabo)」,「サボテン(Cactus)」などと色々な名前で呼ばれているみたいです。
2~8人まで遊べるようですが、適正人数は2~5人ぐらいまでではないかと思います。
通常のトランプ52枚を使います。
オプションでジョーカー2枚を加えることもできます。
個人的にはジョーカー1枚か2枚を入れることをお勧めします。
このゲームはトランプゲームの「ゴルフ」に非常に似ています。

ディール

このゲームでは反時計回りにゲームが進行します。
最初のディラーをジャンケンなどの適当な方法で決めます。
以降は反時計回りに持ち回りで交代します。
このゲームでは各プレイヤーに4枚配ります。
残ったカードは裏向きのまま山札として場に置きます。
配られた4枚は裏向きのまま、2x2の長方形のレイアウトになるよう配置します。
使うトランプ全てをシャッフルし、各プレイヤーにまず2枚ずつ配ります。
配られた2枚のカードは、各自自分だけ見ます。
見た後裏向きのまま配られた2枚を自分の前に置きます。
ディーラーはさらに各プレイヤーに2枚ずつ配ります。
この2枚については見ることはできません。
各プレイヤーは2x2の長方形のレイアウトになるように配置します。

プレイ

ディーラーの右隣がスタートプレイヤーです。
自分の手番になったら、次の1)、2)のどちらか1つをプレイします。
1)山札の一番上のカードを取る。
取ったカードは自分だけが見ます。
取ったカードはそのまま捨て札にしてもかまいません。
捨て札にしない場合は、自分の配置済みの4枚のいずれか1枚と交換します。
交換後裏向きにして配置します。
交換するときも配置済みのカード見ることはできません。
また交換後の配置したカードも見ることはできません、
交換したカードは捨て札になります。
捨て札は表向きにして、場の中央に重ねて置きます。
2)捨て札の一番上のカードを取る。
捨て札を取った場合、そのまま捨て札に捨てることはできません。
取ったカードは自分だけが見ます。
自分の配置済みの4枚のいずれか1枚と交換します。
交換後裏向きにして配置します。
交換するときも配置済みのカード見ることはできません。
また交換後の配置したカードも見ることはできません、
交換したカードは捨て札になります。
捨て札は表向きにして、場の中央に重ねて置きます。

カードの特殊効果

山札から取りそのまま捨て札にすることにより、特殊効果を発動するカードがあります。
特殊効果を使わずにそのまま捨て札にすることもできます。
・7,8(のぞき見):自分のレイアウトのカードを1枚自分だけ見て、元に戻すことができます。
・9,10(スパイ):他のプレイヤーのレイアウトのカードを1枚自分だけ見て、元に戻すことができます。
・J,Q(交換):他のプレイヤーのレイアウトのカードを1枚と、自分のレイアウトのカード1枚と交換することができます。カードを見ることはできません。
・K:他のプレイヤーのレイアウトのカードを1枚を見た後に、自分のレイアウトのカード1枚と交換することができます。見るだけで交換しなくてもかまいません。

カードの点数

カードの点数は以下の通りです。

タマロー宣言

自分のプレイが終わった後、自分のレイアウトのカードの合計が5点以下のプレイヤーは、タマロー宣言をすることができます。
この宣言後、ゲームは即座に終了します。
タマロー宣言し、カードの合計が5点以下の場合、得点は0点になります。
ただし、タマロー宣言したプレイヤーの合計点と同じかそれより少ない合計点だったプレイヤーがいる場合は、対象のプレイヤー全員が0点になります。
またタマロー宣言したプレイヤーは、カードの合計点のままになります。
もしタマロー宣言したプレイヤーのカードの合計点が6点以上だった場合、タマロー宣言は失敗になります。
失敗した場合、カードの合計点に加え5点のペナルティを受けます。
タマロー宣言が失敗したときも、タマロー宣言したプレイヤーの合計点と同じかそれより少ない合計点だったプレイヤーがいる場合は、対象のプレイヤー全員が0点になります。

神風

タマロー宣言後、自分のレイアウトのカードがQ2枚、K2枚だった場合、
対象のプレイヤーの得点は0点になり、他のプレイヤーの得点は50点になります。
この神風はゲームに好みで入れても入れなくても良いと思います。

ゲーム終了

いずれかのプレイヤーの得点が100点以上になったら、ゲーム終了です。
最も得点が低いプレイヤーの勝ちになります。
また得点が100点ぴったりだった場合は、得点が50点になります。
もしくは適当なゲーム数をプレイして終了でも良いと思います。

バリエーション

いくつかのバリエーションルールがあります。

・カードの交換
J,Qのカードの特集効果を使った時、交換は2人のプレイヤーに対して使うことができます。つまり2枚交換できます。

・ゲーム終了条件
100点ぴったりにだった場合、ゲーム終了ではなくします。
100点を50点にしてゲームを続行します。
ぴったり100点になった場合は何度でも50点になります。
また50点ではなく70点にするオプションもあります。

・2人プレイ時
2人プレイでは4枚ではなく6枚でプレイすることにします。
配置は3x2の配置にします。
最初に3枚配りその3枚は見て裏向きのままにします。
さらに3枚配ります。この3枚のカードは見れません。

「神風」のルールを抜いてプレイしました。
若干単調になりがちでしたが、なかなか楽しめました。
展開によって長引いてしまい冗長に感じてしまうと思います。
4人以上で遊ぶ場合は、ジョーカーは1枚か2枚を加えることをお勧めします。

参考サイト
ウィキペディア(フランス語)
CABO(PDF) ※Escale à jeux

2017年6月19日月曜日

ブキ(Buki)

オーストリアでプレイされている、「オーストリア・ドミノ」のバリエーションゲームです。
4人用のゲームです。
本来はW8のドミノを使いますが、市販されていませんので、W9を使います。
W9を使う場合:9の目を持つ牌10枚を除きます。
その後ダブル牌を全て除きます。全部で36枚になります。
このゲームではチップを使います。
またこのゲームではゲーム終了に関して、明記されておりません。
ゲーム前にプレイする参加者同士で、ゲーム数を事前に決めておくと良いでしょう。

準備

各プレイヤーにチップを均等に配ります。
初期のチップ数はゲーム開始前に相談して決めてください。
最初の親は、賭けるチップの最低数と最高数を決めます。
通常の最高額は最低額の3倍です。
最初の親の決め方は後述します。

ディール

使うドミノ全てを裏向きにシャッフルし、各プレイヤーに6枚配ります。
各プレイヤーの手札は6枚になります。
残ったドミノは裏向きのまま脇に置きます。
残ったドミノはゲーム中使うことはありません。

プレイ

最初の親は、手札に両目の合計が最も大きい牌を持っているプレイヤーです(最大は[8-7]の15になります)。
もし複数いる場合は、対象の牌の目で大きい方の目を持っているプレイヤーになります。
親が最初のスタートプレイヤーになります。時計回りに進行します。
最初に出す牌はどれでもかまいません。
以降は両端の目と同じ目の牌があれば、必ず出さなくてはなりません。
複数ある場合は、そのうちのどれか1枚を出します。
ない場合は、パスをします。
このゲームではドミノの伸びる方向は、2方向のみです。途中で分岐しません。

賭け

親以外のプレイヤーは、自分の3回目のプレイの前までに、賭けを行わなければなりません。
賭ける額は最低額以上、最高額以下です。賭けないことはできません。
また途中で賭けるチップを増やすこともできません。
賭けたチップは自分の目の前に置きます。

プレイの終了

誰かの手札が全て出し切ったらその時点でプレイ終了になり、そのプレイヤーが勝者になります。
または全員が手札がある状態でパスが一周した場合もゲーム終了となります。
この場合は、手札のドミノの目を全て合計し、最も合計数が少ないプレイヤーが勝者になります。
もし最も合計数が少ないプレイヤーが複数いる場合は、引き分けになります。
プレイ終了後、親以外のプレイヤーが新たな親になった場合は、1回めのプレイの前に賭けを行います。

チップの精算

勝ったプレイヤーは自分の賭けたチップを戻し、賭けた額の2.5倍を親からもらいます。
負けたプレイヤーの賭けたチップは、全て親がもらいます。
親が勝った時は、他のプレイヤーの賭けたチップ全てをもらいます。

次のゲーム

次のゲームの親は前回の勝者になります。
もし引き分けの場合は、賭けたチップは次回のゲームへと持ち越しになります。
引き分けであっても、次のゲームの賭けは通常通り行います。

観戦者の賭け

このゲームでは、プレイ参加しない観戦者も賭けをすることができます。
観戦者はどのプレイヤー勝つかを賭けます。
ただし親は観戦者の賭けを断ることもできます。
観戦者ごとに賭けを承諾してもかまいません(観戦者Aは賭けOK、観戦者Bは断る)。
観戦者はゲーム中、アドバイスなど口をはさむことはできません。
賭けが当たった場合に観戦者が得るチップ数は明記されておりません。
観察者とプレイヤー同士で、予め決めておくと良いと思います。

別のルール

・各プレイヤーの手札を7枚にします。
・プレイヤーは4回目のプレイの前に賭けをするというルールもあるようです。
このルールの場合、親がそのルールを断ることもできます。
このゲームでは下の写真のように交互に重ねて置いてプレイするようです。
慣れないとわかりづらいだけですので、普通においてプレイした方が良いと思います。



1度プレイしましたが結構面白かったです。
Pagatでは似たようなゲームで「プレ」、このゲームの元のゲーム「オーストリア・ドミノ」も紹介されています。
「プレ」に関しては、また別途紹介したいと思います。
参考サイト
Pagat
Wikipedia(ドイツ語)

2017年6月14日水曜日

サタット(Satat)

モーリシャス共和国で盛んなトリックテイキングゲームです。
4人のペア戦になります。
通常のジョーカーを抜いたトランプ52枚を使います。
慣れない場合は、♥2を抜いてジョーカー1枚を加えます。
カードの強さは:
♥2が常に最強になります。
ジョーカーを代わりに使った場合は、ジョーカーが常に最強になります。
それ以外は、A>K>Q>J>10>9>8>7>6>5>4>3>2
です。

最初のリードプレイヤーの決め方

トランプを各自1枚ずつ引き、1番強いカードを引いたプレイヤーが最初のリードプレイヤーになります。
強さはK>Q>J>10>9・・・Aです(Aはこの時だけ最弱です)。
最も強いカードを引いたプレイヤーが複数いた場合は、そのプレイヤーたちのみで引き直しをします。

ディール

最初のリードプレイヤーの右隣がディーラーになります。
ディーラーはよくシャッフルし、各プレイヤーに裏向きに5枚ずつ配ります。
最初のリードプレイヤーは、配られた5枚を見て切り札を決めることができます。
配られた5枚の中に1枚も絵札(K,Q,J)がない場合は、配り直しをさせることができます。
配り直しは2回目までです。
この時点で切り札を決めなくてもかまいません。
切り札を決めた場合は、切り札を他のプレイヤーにわかるように宣言します。それ以降切り札を変えることはできません。
次にディラーは、各プレイヤーに4枚ずつカードを2回配ります。
もし最初の5枚で切り札を決めなかった場合は、2回目に最初のリードプレイヤーに配られた4枚を裏向きに横に並べます。
最初のリードプレイヤーは、横並びの4枚のうち1枚を選び表向きにします。
この1枚が切り札スートになります。
最初のリードプレイヤーのパートナーは、手札13枚を見て1枚も切り札スートがない場合は、配り直しをさせることができます。
パートナーによる配り直し請求は何度でも行えます。

プレイ

最初のリードプレイヤーからトリックテイキングゲームを行います。
フォローの規則は次の通りです。

  • リードされたスートがある場合は、そのカードを出さなければなりません。もし複数枚ある場合、いずれか1枚を選んで出します。
  • リードされたスートがない場合は、どのスートを出してもかまいません。
出されたカードの中で切り札が出ていなければ、リードされたスートの中で1番強いカードを出したプレイヤーがトリックを取ります。
もし切り札が出ている場合は、切り札の中で1番強いカードを出したプレイヤーがトリックを取ります。
ただし♥2(またはジョーカー)は、例外です。
♥2(またはジョーカー)は、リードされたスートを持っていても、無視して出すことができます。
また♥がリードされたとき、ハートが♥2(またはジョーカー)1枚だけであっても、出す必要はありません。
♥2(またはジョーカー)がリードで出された場合は、他のプレイヤーは切り札を出す必要があります。切り札がない場合は、どのスートを出してもかまいません。

勝敗

どちらかのチームが7トリックを取るまでゲームを続けます。
7トリック取った方がそのディールの勝者となります。
1つのチームが最初から7連勝した場合は、そのチームのプレイヤー同士で相談してゲームを続けるか、そこでやめるかを決めます。

  • 最初から7連勝した場合は、「7-0」勝ちになります。
  • 13トリック全勝した場合は、「13-0」勝ちになります。
  • それ以外で7トリック以上取った場合は、通常の勝利になります。

次のゲームのリードプレイヤー

以降最初のリードプレイヤーを「親」とします。
前回の親のチームが通常の勝利をした場合は、次のゲームのリードプレイヤーは、前回の親と同じになります。
もし親のチームが「7-0」または「13-0」勝ちをした場合は、
親のパートナーが、次の最初のリードプレイヤーになります。
ディーラーチームが7トリックとった場合は、前回の親の左隣が、次の最初のリードプレイヤーになります。

交換

もし親のチームが「7-0」勝ちした場合は、13枚配られ切り札が決まった後に、次のような交換を行います。
負けたチームのプレイヤーは、右隣のプレイヤーに手札から1枚の切り札を渡します。
切り札が複数枚ある場合は、どれでもかまいません。
切り札がない場合は、他のスートで最も強いカードを渡します。もし最も強いカードが複数枚ある場合は、選んで渡してかまいません。
いずれも♥2は渡さなくても良いです。
親のチームは、カードを受け取った後、不要なカードを左隣のプレイヤーに渡します。
「13-0」勝ちの場合は、渡すカードが2枚になります。

ゲームの終了

ゲームの終了は特に決まっていません。
ゲームを始める前にゲーム数か、勝数で決めると良いと思います。

シグナル

このゲームでは以下のシグナルが認められています。必ずしもシグナルを出す必要はありません。
・プレイするときにテーブルをたたく:その時点でそのスートで最も強いカードを持っているという意味(♥2は含まない)
・プレイするときにカードでテーブルをこする:そのスートの最後のカードをプレイする。
・パートナーがリードした時だけ使用。パートナーのプレイの後に、掌をテーブルに置き、離し、またテーブルに置く:次にリードするとき、パートナーにリードしたスートと同じ色で別のスートをリードすることを指示。
例えば今回♣なら、次は♠でリードしてという指示になります。
・左隣のプレイヤーがリードした時のみに使用:パートナーがプレイする時に、自分の手札を指ではじく:自身のプレイで勝つつもりなので、パートナーに弱いカードを出すよう指示。
・「ハートの2があります」と宣言する:ハート2が手札にあるなら、いつでも宣言できる・

最後のはもはやシグナルではないような気がします。
シグナルは全て採用する必要はありませんので、好みに応じてシグナルを採用してください。

トルップ・カシエット(Trup Kasiet)

サタットの派生ゲームです。
切り札を非公開にします。
親は切り札を決める時に、手札の1枚を裏向きに自分の前に置きます。
このカードのスートが切り札になります。
この裏向きのカードは親のみが見ます。他のプレイヤーは親がこのカードをプレイするまでは切り札を知ることはできません。
最後の4枚の時は、選んだカードを親のみが見ます。親は見た後、裏向きに自分の前に置きます。
裏向きに自分の前に置かれたカードは、手札の一部ですので使うのを忘れないでください。
プレイで誰が勝ったかは、親が公正に判定することになります。
もし裏向きの1枚が使われる前に、リードで♥2が出された場合は、他のプレイヤーはどのカードをプレイしてもかまいません。

またこのゲームでは親のパートナーが切り札が1枚もない場合の交換は、適用されません。


かなり最初のリードプレイヤーが有利なゲームですが、面白かったです。
派生ゲームになるとより面白いらしいので、今度機会があれば遊んでみようと思います。

参考サイト:Pagat

2017年6月3日土曜日

ブーレ(Boo-Ray)

もう1つのブーレ

ブーレというと、ゲームファームなどで紹介されているトリックテイキングゲームです。
同じ名前で違うゲームがありましたので紹介します。

準備

得点用のチップと、ビッド用の3色のチップを人数分用意します。
得点用のチップはゲーム開始前に、プレイする皆さんと相談の上決めると良いでしょう。
ビッド用のチップと得点用のチップは見分けがつきやすいものにすることを
お勧めします。
この説明では例として、ビッド用のチップを赤、青、白で説明します。
各プレイヤーに均等に得点用チップと、各色のビッド用のチップを渡します。

人数

原ルールでは明記されていません。
おそらく5~9人ぐらいまで遊べると思います。

プレイ

最初に任意の方法で最初のディーラーを決めます。
以降は時計回りで持ち回りになります。
各自1チップをポッドに支払います。
ディラーは各プレイヤーに1枚ずつ、手札が5枚になるよう、裏向きにカードを配ります。
余ったカードは裏向きのまま、中央に置き山札とします。
ディーラーは山札の1番上のカードを表向きにします。
表向きになったスートが切り札になります。
切り札表示のカードは、ゲーム中使われることはありません。
各プレイヤーは、手札を見た後3つのゲームのうち参加するゲームを1つ決めます。
ゲームに参加しないことも選べます。
後述しますがゲーム参加した場合、手札の交換をすることができます。
・ローシット(Low-Shit):ポーカーで、できるだけ悪い手役を狙うゲームです。
スートによる手役の優劣はありません。
ランクの強さは、A>2>3>4>5>6>7>8>9>10>J>Q>K
K>Q>J>10>9>8>7>6>5>4>3>2>A
になります。
ストレート、フラッシュは手役になりません。
最も悪い手役は、A-2-3-4-5になります。
・KALO(KALO):通常のポーカーと同じですが、
Kと手札のうち最も低いランクがワイルドカードになります。
またスートによる強弱はありません。
ランクの強さは、ローシットと同じです。
ただしワイルドカードと指定できるのは、いずれか1枚になります。
原ルールではスートを無視していいかまでは、明記されていません。
おそらく無視して良いと思います。
例えば:
今の手札がK-Q-7-3-3で、Qと7を捨てて2枚山札から補充したとします。
引いてきたカードがJと2だった場合、2をワイルドカードとして使って
3のスリーカードになります。
・ブーレ(Booray):
トリックテイキングゲームを行います。
最初のディラーは、「ブーレ」のゲームを選んだプレイヤーのうち、
ディラーの左隣に一番近いプレイヤーです。
通常のマストフォローのトリックテイキングゲームのルールで行います。
ランクの強さはA>K>Q>J>10>9>8>7>6>5>4>3>2です。
つまり:
・リードで出されたスートがあれば、必ず出さなくてはいけません。
・そのスートがない場合は、切り札を出しても良いですし、
他のスートを出してもかまいません。
・勝敗は切り札が出ていなければ、リードで出されたスートのカードの中で
一番強いカードを出したプレイヤーが勝ちます。
・切り札が出ている場合は、切り札の中で一番強いカードを出したプレイヤーが勝ちます。


全てのプレイヤーがチップを握るまたは、握ったふりをし終わったら、
同時に公開します。
もしいずれのゲームも参加しない場合は、チップを握りません。
使わなかったチップは、他のプレイヤーにわからないように隠します。
その後、ゲームに参加したプレイヤーのみ手札の交換を行います。
チップを握らなかったプレイヤーは、ゲームに参加しません。
即座に裏向きに手札を捨てます。
捨てた手札は
交換はディーラーの左隣から時計回りに行います。
交換は1枚~5枚までできます。交換するかしないかは自由です。
交換は手札を捨ててから、山札から補充します。
もし山札がなくなったらパスしたプレイヤーの手札をシャッフルし、
そこから補充します。
それでも足りない場合は、前のプレイヤーの捨て札をシャッフルして補充します。
同色のチップを持ったプレイヤー同士でゲームを行います。
もしその色を選んだプレイヤーが1人しかいない場合、
そのプレイヤーが即座に勝者になります。
・まず最初に「ブーレ」から行います。
一番多くトリックを取ったプレイヤーが勝者になり、それ以外は敗者になります。
もし最多トリックを取ったプレイヤーが複数いる場合、
引き分けになります。
・「ブーレ」が終わったら、「ローシット」を行います。
ポーカーで最も悪い手のプレイヤーが勝者になり、それ以外は敗者になります。
もし最も悪い手のプレイヤーが複数いる場合は、引き分けになります。
・最後に「KALO」を行います。
ポーカーで最も良い手のプレイヤーが勝者になり、それ以外は敗者になります。
もし最も良い手のプレイヤーが複数いる場合は、引き分けになります。


各ゲームの勝者は、ポッドのチップを分け合います。
余ったチップはそのままポッドに残ります。
もし勝者が1人しかいない場合は、全てのポッドを獲得します。
引き分けになった場合は、ポッドのチップを得ることはできません。
その後各ゲームの敗者は、元々ポッドにあったチップの分だけ、
ポッドに支払います。
これで1ゲーム終了になります。
全てのプレイヤーはポッドにチップを支払い、次のゲームに写ります。

ゲーム終了

いずれかのプレイヤーが4勝したらゲーム終了になります。

バリエーション

・複数ゲームの選択
ビッドのチップを2枚以上握ることにより、複数のゲームに参加できます。
ただし手札の交換は1度だけです。
・強制参加
各プレイヤーは3つのゲームのうち、必ず1つのゲームに参加しなければなりません。
4,5人の時にはお勧めのバリエーションだそうです。
・強制ダブル
最初のポッドのチップ数の倍になるまで、強制参加になります。


※原文があまりルールがはっきりと書かれていないため、いくつかルール上加筆しています。
まだ遊んでいないので、どういう感じのゲームなのかはわかりません。
バッティング要素があるので、多人数でプレイした方が良いような気がします。

・参考サイト
Lucky  Dogs Games