2016年12月5日月曜日

ドラフトレディ

ドラフトレディは、ブラックレディの創作バリエーションゲームです。


このゲームの進行は時計回りです
じゃんけんなど適当な方法で最初のディラーを決めます。
ディーラーは時計回りに持ち回りとなります。
よくシャッフルして5人の場合は手札が10枚6人の場合は手札が8枚になるよう配ります。
残ったカードは裏向きのままにします。残ったカードはテーブルの脇に置きます。
手札を見た上で、交換を行います。
交換は手札に残したい1枚を脇に置き、それ以外を右隣に裏向きにして渡します。
これを各自の手札が5人の場合は10枚、6人の場合は8枚になるまで繰り返します。
つまり手札をドラフトしていくのです。


ディーラーの左隣が最初のリードプレイヤーです。
ゲームはマストフォローのトリックテイキングゲームになります。
つまりリードで出されたスートがある場合は、必ずそのスートを出します。
ない場合に限り、何を出してもかまいません。
リードで出されたスートのうち、一番強いカードを出したプレイヤーがトリックをとります。
トリックで取ったカードのうち、または♠Qがあれば、表向きにして自分の脇に置きます
それ以外は裏向きで捨てカードにします。
最後のトリックを取ったプレイヤーは、トリックで取ったカードに加え、配り残りのカードも全て取ります。その中にまたは♠Qがあれば、自分の脇に置きます。
手札がなくなったら1ゲーム終了です。
とったは1枚につき-1点、♠Qは-13点になります
失点になるカード全て取ったとしても失点は消えません。
ゲーム終了は特に決まっていません。
プレイ人数分ゲームをするのが適当と思われます。


ブラックレディでは手札によってどうにもならないこともあります。
このバリエーションゲームだとドラフトしていくことで、ある程度作戦が立てやすくなります。
終盤の残りのカードは思いっきり濃縮されたカードしか残らないのですが。
これはこれで面白いトリックテイキングゲームだと思います。

余談ですが、オペラにも「スペードの女王」という劇があります。
話としては、ある工兵士官がカルタの賭で大もうけした伯爵夫人に、
賭の勝ち方を教えるよう強要します。
しかし伯爵夫人は強要中、ショックのあまりに亡くなってしまうのです。
工兵士官は、賭の勝ち方もわからないまま、賭けに参加します。
ところが工兵士官は勝ちを連続し、ここ一番の大勝負で精神に異常をきたす。
工兵士官はそれ以降、
「三トロイカ」「七セミョルカ」「一トウズ」、「三トロイカ」「七セミョルカ」「女王ダーマ」
しかつぶやかなかった。
というなんとも奇妙なストーリーです。


参考URL
ブラックレディ

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