エクスポージャー(Exposure)
エクスポージャーはトランプを使った2人用トリックテイキングゲームです。Matthew Shields氏が創作したゲームになります。
通常のトランプ52枚のうち、各スートのA,K,Q,J,10,9のみ使います。
全部で24枚になります。
ディール
最初のディーラーはじゃんけんなど適当な方法で決めます。以降ディーラーは交互に交代します。ディーラーは使用する全てのカードをシャッフルした後、ノンディーラー、ディーラーの順に、お互いの手札が9枚になるよう、裏向きのまま1枚ずつ交互に配ります。
各プレイヤーの手札は9枚になります。
その後、場の中央に3枚表向きに横一列にならぶよう、配ります。
場の一番左のカードが「ハイランク」、真ん中のカードが「切り札」、一番右側が「コントラクト」になります。
ハイランク
表向きのカードのランクによって、カードの強さが次のように変わります。- A:A>K>Q>J>10>9
- K:K>(A)>Q>J>10>9>(A)
- Q:Q>(A)>K>J>10>9>(A)
- J:J>(A)>K>Q>10>9>(A)
- 10:10>(A)>K>Q>J>9>(A)
- 9:9>(A)>K>Q>J>10>(A)
ハイランクがAの場合は、Aが最強になります。
それ以外の場合は、Aはリードでは最弱になり、フォローで出した時には2番目に強いカードになります。
切り札
表向きのカードのスートが切り札になります。コントラクト
表向きのカードのランクに応じた目標トリック数を丁度取った場合、5点獲得します。目標トリック数は次のようになります。
- A:9トリック
- K:8トリック
- Q:7トリック
- J:6トリック
- 10:5トリック
- 9:4トリック
残った3枚のカードはこのディールでは使用しません。裏向きのまま邪魔にならない場所に置きます。
手役の宣言
プレイする前に、手札の中に以下の手役があれば、宣言することができます。宣言できるのは、以下の手役になります。
シークエンスの順は、切り札を含むどのスートでもA,K,Q,J,10,9の順です。
表向きの3枚を含めて手役を宣言することはできます。ただし手札を2枚以上使わなければなりません。
表向きのカード1枚で複数の手役の宣言に利用することはできません。
手札のみを使って手役の宣言をすることもできます。ただし手札のカード1枚で複数の手役の宣言に利用することはできません。
手役になっているカードを公開することで、該当の得点を獲得できます。
複数の手役がある場合、その手役を公開することで得点を獲得できます。
公開した手札は、プレイで使用するまで場に公開したままになります。この公開したカードを「公開手札」と呼びます。
プレイ
ノンディーラーが最初のリードプレイヤーになります。
リードプレイヤーが手札または公開手札から1枚場に出します。
以降交互に手札または公開手札から1枚場に出します。
出すカードは、リードプレイヤーが出したスートがあれば、必ず同じスートを出さなくてはなりません。ない場合に限り、何を出してもかまいません。
2人とも出し終わった後、このトリックの勝者を決めます。
- 切り札が出ていない場合は、リードプレイヤーが出したスートで、一番強いランクを出したプレイヤーが勝ちます。
- 切り札が出ている場合は、切り札スートで一番強いランクを出したプレイヤーが勝ちます。
勝ったプレイヤーが次のリードプレイヤーになります。
2人とも手札と公開手札がなくなったら、1ディール終了です。
得点計算
1ディール終了後、各プレイヤーは以下の該当する得点を集計します。
- 1トリックにつき2点
- 手役の得点
- コントラクトボーナス:5点
ゲーム終了
合計50点以上であれば、そのプレイヤーの勝利となり、ゲーム終了です。
2人とも50点以上の場合は、得点が多いプレイヤーの勝利になります。
同点は引き分けになります。
このゲームを知ったときは、正直どうかなと思いました。
2回ともテストプレイしましたが、概ね好評だったようです。
ただゲームのルールが少し込み入っていて、ルールを説明するときに、説明漏れをすることがありました。
2020年秋のゲームマーケットに販売する。「2人でトランプを」に収録いたします。
1年先になってしまいますが、是非お手にとっていただけると幸いです。
探偵が早すぎる (上) (講談社タイガ) 井上真偽
2回ともテストプレイしましたが、概ね好評だったようです。
ただゲームのルールが少し込み入っていて、ルールを説明するときに、説明漏れをすることがありました。
2020年秋のゲームマーケットに販売する。「2人でトランプを」に収録いたします。
1年先になってしまいますが、是非お手にとっていただけると幸いです。
参考サイト
Pagat.com探偵が早すぎる (上) (講談社タイガ) 井上真偽
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