W6・28枚を使います。
このゲームは42とジャーマンホイストを足して2で割ったようなゲームです。
ゲームの目的は、前半戦で手札を整え、後半戦で得点を獲得します。
このゲームの説明の前に、ドミノのトリックテイキングゲームについて、簡単に説明します。
ドミノのスートと牌の強さ
ドミノ牌には本来スートを識別するマークがありません。そこでドミノでトリックテイキングゲームをするときは、2つの目のうち片方をスート、もう片方をランクにします。
例えば[5-3]の牌では、
スートの決まりかたは後述します。
例えば[5-3]の牌では、
- [3]がスートの時はランクが[5]
- [5]がスートの時はランクが[3]
スートの決まりかたは後述します。
各スートで一番強い牌はダブル牌になります。
切り札
このゲームでは切り札が存在します。
切り札になった目は、強制的にその目がスートになります。
例えば切り札が[4]の場合、[4-0]、[4-1]、[4-2]、[4-3]、[4-5]、[4-6]、[4-4]は全て[4]のスートに属します。
さらにリードプレイヤーが「1」のスートとして[1-3]を出し、[1-0]、[1-4]を持っていたとします。
この時、[1-4]は切り札[4]扱いになるため、[1-0]を出さなくてはなりません。
点数
このゲームでは後半戦のみ得点が獲得できます。
前半戦では点数は全くつきませんので、気をつけてください。
トリック中、目の合計が「5」になる牌、[0-5]、[1-4]、[2-3]を取ると、1枚につき各5点獲得できます。
合計で15点になります。
トリック中、目の合計が「10」になる牌、[4-6]、[5-5]を取ると、1枚につき各10点獲得できます。
合計で20点になります。
1トリックにつき1点つきます。合計で7点になります。
得点の合計は全部で42点になります。
もし前半で得点になる牌を取った場合は、表向きにして脇に置くことをお勧めします。
ディール
最初のディラーはじゃんけんなど適当な方法で決めます。以降は1ゲームごとに交代します。シャッフルした後、各プレイヤーに裏向きに7枚ずつ配ります。
残った牌は裏向きのまま「山札」として、場に置きます。
ディラーは山札のうち、1枚を表向きにします。
ディラーでないプレイヤーが最初のリードプレイヤーになります。
ゲームは前半戦と後半戦に分かれます。
前半戦
前半は後半戦に向けて、うまく手札を整えるのが目的です。
前半戦では得点は全く入りません。
前半戦で最後に勝ったプレイヤーが最初にビッドするか、パスをします。
ビッドは最低4です。
最高ビッドは通常は42です。
もし前半戦で得点になる牌が出た場合は、その牌の目の合計を差し引いた値が最高ビッドになります。
例えば前半戦で[1-4]、[4-6]が出された場合は、42-15(5+10)=27が最高ビッドになります。
もう一方のプレイヤーがビッドする場合、直前のプレイヤーがビッドした値より高い数を宣言します。
どちらかがパスをするか、最高ビッドをすればビッドは終了します。
より高いビッドをしたプレイヤーが「デックレアラー」になります。
デクレアラーは切り札を決めることができます。
切り札は「0」~「6」の目のいずれか1つを宣言するか、または切り札なしを宣言することもできます。
また最高ビッドを宣言した時のみ「ネロ」を宣言できます。
「ネロ」は1トリックもとらない宣言になります。
「ネロ」を宣言した場合は、切り札はありません。
デクレアラーが最初のリードプレイヤーになります。
後半戦はマストフォローのトリックテイキングゲームになります。
リードプレイヤーが出した目の牌を持っていれば、必ずその牌を出さなくてはなりません。
ない場合に限り、好きな牌を出すことができます。
トリックに勝ったプレイヤーは、出ている牌を自分の脇に置きます。
トリックに勝ったプレイヤーが次のリードプレイヤーになります。
7トリック終了後、1ゲーム終了です。
デクレアラーがビッドより少ない点数の場合は、相手が1点獲得します。
どちらかのプレイヤーが7点獲得したら、そのプレイヤーの勝利です。
一度プレイしてみましたが、不思議な感覚でした。
42を少し手軽にした感じで個人的には面白かったです。
また機会があれば遊んでみたいです。
※注釈
・<1>本文に明記されていませんが、前半戦は得点がつかないところから:
「得点になる牌を取った場合、ビッドからその分差し引く」
と解釈しました。
それにより最高ビッドも下がると解釈しました。
・<2>ルール上ダブル牌そのものをスートにすることもできますが、バランスがわるくなるかと思います。あまりお勧めしませんが、好みで導入しても結構です。
ダブル牌をスート扱いする場合は、切り札なしの時のみになります。
リードの時、ダブル牌をプレイした時は、「ダブル牌スート」か、その目のスートにするか、
どちらかを宣言する必要があります。
ダブル牌をスートにした場合は、目が大きい順、[6-6]が最強で[0-0]が最弱になります。
・<3>後半戦のビッド開始がどちらが行うかは、本文に明記されていません。
参考URL
PAGAT
前半戦はメイフォローのトリックテイキングゲームになります。
切り札はありません。
切り札はありません。
リードプレイヤーが出したスートをフォローする必要はありません。
リードプレイヤーはどの牌でも出すことができますが、大きい目の方がスートになります。
例えばリードの時に[2-4]の牌を出した場合は、[4]がスートになります。
フォローする必要はありませんが、フォローしないと勝つことはできません。
フォローした場合は、より強い牌を出したプレイヤーがトリックを取ります。
出した牌は、1ゲームが終わるまで使いませんので、裏向きにして脇に寄せておきます。
このゲームに慣れるまでは、得点になる牌を取った場合は、表向きにして脇に置くことをお勧めします。
出した牌は、1ゲームが終わるまで使いませんので、裏向きにして脇に寄せておきます。
このゲームに慣れるまでは、得点になる牌を取った場合は、表向きにして脇に置くことをお勧めします。
トリックを取ったプレイヤーは、表向きになっている牌を手札に加えます。
負けたプレイヤーは、裏向きの牌を相手に見せず手札に加えます(自分だけ見ます)。
その後、ディラーは山札のうち1枚を表向きします。
トリックに勝ったプレイヤーが次のリードプレイヤーになります。
トリックに勝ったプレイヤーが次のリードプレイヤーになります。
山札が全てなくなったら前半戦終了です。
後半戦
後半戦をプレイする前にビッドをします。前半戦で最後に勝ったプレイヤーが最初にビッドするか、パスをします。
ビッドは最低4です。
最高ビッドは通常は42です。
もし前半戦で得点になる牌が出た場合は、その牌の目の合計を差し引いた値が最高ビッドになります。
例えば前半戦で[1-4]、[4-6]が出された場合は、42-15(5+10)=27が最高ビッドになります。
もう一方のプレイヤーがビッドする場合、直前のプレイヤーがビッドした値より高い数を宣言します。
どちらかがパスをするか、最高ビッドをすればビッドは終了します。
より高いビッドをしたプレイヤーが「デックレアラー」になります。
デクレアラーは切り札を決めることができます。
切り札は「0」~「6」の目のいずれか1つを宣言するか、または切り札なしを宣言することもできます。
また最高ビッドを宣言した時のみ「ネロ」を宣言できます。
「ネロ」は1トリックもとらない宣言になります。
「ネロ」を宣言した場合は、切り札はありません。
デクレアラーが最初のリードプレイヤーになります。
リードプレイヤーはどの牌でも出すことができますが、大きい目の方がスートになります。
リードプレイヤーが出した目の牌を持っていれば、必ずその牌を出さなくてはなりません。
ない場合に限り、好きな牌を出すことができます。
トリックに勝ったプレイヤーは、出ている牌を自分の脇に置きます。
トリックに勝ったプレイヤーが次のリードプレイヤーになります。
7トリック終了後、1ゲーム終了です。
得点
デクレアラーがビッド以上の点数を取っていれば、デクレアラーが1点獲得します。デクレアラーがビッドより少ない点数の場合は、相手が1点獲得します。
どちらかのプレイヤーが7点獲得したら、そのプレイヤーの勝利です。
一度プレイしてみましたが、不思議な感覚でした。
42を少し手軽にした感じで個人的には面白かったです。
また機会があれば遊んでみたいです。
※注釈
・<1>本文に明記されていませんが、前半戦は得点がつかないところから:
「得点になる牌を取った場合、ビッドからその分差し引く」
と解釈しました。
それにより最高ビッドも下がると解釈しました。
・<2>ルール上ダブル牌そのものをスートにすることもできますが、バランスがわるくなるかと思います。あまりお勧めしませんが、好みで導入しても結構です。
ダブル牌をスート扱いする場合は、切り札なしの時のみになります。
リードの時、ダブル牌をプレイした時は、「ダブル牌スート」か、その目のスートにするか、
どちらかを宣言する必要があります。
ダブル牌をスートにした場合は、目が大きい順、[6-6]が最強で[0-0]が最弱になります。
・<3>後半戦のビッド開始がどちらが行うかは、本文に明記されていません。
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