2019年12月25日水曜日

いまさらチップといわれても

グリーク(Gleek)

グリークは、David Parlett氏が文献から再構築した、3人用のトリックテイキングゲームです。
16世紀から18世紀にかけてイギリスで盛んに遊ばれたそうですが、現在では遊ばれていないそうです。
トリックテイキングゲームというより、ギャンブルゲームに近いです。
通常のトランプより各スートの2と3を除きます。
全部で44枚になります。
カードの強さ:A>K>Q>J>10>9>8>7>6>5>4
このゲームは時計回りに進行します。
このゲームではチップが必要になります。予めご用意ください
ゲームを開始する前に各プレイヤーの所持チップ数を決めておきます。
またゲーム終了条件は特に決まっていません。
予めプレイするディール数か、誰かチップをなくなったらゲーム終了にします。
このゲームは次の4つのステージからなります。
  1. ドロー(Bidding for the stock
  2. バイ(Vying the ruff)
  3. グリークとムーニバル(Gleeks and mournivals)
  4. トリックプレイ(Trick-play)

ディール

じゃんけんなど適当な方法で最初のディーラーを決めます。以降は時計回りで持ち回りで交代します。
ディーラーはシャッフルした後、裏向きのまま4枚ずつ、3回配ります。
各プレイヤーの手札は12枚になります。
残りったカードのうち1枚を表向きにします。このカードのスートが切り札になります。
このカードを「切り札表示カード」と呼びます。
切り札表示カードのランクが「4」だった場合、ディーラーは各プレイヤーから4チップずつもらいます。
残りの7枚は山札として裏向きのまま重ねて置きます。

ドロー

手札が配られた後、山札と手札を交換する権利を得るためのビッドを行います。
ビッドは支払うチップ数になります。
ディーラーの左隣のプレイヤーは、強制的に12をビッドします。
その後時計回りにビッドをするか、パスをします。
ビッドする場合は、直前のビッドより高い数のビッドを宣言します。
一度パスをした場合は、以降ビッドをすることはできません。
3人のうち2人がパスをするまでビッドを続けます。
残った1人が他の2人にビッド出宣言した数を2等分して、2人にチップを払います。
例えば18とビッドした場合は、2人に9チップずつ支払います。
もし奇数のビッドだった場合は、直前にパスしたプレイヤーが端数をもらいます。
チップを支払ったプレイヤーは、手札から7枚裏向きに捨てた後、山札7枚全てを手札に加えます。
切り札表示カードは、手札に加えることは出来ません。


バイ

次にポーカーに似たゲームを行います。
各プレイヤーは、各スートごとにカードの点数を集計します。
カードの点数は次の通りです。
  • A:11点
  • K,Q,J:各10点
  • 2~10:数字そのまま
例外としてA・4枚は最も強い手役になります。
ディーラーの左隣のプレイヤーから時計回りに「バイ」を宣言するか、パスをします。
最初に「バイ」をビッドした場合、2チップを賭けることになります。
もし誰も「バイ」を宣言せず、全員パスをした場合は、次のディールでは4チップになります。
その次のディールで誰も「バイ」を宣言せず、全員パスした場合、次のディールでは6チップになります。
いずれか1人が「バイ」を宣言した場合、次のプレイヤーから次のうちいずれか1つを行います。
  1. 「リバイ」を宣言する:賭けるチップを2倍にします。
  2. 「シー」を宣言する:現在賭けているチップで勝負をします。リバイがあった場合は、2倍のチップを払うことになります。
  3. 「パス」をする:「バイ」または「リバイ」を宣言した後パスをした場合、その分チップを支払います。その場合は、自分の前にチップを置くと良いでしょう。
ポーカー用語で置き換えるならば、「リバイ」は「レイズ」、「シー」は「チェック」、「パス」は「フォールド」になります。
宣言したチップは宣言だけで、ポーカーのように自分の前で置く必要はありません。
「バイ」または「リバイ」宣言後、残りの2人が「シー」を宣言するか、または1人がシーを宣言し、もう1人が勝負を降りるパスをした場合、 降りていないプレイヤーは自分の最も点数の高いスートのカードをすべて公開します。
 最も点数の高いプレイヤーが賭けたチップを他のそれぞれのプレイヤーからもらいます。 最高点が同点のときは、残りのプレイヤーの賭けたチップを分け合います。
もし2人ともパスをした場合は、公開をすることなく賭けたチップをもらいます。


グリークとムーニンバル

次に各プレイヤーは自分の手札の中で次の組合せがあれば、各プレイヤーからチップをもらうことが出来ます。
複数組合せがあれば、その分宣言してもかまいません。
同じ組合せの宣言を全員がした場合は、相殺した方が良いと思われます。

トリックプレイ

最後にトリックテイキングゲームを行います。
ディーラーの左隣のプレイヤーが最初のリードプレイヤーになります。
リードプレイヤーは手札から任意の1枚を表向きに出します。
切り札のA,K,Q,Jをプレイしたときは、そのことを宣言します。
以降時計回りに以下の通りプレイします。
  1. リードプレイヤーが出したスートがあれば、必ずそのスートを出します。複数ある場合はそのうちから任意の1枚を出します。
  2. リードプレイヤーが出したスートがない場合、何を出してもかまいません。
切り札が出ていない場合は、リードプレイヤーが出したスートの中で一番強いカードを出したプレイヤーが勝ちます。切り札が出ている場合は、切り札の中で一番強いカードを出したプレイヤーが勝ちます。
勝ったプレイヤーは取ったトリック数がわかるように、1カ所に裏向きにして重ねて置きます。
勝ったプレイヤーがリードプレーヤーになります。
全員の手札がなくなったらプレイ終了になります。

得点

プレイ終了後、各プレイヤーは1トリックにつき3点獲得します。
さらに手札にあったA,K,Q,Jについて、次の得点を獲得します。
もし切り札表示カードがA,K,Q,Jのいずれかだった場合、ディーラーがその得点を獲得します。
合計66点になります。
チップのやりとりは、得点の平均点22点とその差額1点につき1チップで精算します。
もし切り札のA,k,Q,Jが捨て札にされた時は、その分平均点を下げてから精算します。

ゲーム終了

事前に決めたディール数が終了するか、またはいずれか1人のチップがなくなったらゲーム終了となります。
一番チップの多いプレイヤーの勝利になります。


16世紀のゲームとしては、かなり欲張りなゲームです。
もしかしたらポッヘンに影響を受けたゲームなのかもしれません。
ポーカーとの直接の関係はわかりませんが、「リバイ」や「シー」はポーカーに受け継がれたのかもしれません。
どこかで機会があれば遊んでみたいと思います。
皆様良いお年をお過ごしください。
参考サイト
ゲームファーム
Historic Card Games
Wikipedia
Generic Waks Family Home Page

いまさら翼といわれても (角川文庫)米澤 穂信




2019年12月19日木曜日

失われたホイスト

ジョフル・ホイスト(Joffre Whist)

ジョフル・ホイストは、Elliott Lynch氏が1909年にホイストから創作したトリックテイキングゲームです。
元々はリンチ・ホイストとされていましたが、1914年に改名したそうです。
コントラクト・ブリッジのシステムをベースに、500(ファイブ・ハンドレッド)のシステムを改修し、このゲームを創作したと記述されています。
4人ペア戦です。
通常のトランプ52枚を使います。ジョーカーは使用しません。
カードの強さ:A>K>Q>J>10>9>8>7>6>5>4>3>2
このゲームは時計回りに進行します。
ゲームを開始する前にプレイするディール数を決めておきます。


ディール

じゃんけんなど適当な方法で最初のディーラーを決めます。以降は時計回りに持ち回りで交代します。
ディーラーは裏向きのまま1枚ずつ、各プレイヤーの手札が13枚になるよう、時計回りに配ります。
配り残りはありません。

カードの得点(ジョフル)

1人で10と♠2の両方を取ると、追加で15点獲得します。
ジョフルトランプ・アタックをビッドした場合は、追加で50点獲得します。
10と♠2の2枚を「ジョフル」と呼びます。

カードの得点(ホーナー)

切り札のA,K,Q,Jの4枚を「ホーナー」と呼びます。
ノートランプの時は♣Jの1枚のみがホーナーになります。
全てのスートのA,K,Q,Jの全16枚を「ロイヤルホーナー」と呼びます。
「ホーナー」を取ると2点、「ロイヤルホーナー」を取ると8点追加で獲得します。
ホーナー、ロイヤルホーナーはパートナーと合わせて取っても得点を獲得できます。

ビッド

最初にディーラーの左隣のプレイヤーがビッドをするか、またはパスをします。
ビッドする場合は、パートナーと一緒に獲得できるトリック数と切り札にするスートを宣言します。
ビッド数を宣言する場合は、獲得トリック数から6を引いた数で宣言します。
例えば、獲得できるトリック数が9トリックの場合は、「3」と宣言します。
最低トリック数のビッドは「1」、最強は「7」になります。
つまりトリック数のビッドの強さは、ビッドの数が大きければ強くなります。
切り札のビッドの強さは:
ジョフルトランプ・アタック>切り札アタック>>♣>>♠>ノートランプ
です。
切り札アタック
切り札アタックを宣言するときはスートを1つ宣言します。
そのスートが切り札になります。
この宣言をする場合、少なくとも手札に4枚以上あるスートがなければ宣言できません。
最も多いスートが3枚以下の場合は、切り札アタックのビッドをすることはできません。
またこの宣言でビッドに勝った場合、パートナーが最初のリードプレイヤーになります。
パートナーは、少なくとも3回リードで切り札を出さなくてはなりません。
3回リードで切り札を出すまでは他のスートでリードすることはできません。
ただし最初から手札に切り札が1枚もない場合や、途中で切り札がなくなった場合は、他のスートでリードしてもかまいません。
ジョフルトランプ・アタック
ジョフルトランプ・アタックを宣言するときはスートを1つ宣言します。
そのスートが切り札になります。
この宣言を行うと、宣言した獲得トリック数以上勝つだけではなく、ペアのうち1人が10と♠2の両方を取らないと成功にはなりません。

直前のプレイヤーがビッドした場合、以降のプレイヤーは次のうちいずれか1つを行います。
  1. 直前のプレイヤーのビッドより強いビッドをする
  2. ダブルを宣言する
  3. パスをする
1.直前のプレイヤーのビッドより強いビッドをする:
ビッド数を上げるか、または切り札の強さのどちらかを上げます。
このゲームではビッドの強さは、切り札の強さ>獲得トリック数になります

2.ダブルを宣言する:
得点を倍にします。ダブルを宣言すると、直前のビッドと同じ宣言をしたことになります。
ダブルの宣言は、パートナーのビッドに対しては宣言することはできません。
またダブルの宣言は、各プレイヤー1回限り宣言することができます。
一度ダブルを宣言したプレイヤーは、以降ダブルを宣言することはできません。
ダブルを宣言された場合、以降のプレイヤーは、より強いビッドを宣言するか、パスをします。
より強いビッドが宣言された場合、ダブルの宣言はなくなります。
2.パスをする:
ビッドから降ります。一度パスをしたプレイヤーは、再びビッドに参加することはできません。

ビッドは誰か1人のこるまで続けます。
残った1人のプレイヤーがビッドの勝者になり、デクレアラーとなります。

プレイ

ジョフルトランプ・アタックのビッドでデクレアラーになった場合は、デクレアラーの左隣のプレイヤーが最初のリードプレイヤーになります。
それ以外はデクレアラーが最初のリードプレイヤーになります。
リードプレイヤーは手札から任意の1枚を表向きに出します。
以降時計回りに以下の通りプレイします。
  1. リードプレイヤーが出したスートがあれば、必ずそのスートを出します。複数ある場合はそのうちから任意の1枚を出します。
  2. リードプレイヤーが出したスートがない場合、切り札があれば必ず切り札を出します。複数切り札がある場合は、そのうちから任意の1枚を出します。
  3. リードプレイヤーが出したスートも、切り札もない場合は何を出してもかまいません。
切り札が出ていない場合は、リードプレイヤーが出したスートの中で一番強いカードを出したプレイヤーが勝ちます。切り札が出ている場合は、切り札の中で一番強いカードを出したプレイヤーが勝ちます。
勝ったプレイヤーは取ったトリック数がわかるように、1カ所に裏向きにして重ねて置きます。
勝ったプレイヤーがリードプレーヤーになります。
全員の手札がなくなったら1ディール終了になります。


得点計算

1ディール終了後、デクレアラーチームが獲得トリック数以上取っていれば、成功になります。
ただしジョフルトランプ・アタックの場合は獲得トリック数以上取った上で、デクレアラーが♠2と10の両方を取っていなければ、成功になりません。
それ以外はデクレアラーチームの失敗になります。
成功した場合は、実際に獲得したトリック数と宣言した切り札によって次の得点を獲得します。

「スラム」はビッドで「7」(全トリック)を宣言し、成功した場合の得点になります。
もしダブルの宣言があった場合は、上記の得点を2倍にします。
デクレアラーチームが失敗した場合は、ジョフルトランプ・アタックの場合は、
デクレアラーチームが宣言したビッドに対応する得点を2倍した点数を獲得します。
例えば、デクレアラーチームの獲得トリック数のビッドが「4」だった場合は、
80x2=160点を相手チームが獲得します。
それ以外は、相手チームが取ったトリック数から6を引いた数と、デクレアラーチームが宣言した切り札に応じて、得点を獲得します。
例えば、相手チームが8トリック取り、デクレアラーチームの切り札宣言がだった場合は、20点獲得します。
もしダブルの宣言があった場合は、相手チームの得点はさらに2倍になります。

またビッド宣言したかしないかに関わらず、ジョファー(10と♠2)を1人で取ったプレイヤーのいるチームは、追加で15点獲得します。
ジョファートランプ・アタックの宣言があった場合は、追加で50点獲得します。
ホーナーを取ったチームには追加で2点、ロイヤルホーナーを取ったチームは追加で8点獲得します。
上記の追加点はダブルの宣言があっても2倍にはなりません。

ゲーム終了

事前に決めたディール数が終了したら、ゲーム終了となります。
得点が高いペアの勝利になります。


ホイストというより、コントラクト・ブリッジに近い感じのゲームに感じます。
本文が難読な箇所があるせいか、わかりづらいゲームに感じました。
失われたというよりは、あまり脚光を浴びることのないゲームだったのかなという印象です。
ただ書籍自体は2016年再発行されています。
再発行の意図はわかりませんが、機会があれば遊んでみようかと思います。

失われた地図 恩田 陸


2019年12月17日火曜日

悪魔が来りてリードする

カーネフェル(Karnöffel)

カーネフェルはトランプを使った4人または6人でプレイするトリックテイキングゲームです。
このゲームはペア戦になります。
4人の時はペアになったプレイヤーは向かい合わせに座ります。
6人の時はペアになったプレイヤーは1人おきに座ります。
David Parlett氏によれば、このゲームは1426年にドイツのバイエルン州のネルトリンゲンの町で、都市条例により最初にトランプゲームとしてプレイされたそうです。
15世紀には多くの記録に残っているほど、南ドイツではよく遊ばれたようです。
その後カーネフェルは、イタリアのゲームに影響を及ぼしたと言われています。
今の切り札とは意味合いが異なりますが、初めて切り札が登場したのがこのゲームとのことです。
本当はドイツのトランプを使うようですが、ここでは通常のトランプで説明します。
通常のトランプよりAを除きます。ジョーカーは使用しません。
全部で48枚です。
このゲームは反時計回りに進行します。

ディール

最初のディーラーはじゃんけんなど適当な方法で決めます。以降ディーラーは反時計回り
に交代します。
ディーラーは使用する全てのカードをシャッフルした後、反時計回りに配ります。
最初に配る1枚だけ表向きに配ります。
表向きに配られた4枚の中で、最も低いカードのスートが切り札になります。
このときのランクの強さは:
K>Q>J>10>9>8>7>6>5>4>3>2
です。
もし4枚の中で最も低いカードが複数枚あった場合は、その中で一番先に配られたスートが切り札になります。
以降は裏向きのまま1 枚ずつ、各プレイヤーの手札が5枚になるよう配ります。
残ったカードは山札として裏向きのまま重ねて置きます。

カードの強さ

カードの強さは次の通りです。
David Parlett氏によれば、カーネフェルは「枢機卿」という意味とのことです。
カードの強さは、サイトによって若干異なります。
このブログではトランプ大全の強さを紹介します。

プレイ

ディーラーの右隣のプレイヤーが最初のリードプレイヤーになります。
リードプレイヤーが手札から1枚場に出します。以降反時計回りに手札から1枚場に出していきます。
リードで出されたカードに対してフォローの義務はありません。何を出してもかまいません。
出されたカードの中で一番強いカードを出したプレイヤーがトリックに勝ちます。
切り札の7は、リードの時のみ2番目に強くなります。
トリックに勝ったプレイヤーは、出されたカードを裏向きに集めます。
トリックに勝ったプレイヤーが次のリードプレイヤーになります。
先に3トリック取ったペアの勝利になります。

つい最近秋山さん主催の「トランプ勉強会」で遊びました。
とにかくカードの強さが複雑すぎて、遊ぶのに苦労するゲームです。
ゲーム自体はいたってシンプルであっさりした感じです。
楽しめなくはないですが、このカードの強さを覚えるまでではないような感じでした。
カーネフェルに関するブログやサイトを見ていると、そのときの歴史的背景や考察などが記載されているサイトが多数あり、興味深かったです。
切り札の7は「悪魔」とされています。
「悪魔」がリードの時しか強くならず、かつ悪魔的な強さになったとしても枢機卿には負けてしまいます。
なんだか当時の社会的な背景を忖度したような気がするのは、私だけでしょうか。

参考文献・参考サイト

トランプ大全 赤桐裕二 スモール出版
Historic Card Games by David Parlett
600 Jahre Karnöffelspiel
Playing History
WikiVisually

悪魔が来りて笛を吹く 金田一耕助ファイル 4 横溝正史

2019年12月11日水曜日

さらすのが早すぎる

エクスポージャー(Exposure)

エクスポージャーはトランプを使った2人用トリックテイキングゲームです。
Matthew Shields氏が創作したゲームになります。
通常のトランプ52枚のうち、各スートのA,K,Q,J,10,9のみ使います。
全部で24枚になります。

ディール

最初のディーラーはじゃんけんなど適当な方法で決めます。以降ディーラーは交互に交代します。
ディーラーは使用する全てのカードをシャッフルした後、ノンディーラー、ディーラーの順に、お互いの手札が9枚になるよう、裏向きのまま1枚ずつ交互に配ります。
各プレイヤーの手札は9枚になります。
その後、場の中央に3枚表向きに横一列にならぶよう、配ります。
場の一番左のカードが「ハイランク」、真ん中のカードが「切り札」、一番右側が「コントラクト」になります。

ハイランク

表向きのカードのランクによって、カードの強さが次のように変わります。

  • A:A>K>Q>J>10>9
  • K:K>(A)>Q>J>10>9>(A)
  • Q:Q>(A)>K>J>10>9>(A)
  • J:J>(A)>K>Q>10>9>(A)
  • 10:10>(A)>K>Q>J>9>(A)
  • 9:9>(A)>K>Q>J>10>(A)

ハイランクがAの場合は、Aが最強になります。
それ以外の場合は、Aはリードでは最弱になり、フォローで出した時には2番目に強いカードになります。

切り札

表向きのカードのスートが切り札になります。

コントラクト

表向きのカードのランクに応じた目標トリック数を丁度取った場合、5点獲得します。
目標トリック数は次のようになります。

  • A:9トリック
  • K:8トリック
  • Q:7トリック
  • J:6トリック
  • 10:5トリック
  • 9:4トリック

残った3枚のカードはこのディールでは使用しません。裏向きのまま邪魔にならない場所に置きます。

手役の宣言

プレイする前に、手札の中に以下の手役があれば、宣言することができます。
宣言できるのは、以下の手役になります。
シークエンスの順は、切り札を含むどのスートでもA,K,Q,J,10,9の順です。
表向きの3枚を含めて手役を宣言することはできます。ただし手札を2枚以上使わなければなりません。
表向きのカード1枚で複数の手役の宣言に利用することはできません。
手札のみを使って手役の宣言をすることもできます。ただし手札のカード1枚で複数の手役の宣言に利用することはできません。
手役になっているカードを公開することで、該当の得点を獲得できます。
複数の手役がある場合、その手役を公開することで得点を獲得できます。
公開した手札は、プレイで使用するまで場に公開したままになります。この公開したカードを「公開手札」と呼びます。
 

プレイ

ノンディーラーが最初のリードプレイヤーになります。
リードプレイヤーが手札または公開手札から1枚場に出します。
以降交互に手札または公開手札から1枚場に出します。
出すカードは、リードプレイヤーが出したスートがあれば、必ず同じスートを出さなくてはなりません。ない場合に限り、何を出してもかまいません。
2人とも出し終わった後、このトリックの勝者を決めます。
  • 切り札が出ていない場合は、リードプレイヤーが出したスートで、一番強いランクを出したプレイヤーが勝ちます。
  •  切り札が出ている場合は、切り札スートで一番強いランクを出したプレイヤーが勝ちます。
勝ったプレイヤーは、取ったカードを裏向きにして、勝った数がわかるようにして、裏向きにして置きます。
勝ったプレイヤーが次のリードプレイヤーになります。
2人とも手札と公開手札がなくなったら、1ディール終了です。

得点計算

1ディール終了後、各プレイヤーは以下の該当する得点を集計します。
  1. 1トリックにつき2点
  2. 手役の得点
  3. コントラクトボーナス:5点

ゲーム終了

合計50点以上であれば、そのプレイヤーの勝利となり、ゲーム終了です。
2人とも50点以上の場合は、得点が多いプレイヤーの勝利になります。
同点は引き分けになります。

このゲームを知ったときは、正直どうかなと思いました。
2回ともテストプレイしましたが、概ね好評だったようです。
ただゲームのルールが少し込み入っていて、ルールを説明するときに、説明漏れをすることがありました。
2020年秋のゲームマーケットに販売する。「2人でトランプを」に収録いたします。
1年先になってしまいますが、是非お手にとっていただけると幸いです。

参考サイト

Pagat.com

探偵が早すぎる (上) (講談社タイガ) 井上真偽


2019年9月9日月曜日

ホースレース(Horse Race)

ホースレースはトランプを使ったギャンブルゲームです。
3人以上でプレイできますが、5~8人ぐらいがお勧めの人数のようです。
通常のトランプ1組以外に大量のチップが必要になります。

概要

通常のトランプよりジョーカーを除いた52枚1組を使用します。
可能であれば各プレイヤーのベッド用のカードとして、もう1組のトランプを用意します。このときプレイで使うトランプと区別が付きやすいトランプを使います。
各プレイヤーに均等にチップを渡します。
だいたい1人あたり100~200ぐらいが良いと思われます。
ゲーム開始前に各スートのAを横一列に並べます。
このゲームでは4枚のAが馬に見立てられます。
ゲームが終わるまでAは場に置いたままになります。
他のカードと混ざらないよう気をつけてください。
ゲーム終了は特に決まっていませんので、ディーラーが2,3周やプレイするレース(ゲーム)数を事前に決めておきます。

プレイ

ジャンケンなど適当な方法で最初にディーラーを決めます、以降ディーラーは時計回りに持ち回りで交代します。
ディーラーはカードをシャッフルした後、表向きに7枚カードを並べます(写真参照)。
もし1つのスートが5枚以上並んだときは、A以外のカードを集めてシャッフルし直し、再度7枚表向きに並べます。1つのスートが4枚以下になるまで繰り返します。
便宜的に表向きに並べた7枚のカードを、「オッズカード」と呼びます。
残ったカードは山札としてディーラーの脇に裏向きのまま置きます。
その後ディーラーは表向きの7枚のカードを見て、オッズを決めます。
オッズは以下の推奨オッズの通りに決めます。ある程度慣れたら、ディーラーの裁量で自由に決めてもかまいません。
【推奨オッズ】
  • オッズカードに1枚も出ていないスート:1(賭けたチップの枚数分もらえます)
  • オッズカードに1枚出ているスート:2(賭けたチップの2倍の枚数もらえます)
  • オッズカードに2枚出ているスート:3(賭けたチップの3倍の枚数もらえます)
  • オッズカードに3枚出ているスート:5(賭けたチップの5倍の枚数もらえます)
  • オッズカードに4枚出ているスート:10(賭けたチップの10倍の枚数もらえます)
オッズを全員に公開した後、賭けられる上限を決めます。
概ね10~30ぐらいが良いと思います。勿論上限は自由に決めてもかまいません
その後、各プレイヤーは上限の範囲内でどのスートの掛けるか決めます。
上限ないであれば複数のスートに賭けてもかまいません。
全員がかけ終わった後、ディーラーは山札を表向きに1枚場に出します。
出したカードはそのスートのAの脇に並べます。
1つのスートが8枚(Aを含めると9枚)になったら、そのスートがゴールに到着し、1レース(ゲーム)終了になります。
レース終了後、到着したスートに賭けていたプレイヤーは、オッズに従いディーラーからチップをもらいます。つまりディーラーが支払います。
外れたチップは全てディーラーがもらいます。
1つのスートは13枚です。オッズカードに多く出ているスートは、それだけゴールにたどり着きづらくなります。
オッズカードに4枚並んでいるスートは、残りのカード全部出ないとゴールにたどり着きません。
事前に決めたレース数が終了したら、ゲーム終了です。
一番チップを多く持っているプレイヤーの勝利になります。
タイだった場合は引き分けになります。

ベッドのバリエーション

アメリカ競馬のかけ方と同じような賭け方を採用してもかまいません。倍数やオッズは好みで決めて良いでしょう。
・デイリーダブル:指定された2レースの1着を当てます。ディーラーが2レース担当し、2レースとも1着になったらオッズを2倍または3倍にするというバリエーションで良いと思います。
・連勝単式
・3連単(1・2・3着に入る馬を順番通り当てる)

ジョーカー入りバリエーション

ジョーカーを1枚加えます。
ジョーカーが「オッズカード」に出た時はシャッフルし直します。
レース開始後、ジョーカーが出た場合は一番先頭のカード以外全てを1枚増やします。
裏向きに使用しないカードで補うといいでしょう。

カルカッタ・ホースレース

Roland Scheicher氏が考案した、ホースレスのバリエーションゲームです。
1人あたりチップを150受け取ります。
6~8人が推奨のようです。
このゲームでは4枚のAを競りに賭けます。
オッズカード7枚出た後、競りを開始します。
ディーラーも競りに参加することが出来ます。
競りの進行は全員一斉に行います。直前の値段より多く宣言し、誰も上げなければそのプレイヤーがそのカードを競り落としたことになります。
ディーラーが3つ数えるなどして時間制限をもうけます。
競り落としたプレイヤーはAを受け取り自分の前に表向きに置きます。宣言した分のチップをポッド(銀行)に払います。
1人のプレイヤーが複数競り落としてもかまいません。
4枚のAが競り落とされたらレース開始です。
このルールでは2着が決まるまではレースを続けます。
最初に8枚出たスートのAが1着、その次に8枚出たAが2着になります。
2着が決まるまで1着のスートが出ても無視します(1着のスートのカードに置きます)。
1着を当てたプレイヤーはポッドのチップの2/3、2着を当てたプレイヤーは1/3を受け取ります。
もし1枚余った場合は1着を当てたプレイヤーが受け取り、2枚余った場合は、1着、2着を当てたプレイヤーが1枚ずつ受け取ります。
それ以外のルールはホースレスと同じです。

遊んでみましたが結構盛り上がるゲームでした。オッズカードが4枚出てるスートが以外と健闘したり、オッズカードに1枚も出ていないスートが結局1位になれないときもあったりしました。
カルカッタレースの方が盛り上がりましたが、競り落とせないと見学プレイになってしまいます。1枚のAに複数人(2人までとか)工夫するとより盛り上がるようです。

参考サイト

PAGOT.COM
Wikipedia
Gamblingsites.org
PinkyMcDrinky


2019年6月12日水曜日

3位狙ってだいたい失敗するやつ

「3位狙ってだいたい失敗するやつ」は、
すづきさんの創作ドミノ本「ドミノオリジナルルール集」収録されているゲームの1つになります。
2回ほど遊んでみた感想を書きます。

概要

使用するドミノ:W9(ブランク牌10枚は使用しません)
プレイ人数:3~5人
このゲームではW9のうち、ブランク牌10枚をゲームから除外します。
さらに4人の場合は、ランダムで1枚取り除きます。
ランダムで除かれた牌は全員に公開します。
使用する牌を写真のようにピラミッド状に積んみます。
ジャンケンなど任意の方法でスタートプレイヤーを決めてゲームを開始します。

プレイ方法

スタートプレイヤーから時計回りで牌を必ず1枚取ります。
取らずにパスすることはできません。
取れる牌は、に牌が1枚も乗っていない牌であれば、どれでも取れます。
取った牌は奇数枚目(1枚目、3枚目、5枚目・・・)であれば、裏向きにして自分の目の前に置きます。
裏向きに置いた牌は、ゲーム終了するまで自分を含め誰も見ることは出来ません。
偶数枚目(2枚目、4枚目、6枚目・・・)の場合は表向きにして重ねます。

ゲーム終了

全ての牌がなくなったらゲーム終了です。
ゲーム終了後得点計算します。
得点は牌の目1~9ごとに行います。つまり9回決算をします。
各目ごとに最も多く取ったプレイヤーごとに順位をつけます。
1位は取った枚数に関係なく、その目そのものが得点になります。
つまり1の目であれば1点、6の目であれば6点、9の目であれば9点になります。
2位は取った枚数に関係なく、その目そのものが失点になります。
つまり1の目であれば-1点、6の目であれば-6点、9の目であれば-9点になります。
3位は取った枚数、目にかかわらず10点になります。
もし同数だった場合は、該当のプレイヤー全員がその順位になります。
例えば8の目で、1人が4枚、2人が3枚でタイだった場合、4枚のプレイヤーは8点、3枚のプレイヤーは全員-8点になります。
得失点を集計し、得点が多いプレイヤーの勝利になります。

なかなか面白いゲームでした。
取った牌の約半分を非公開にしているところや、得点配分がこのゲームの良いスパイスになっています。
どの牌を取るべきか悩ましく、1位を狙うあまりうっかり他の目で2位になってしまい、失点を食らうことも。
また3位狙いのつもりが2位になってしまうなど、作者のつけた狙い通りのゲームになっています。
ただ難を言うと、ゲームの中盤で1位が確定するプレイヤーがわかってしまう場合が多く、そうなると途端に消極的なプレーになり、プレイ感もちょっと重苦しく感じました。
2位になると何枚取っても失点が変わらないので、どうしてもあきらめムードになります。
好みが分かれるゲームですが、遊んでみることをお勧めします。
また3人だと必ず全員得失点にからむため、4、5人の方がいいかもしれません
何より貴重なドミノの創作ゲームを考案いただいた、すづきさんにお礼を申し上げたいと思います。
創作ドミノを考案いただき、有り難うございました。

2019年6月1日土曜日

Pagat解析結果ーPart3 年度集計(Analysis Report of Pagat.com)

年度による集計結果です。
年度の集計は表記にばらつきがあるため、世紀で丸めて集計しました。
20世紀が最も多く、次いで19世紀、18世紀の順でした。


地域別にしました。

カテゴリ別にしました。

トランプは14世紀が起源と言われています。
それよりも前のゲームが存在していることがわかりました。

  • Fan Tan(3世紀)
  • Mattis(8世紀)
  • Pishe Pasha(12世紀)
  • Pontoon(12世紀)
上記の年代が本当かどうかはわかりません。
もし本当だとすると、トランプではないものを使い、それが廃れ、あるいは今のトランプになったと思われます。

pagat以外の参考サイト
Wikipedia
Fan Tan https://en.wikipedia.org/wiki/Fan-Tan

2019年4月8日月曜日

Pagat解析結果ーPart2 カテゴリ集計(Analysis Report of Pagat.com))

Pagatの集計結果Part2は、カテゴリの集計結果です。
カテゴリについては、Pagatに設定されているカテゴリ、グループを採用しました。
Pagatのカテゴリ、グループの説明は、「Pagat.comを集計にあたり」をご参照ください。


カテゴリ別の集計


Outplay Gamesが6割以上を占め、次いでHand Comparison Game、Card Exchange Gamesでした。



Outplay Gamesの中ではTrick Taking Gamesが最も多く、次いでMatching Games、Fishing Games、Beating Gamesの順でした。



Hand Comparison Gameの中ではBanking Gamesが圧倒的に多い結果となりました。




Card Exchange Gamesの中ではラミーゲームが6割以上を占め、次いでQuartret Group、Draw and Discard Gamesの順でした。



全体ではトリックテイキングゲームが一番多い結果となりました。


2019年3月23日土曜日

Pagat解析結果ーPart1 大陸・国別集計(Analysis Report of Pagat.com))

Pagatの集計結果Part1は、大陸・国別の集計結果です。
大陸の区分は、「ウィキペディア国連による世界地理区分」を参考にしました。

Pagatトランプゲーム大陸別

ヨーロッパが44%と一番多く、次にアメリカ33%、アジア12%でした。








ヨーロッパでの割合は、イギリスが最も多く、次にイタリア、ドイツ、フランス、スペインの順でした。










アジアでは中国が最も多く、次に日本、インド、インドネシア、タイの順でした。






世界全体での各国のトランプゲーム数・トップ10です。
アメリカが非常に多く、次にイギリス、イタリア、ドイツ、フランスの順です。
日本は全体の12位でした。

2019年3月18日月曜日

Pagat.comを集計にあたり(Above Analysis Report of Pagat.com)

トランプ、ドミノ、タロットなどのゲームを数多く載せているPagat.com
以前より参考にさせていただいていたのですが、今回データを集計してみることにしました。
集計は以下の通り行いました。
  • 2019年1月時点のPagatのサイトを使い、集計をおこなった。
  • アルファベット・インデックスよりトランプゲームを抽出した。
  • 同名ゲーム(表記違い)や異名同ゲームは除外した(地域違いを除く)。
  • 国、年、ゲームのカテゴリはPagat以外のサイトを参考にした。
  • 複数のカテゴリに属しているゲームは、カテゴリにおいて先に述べられている方をつけた。
創作ゲーム、ソリティア・商用化ゲームなどを除き、Pagat.comに1381ゲームが収録されています。
そのうちトランプゲームは1203ゲームあります。
同名ゲームや異名同ゲームを除いた811ゲームを母数としました。

      カテゴリについて

      Pagatでは以下のように大きな5つのカテゴリで区分けされています。
      1. Outplay Games:各プレイヤーは手札を持ち、なんらかの結果を得るのに1枚以上プレイするゲーム。手札の全てまたは一部を使った時点でゲームが終了する。
      2. Card Exchange Games:各プレイヤーは手札を持ち、カードを1枚または複数枚交換する。カードの交換は他のプレイヤー、表向きまたは裏向きの場札と行う。目的は特定のカードを集めるか、カードの組み合わせを作るゲーム。
      3. Hand Comparison Games:実際にカードをプレイすることはせず、配られた絵札を比較して 、どちらがいい手かを決める。またはプレイヤーが勝ったか負けたかをカードの順番で決定するゲーム。 
      4. Patience Games:特定の規則に従ってレイアウト上でカードを移動することによって、カードのパックを順番に並べ替えるゲーム。※本集計では該当なしとしました。
      5. Other Games:上記以外のゲーム。
      また各カテゴリは、いくつかのグループに区分けされています。本集計では以下のように区分けしました。
      Outplay Games
      • Trick taking Games:トリックテイキングゲーム
      • Inflaction Games:トリックテイキングゲームに似ているが、ゲーム中で手札が増えることがあり、各プレイヤーの手札が均等にならないゲーム。(例)ページワン
      • Beating Games:既に出されているカードより強いカードを出すか、出されているカードを手札に加えるかどちらかを行う、手札をなくすことが目的のゲーム。(例)デュラック
      • Climbing Games:既に出されているカードより強いカードを出すか、パスをするゲーム。(例)大富豪
      • Adding Games:特定の値にするか、またはそれを避けるために出されたカードは累積され、その値を加算していくゲーム。(例)クリベッジ
      • Fishing Games:場に出ているカードと同じ値のカードをプレイすることによって、カードを獲得するゲーム。(例)スコポーネ
      • Matching Games:直前のプレイと合ったカードをプレイするか、あるルールに従ってレイアウトに適合するカードをプレイする必要があるゲーム。このゲームの目的のほとんどは、手札をなくすこと。(例)ニューマーケット
      • War Games:プレイヤーは自分のカードを裏向きで山にして置き、一番上のカードを裏返してそれをプレイする。 ある状況では、プレイされたカードは一人のプレイヤーによって奪われ、そのプレイヤーのストックに追加される。※本集計では該当なしとしました。
      Card Exchange Games
      • Draw and Discard Games:ストック(山札)から1枚引いた後、手札から1枚捨てるゲーム。(例)ゴルフ
      • Rummy Games:ラミー。※ラミーは、Draw and Discard Gamesに属しますが、本集計では別のカテゴリにしました。
      • Commerce group:場に共通のカードプールがあり、自分の手番でプールと1枚以上のカードを交換するゲーム。(例)ケンプス、51
      • Quartet group:自分の手番で、望むカードを他のプレイヤーに要求することができ、そのプレイヤーがそれを持っているなら、そのカードを渡さなければいけないゲーム。(例)オーサーズ
      • Card passing games:隣のプレイヤーにカード渡す、または隣からカードを渡されるゲーム。※本集計では該当なしとしました。
      Hand Comparison Games
      • Showdown Games:各プレイヤーの手がお互いに比較され、最高のハンドを持つプレイヤーが勝つゲーム。(例)チョボリ、オープンフェイス・チャイニーズ・ポーカー
      • Vying games:各プレイヤーの手がお互いに比較される前に、掛け金を上げるか、それを望まない場合は脱落するゲーム。(例)ブラグ、ムス
      • Banking games:プレイヤーはお互いに対戦するのではなく、それぞれが特別なプレイヤー、つまりバンカーに対して対戦するゲーム。(例)ポーカー
      Other Games
      • Combat games:各プレイヤーはカードで表される戦闘力を持ち、他のプレイヤーの力を攻撃するために、カードを使用することができる。※本集計では該当なしとしました。
      • Compendium games:2つ以上の異なる種類のプレイメカニズムを連続または交互に使用するゲーム。(例)カナディアン・サラダ
      • Race games:レースゲーム。(例)ホースレース
      • Role Games:カードはプレイヤーに秘密の招待を割り当てるために使用されるゲーム。(例)キャンディマン
      • Miscellaneous games:上記のいずれにも属していないゲーム。

      年の集計について

      年が不明確なゲームを除外して集計をしました。
      年が明確なゲームは全体で39%ほどでした。


      本集計を行うにあたり、サイト管理者であるJohn McLeod氏に快く許可をいただきました。
      この場を借りてお礼申し上げます。