Ribsは非常に珍しいトランプゲームです。
トリックテイキングゲームとして紹介されたそうですが、ゲーム内容からするとトリックテイキングの要素がほとんどありません。
どちらかというとギャンブルゲームに近いです。
トリックテイキングゲームとして紹介されたそうですが、ゲーム内容からするとトリックテイキングの要素がほとんどありません。
どちらかというとギャンブルゲームに近いです。
ゲーム開始前にプレイするゲーム数を事前に決めておきます。
人数:4人~10人
- 4人の場合は、トランプ1デッキを使用し、各スートのA, K, Q, J, 10, 9, 8, 7を使用します。全部32枚になります。
- 5人の場合は、もう1デッキ用意し、A, K, Q, J, 10, 9, 8, 7を1組追加します。追加するスートはどのスートでもかまいません。全部で40枚になります。
- 6人の場合は、もう1デッキ用意し、A, K, Q, J, 10, 9, 8, 7を2組追加します。追加するスートはどのスートでもかまいません。全部で48枚になります。
- 7人の場合は、もう1デッキ用意し、A, K, Q, J, 10, 9, 8, 7を3組追加します。追加するスートはどのスートでもかまいません。全部で56枚になります。
- 8人の場合は、トランプ2デッキを使用し、各スートのA, K, Q, J, 10, 9, 8, 7を使用します。全部で64枚になります。
- 9人の場合は、3デッキ目を用意し、A, K, Q, J, 10, 9, 8, 7を1組追加します。追加するスートはどのスートでもかまいません。全部で72枚になります。
- 10人の場合は、3デッキ目を用意し、A, K, Q, J, 10, 9, 8, 7を2組追加します。追加するスートはどのスートでもかまいません。全部で64枚になります。
カードの強さ:A>K>Q>J>10>9>8>7
このゲームはランクだけで勝敗を決めます。スートは無視します。
カードの得点
各カードの得点は次の通りです。
- A:0点
- K,Q,J:各2点
- 10,9,8,7:各1点
ディール
最初のディーラーをじゃんけんなど適当な方法で決めます。
以降は時計回りに持ち回りに交代します。
ディーラーはシャッフルした後、各プレイヤーに裏向きのまま1枚ずつ配ります。
各プレイヤーの手札は8枚になります。
配り残りはありません。
ビッド
ビッドは各トリック開始前に行います。ビッドは時計回りに行います。
最初のトリック開始前では、ディーラー左隣のプレイヤーからビッドを行います。
2トリック開始前、3トリック開始前、4トリック開始前は、直前のビッドで最も高いビッドを宣言したプレイヤーからビッドを行います。
つまり1ディールで4回ビッドを行います。
最初のトリック開始前、ディーラー左隣のプレイヤーは必ずビッドし、2を宣言します。
以降時計回りにパスをするか直前のビッドより1大きいビッドをします。
ビッドを上げる場合は、直前のビッドより1つだけ上げます。直前のビッドより2以上上げることはできません。
一度パスしたプレイヤーは、ビッドすることはできません。
パスをしたプレイヤーでも次の回のビッドでは、ビッドを宣言することができます。
ビッドは1人除いた全員がパスをするまで続けます。
プレイ
直前のビッドで最も高いビッドを宣言したプレイヤーが最初のリードプレイヤーになります。
リードプレイヤーは、手札から2枚裏向きに場に出します。
リードプレイヤーが出した2枚のカードを「リブス」と呼びます。
以降時計回りに手札から2枚場に出します。出す2枚は何を出してもかまいません。
場に出すときは2枚とも表向き、または2枚とも裏向きに出します。
リードプレイヤー以外が裏向きで出した場合は、そのトリックの勝負から降りたことになり捨て札になります。
全員がカードを出したら、リブス(リードプレイヤーが出したカード)2枚を表向きにします。
カード取得の決定
出したカードを誰が取るかは次のように決めます。
👉1.リードプレイヤー以外で裏向きになっているカードがあれば、裏向きのまま捨て札にします。
👉2.2枚のリブスと出したカード2枚ともが同じランクであれば、そのプレイヤーが場に出たカードを全て取ります。もし複数のプレイヤーがいる場合は、先に出したプレイヤーが場に出たカードを全て取ります。取ったカードは裏向きにして自分の脇に置きます。
例えばリブスがK-8の場合、K-8を出したプレイヤーが場に出たカードを全て取ります。
👉3.上記2に該当するプレイヤーがいない場合、2枚のリブスとも全く異なるランクで、少なくとも1枚がリブスより強いカードであれば、自分が出した2枚だけを取ります。取ったカードは裏向きにして自分の脇に置きます。
それ以外のカードはリードプレイヤーが全て取ります。取ったカードは裏向きにして自分の脇に置きます。 このとき自分が出したカードは別の場所に置きます。
例えばリブスがK-8の場合、Q-9、A-7、A-9を出せば、出したカードを取ります。
👉4.上記2及び3いずれにも該当するプレイヤーがいない場合、リードプレイヤーが場に出たカードを全て取ります。取ったカードは裏向きにして自分の脇に置きます。このとき自分が出したカードは別の場所に置きます。
その後リードプレイヤーは 自分が出したカードの得点と、取ったカードの得点を集計します。
その合計点がビッド以上だった場合は、自分が出したカードと取ったカードを全て取れます。裏向きにして自分の脇に置きます。
その合計点がビッドより少ない場合、自分が出したカードは捨て札になります。それ以外は裏向きにして自分の脇に置きます。
次のトリックをプレイする前にビッドをすることを忘れないでください。
全員の手札がなくなったら1ディール終了です。
得点集計
1ディール終了後、各プレイヤーは自分の脇に置いたカードの得点を集計します。
1ゲームの場合は、その合計点が一番多いプレイヤーの勝利になります。
2ゲーム以上の場合は、合計点を全て合算します。その得点が一番多いプレイヤーの勝利になります。
ベッディング
James Stevenson氏によって考案されたそうです。
賭けてプレイする場合、大きいポットと小さいポットの2つを用意します。
大きいポットの額と小さいポットの額は予め決めておきます。
ビッドの時ビッドを1上げるたびに、小さいビッドに既定の額を支払います。
各トリック終了後、ビッドが成功した場合、ビッドに成功したプレイヤーは小さいポッドから自分がビッドした数と同じ額を取ります。ビッドが失敗した場合、小さいポットの額全てを大きなポットに移します。
1ディー終了後、最も合計点が高いプレイヤー、2番目に高いプレイヤー、3番目に高いプレイヤーに配分します。この配分についてもプレイ前に予め決めておきます。
バリエーション
4トリック目は、全員表向きにプレイします。リブスも表向きに出します。
レモン
James Stevenson氏が考案したバリエーションになります。
カードの強さが次のように変わります。
カードの強さ:7>A>K>Q>J>10>9>8
「7」はレモンと呼ばれます。
トリック終了後の得点集計時は7は各1点になりますが、1ディール後の得点では次のようになります。
- 「7」を過半数取っていた場合:10点
- 取った「7」が過半数に満たない場合:1枚につき-3点
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